2012-06-10

Day 2 Firenze Italy



2日目。午前中からBellaBoccaで使う食器類を見て回る。2/3ほどは日本でロゴ入りの皿を作ったりしてそろえ残りの1/3をここフィレンツェでそろえる計画。
日本ではシンプルな白ベースのものをそろえたのでこっちでそろえるのは鮮やかな色合いのものや、トスカーナ地方っぽい柄の独特なもの。
どこに何があるかまったくわからないし、二人ともガイドブックをよく読んでないので最初は聞き込み作戦でいろんな店を教えてもらい、それらをすべて回る。
教えてもらった店が全て当たりで、達也と二人で興奮状態で、食器類を買いまくる。
はたから見たらきっと、きゃっきゃ言いながら、新居用の食器を選んでる付き合い始めのゲイカップル。
買い物の合間にティラミスを見つけては食べてティラミス研究も怠らない。
そして午後には満腹状態できのう出会ったイボンヌの店でセッティングしてくれてる試食会へ。そういえばきのう空腹で来てねって言われてました。


オリーブ、バルサミコ、オリーブオイルやワイン、ドルチェまでいろんなものを試食させてくれました。そして試食するたびにどうやってどこで作るかを右側にいる、パウラが丁寧に説明してくれる。こんど来るときは作ってる農家も案内してくれるそうです。
バルサミコも奥が深く、制作過程で5つの樽に移し替えるらしいのですが、その5つの樽の木材の種類がそれぞれ独特の味わいを与えているらしく、年数や使用する樽の組み合わせでたくさんの種類が生まれるそうです。Oak, Ash, Cherry, Chestnuts, Juniperの木がそれぞれ
味のバランスや深み、色や甘さ、強さなどをバルサミコに加えていきます。
5つの木材のミックスやチェリーだけ、オーク材だけで作ったバルサミコもありどれも最高に美味しかったです。特に最後にスペシャルな35年ものを試飲させてくれたのですが
これはもうすごいとしかいいようがないです。

オリーブも全部で75種類あるらしくその組み合わせやチョイスで作ったオリーブオイルをたくさん試飲しましたが、どれも香りがすばらしく濃厚なわりにシンプルで味の多彩さに驚きました。
写真の左はイボンヌのご主人のステファーノ、その隣が彼のお母さんのジェルマーナ。
最後に試食したのがマルサーラという甘いワインをつかった白いティラミス。

今回の旅のミッションの一つ「独特ないままでみたことのないティラミスをさがして、レシピをゲットする」がなんとここで叶えられました。
よく考えたらすごいです。
自分が行った事もないフィレンツェに「トスカーナ地方独特の食器を買って、おばあちゃんが作るユニークなティラミスを見つけてレシピをもらって、マエストロが手作りしてるような照明器具とか装飾を手にいれに行こう!って達也に提案してそれが全て叶いました。これらがBellaBoccaをより最高な店にしてくれるでしょう。

この2日間でたくさんの、たくさんのティラミスを食べ続け、どれも外れまくってフィレンツェのスイーツは全部まずいのかって思ってた矢先だったので嬉しかったです。
食事ははずれなく美味しかったけど、ドルチェはすべて外しまくり。日本のスイーツやデザートのレベルは多分世界一だと思う。こっちで食べるスイーツは悪い意味でアメリカっぽくおおざっぱな乱暴な甘さ全開。
ジェルマーナおばあちゃんの白いティラミスは、そんないままでのティラミスとは比べ物にならなく、きっとベラボッカで人気メニューになるでしょう。なってください。



ステファーノの犬、マルコ。店の中で暴れててかわいかったです。グレイハウンドかな?


それにしてもヨーロッパの空は青い。9時ごろ陽がしずむころは一瞬一瞬青が深く変化していくのでしばらく空を見ててもあきない。日が暮れて帰り道に広場にあったメリーゴーランド。フィレンツェは治安も超よくて夜歩いているのも気持ちがいい。