2012-06-16

"Fishpond" photo exhibition at Grail bar in Nishiazabu


659 x 259 mm  photograph on Hahnemuhle etching paper 


今日は、西麻布のバーGrailで汰久治さんのモロカイ発表会&海人丸プロジェクトイベント
海人丸2号の建造費の寄付を集めるためのイベントに合わせて今日からモロカイ島で撮った写真を数点飾りミニ展覧会を月末までやらせてもらってます。海人丸シンボル木版の原画も展示しています。
僕が作った11年と12年のモロカイレースの映像を見ながら汰久治さんのトークショーという形をとり、モロカイレースの報告とこれからの海人丸プロジェクトのプレゼンテーションを行う。沢山の最高な人たちが集まり、今日もいい出会いが沢山で、奄美からも武照さんが来てくれて久々に会えたし、いろんな人にまた沢山インスピレーションをもらえました。場所を提供してくれた、九場さんを始めGrailのスタッフや来てくれた皆さん、ありがとうございました。
西麻布で飲むことがあったらみんなもよってみてください。

海人丸2号が無事に建造され、より多くの人が海で丸く繋がりますように。


*今回の展覧会での作品の売り上げは、海人丸プロジェクトの動画や写真の撮影や編集、発表、撮影の為の渡航費用等に使用し、より海人丸プロジェクトが沢山の人に伝わるようにしたいと思います。海人丸1号やこれから建造されるであろう2号の記録を撮っていきたいと思います。

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“ Fishpond ”   Photographs by Fujimura, Ikuzo   www.fujimuraikuzo.com



フィッシュポンド:ハワイに伝わる伝統漁法。
モロカイ島では今でも島の人の食料源として使用されている。
潮の満ち引きを利用して魚を獲り、またそこで稚魚を育てる役目も果たすフィッシュポンド。
モロカイ島には島の人々がちょうど食べて行けるだけのフィッシュポンドがある。
「必要なものを、必要なときに、必要なだけ」というシンプルで真の意味で豊な方法。
自然に逆らわず、自然共存する太古の人々の叡智の結晶。
800年以上も前の人が未来の子孫の為に作り、代々受け継がれ、現在も使用されている。
このフィッシュポンドの番人、トニーとカマカニは誇らしげに語ってくれた。
「僕たちも次の世代にこれをきちんと受け継ぐ」と。
僕たちはどうだろう?次の世代に正しい知識、人間力を残していけるだろうか?
どんなにテクノロジーが発展してコミニュケーション手段が発達しても、耳を傾ければ
正しい知識と知恵はもう既におじいちゃん&おばあちゃんが持っています。
風邪をひいたらたいてい薬を飲まなくても、野菜を使って人本来の抵抗力を高めて治せます。
製薬会社をもうけさせるよりも、人が本来もっている人間力、免疫力をキチンと働かせる知恵。
日々の生活で役立てさせる太古から伝わる知識や知恵。
いわゆる「昔の人の言うこと」はズバっと本質をついています。
そんなことをきちんと子供達に説明できる大人になりたいです。
別に、テクノロジーも薬も現代社会に必要で大切なものですから否定してるわけではありません。
昔の人の知恵に真実がけっこうあるので、そこにもう一度目を向けて大切にし次世代に伝えて行こう。
そんな話をモロカイ島でしていました。