In the morning at Tupira Surf Lodge
朝起きて10歩歩くとこのベンチ。
12〜4月のサーフシーズンはこの目の前に毎日オーバーヘッドの波がやってきます。が、それが嘘のような穏やかな透き通った海をみながらコーヒーを飲む至福の朝withツボ爺。
Kumil river map
毎回初日で参加者の体力や漕力をみてグループの機動力がだいたい判断できるので、その夜にテュピラのスタッフ達とアドベンチャートリップやアクティビティーの段取りを話し合います。
2年前に村長のアンドリューと約束したように今回こそタリカパ村に泊まりにいこうとローカル達と打ち合わせるが、どうも村同士の政治的な問題で今回はタリカパに泊まるのは無理らしい。
いづれにせよ今回のメンバーだとタリカパ村から海までのパドル8時間コースや海を渡っていくタブルテ村も体力的にきつそう。どこにしようかと村人達に相談しているとKumil川の中腹、ちょうどタリカパと海の中間地点にあるArforowaという村がちょうどいいんじゃないかという話になり決定!今回のリアルアドベンチャートリップは「アロフォロア村からの川下り」!。
ただ上流部にあるタリカパ村へは道があるのでトラックで行けるが、このアルフォロア村へは徒歩でアプローチするしかない。どのくらいかかる?とドミニクに聞いたところ「すぐだよ、1時間ちょっとくらいかな」との答え。前にも書いたがPNGの人の「ちょっと」や「すぐそこ」は信用してはいけません。視察で来たときも「ちょっとそこだよ」って言われてジャングルの中2時間以上あるきましたから。
ということで「徒歩で2〜3時間くらいかな」と目星をつけてスケジュールをたてる。午後に出発、夕方に村について宿泊後、朝川下り開始で昼ごろゴールの海の近くの橋。というざっくりスケジュール。
今回空港に迎えにきてくれたドライバーのViceの家族がこのアロフォロア村にいるので連絡や段取りもスムースにいって、いざ出発!
ボードを車に積み込み車で行けるところまで行き、そこから徒歩。
次の日は3時間くらいのゆったり川下り。3時間かかる川を川沿いを登るとものすごい時間がかかりますが、上記の地図のように出発地点までショートカットで行けます。
アルフォロア村というのは2年前のクミル川8時間耐久川下りのとき、空腹マックスでメンバー全員が倒れそうになってたころ、川沿いの村人からパパイヤの補給があった場所。
なにをかくそう、この川沿いの村というのが今回泊まりにいくアルフォロアで、パパイヤを持ってきてくれたのがVice。実は彼は第一回目のRATの命の恩人でした!
宣伝:CABBOの長袖ラッシュガードの御陰で快適&虫にもあまりさされず。(虫除けは流れるような汗で速攻とれます)しかもこのシーンにいい感じにとけ込んでます。
やっぱりギアを担いで登るは遊びの原点!
橋があるだけまだましです。
サポートのため一緒にきてる村人たちが「ボード持つよ」って行ってくれますが、自分の道具は自分で。当たり前の原則。だれでもイージーに下れる川なのでこのコースは初級者編ですがSUPを担いであがるこのパートはちょっと難関かもしれません。(*女性&子供にはヘルプがつきます。)が、今後も原則自分のボードは各自に担がせます。
さすがウエちゃん、根性あります!最初から最後まで自分のギアを担いで上がりました!ナイス!なかなか日本の大企業の執行役員クラスでここまでできる人いないですよ。
先頭が「次の交差点で右ね!」って。交差点、、、
この日はSUPに乗っている時間よりも担いでいる時間のほうが長かった。子供のころスキーを担いで山を登ったのを思い出す。結局一生似たようなことやってるんだろうな。
あっと言う間に到着!
ほんとに1時間15分くらいでした。ドミニク疑ってごめん!「すぐそこ」だった。
3時間のブッシュウォークを覚悟してたのでちょっと拍子抜け。
村長のJon一家が歓迎して迎えてくれました。さらっと書いてますが、この「歓迎して迎えてくれる」っていうのが結構感動します。心から歓迎してくれるのが伝わってくるから。
サトちゃんもよくがんばりました!
ついたとたんに歓迎の焼きバナナと焼き魚がでてきました。
すごい実がしっかりして美味しい。
食べたあとみんなで話してると、
狩りの話になり、バイスが自分で作ったライフルを見せてくれました。
銃、弓、槍、スリングショット、、飛び道具が大好きな僕は早速カンを標的にして撃たせてもらいます。
もちろん命中。次回はみんなで狩りに行こうって盛り上がりました。
旅先で出会った人にハンティング誘われる率高いです。
PNG、ハワイ、イタリア、モンゴル、イギリス、、
ゆっくり時間が流れる村で寛いで
ウエちゃんも馴染んでます。
彼はほんとに旅人。どんなことがあっても楽しめる要素を見つけて乗り切ります。
ライスと魚とタロイモとフルーツの贅沢ディナー
アロフォロアの人たちが作ってくれた最高に美味しい食事
二人とも腹へって目がいっちゃってます
僕がRATで一番好きな時間。
見知らぬ村に滞在し村人達みんなで火を囲みながら眠くなるまで語りあう。
海沿いの村とは違い波の音がしないのでものすごい静です。たまにジャングルから聞こえるなんかの鳴き声とパチパチいってる火の音のみ。
「旅行者」ではなく「旅人」しか味わえない贅沢。
今日も最高だった。