Sunset in Loloata island , Port Moresby
旅の最後の一泊は首都、ポートモレスビーから船で10分の距離にあるロロアタアイランドで過ごす。ここは電気、エアコン、温水シャワー、Wifiが全て完備された僕たちにとって久々の近代施設。
このリゾートでゆったりしながらアドベンチャートリップを振り返ってみんなで旅の思い出を語りあうが2〜3日前のことがすでに遠い昔にかんじたりする。
爺さんもここでは絡む村人たちもいないのでのんびり過ごす。
ロロアタでのメインイベントはこの日の夜のサプライズ企画。それは、
ツボちゃん72歳のサプライズバースデーパーティー!(本当は6月なのでちょっと遅いお祝いですが)
島についたときにスタッフにケーキを手配して他のゲスト達も巻き込んで一緒にお祝いしました。毎年PNG関係者で集まって祝ってるのですが、今年はちょうどその時期コロラドにいたので、あえて電話も連絡もせずスルーしてたので本人もびっくり。
涙もろい爺さんはやっぱりほろっと来てました。
そしてそのうれしい興奮が夜もずっと続いていたようで、寝付きが悪くひたすらしゃべって同室のウエちゃんに迷惑をかけていたようです。:)
涙ぐんでます。
それにしても凄いケーキの色。
セルリアンブルーとピンクと茶色のデコレーション。さすがPNG、カラフルですね。
楽しかった旅を爺さんの誕生日で締めて、明日は帰るだけ。
のはずだったのですが、
国際線がまさかのキャンセル。
Gateのまえでコーヒーを飲んでいてあと30分くらいで搭乗っていうタイミングでCancelledの表示がなんの説明もなくモニターに、、
こういう時に見苦しい人がいるものですが、やっぱりここにもいました。
日本人のオバさんが「私、明日から大切な仕事があるから、帰れないと困るの!どういうことか誰か説明して!」と空港スタッフを捕まえては引きつった顔して迫ってます。
「あなただけじゃなく、みんな帰ったらすぐ仕事があるの当たり前だし、わめいても何にも解決しないですよ」って声をかけたのですが顔を引きつらせたままどっか行っちゃいました。笑
幸い僕のメンバーは全員「旅人」だったので「飛ばないものはしょうがない、あきらめて楽しめることを探そう」っていう感じで皆で楽しんでました。
旅は道連れっていうことで同じ便で帰る予定だった政府観光局の仕事で来ていたシャークジャーナリストの沼口麻子さんと合流し、行動を共にする。
結局、ポートモレスビーに一泊し次の日朝一のケアンズ経由で帰国することに。
エアニューギニが用意してくれた宿はなんとPNG唯一の5スターホテル「Airways」。去年阿部首相が訪れたときもここに泊まったように各国の要人の定宿となるこのホテルは豪華でした。
ついさっきまでジャングルで過ごしてた僕たちは一転してラグジュアリーなホテルのレストランで新しいメンバーを迎えて優雅に過ごす。
このシャークジャーナリストの麻子ちゃん、最高に面白い人でみんなでひたすらいろんなことを話あいながら楽しく過ごせたボーナス延泊デーでした。人生をサメに捧げている彼女のいろんな話が面白すぎてあっという間に時間が過ぎる。こういう自分だけの専門を持った人って素敵ですね。
こんど彼女のツテとチョイスでサメの背骨や歯を入手してアクセサリーを作ろうかなと思います。PNG関連で出会う人々は濃い人ばかりでこうやって面白いコラボが生まれるのはやはり「パプアの神」の御陰か。
あとシャークツアーにも参加したい!
予定よりちょうど24時間遅れで無事成田に到着。今回のRATも最高でした。
家に帰るとすぐにメンバーからすごく嬉しいメールが届いている。
サトちゃんからは、
「パプアニューギニアの人たちの温かい心と笑顔に癒され、また頑張ろうという元気をたくさんいただきました!本当に感謝です。
外国人が初めて泊まった村での映画のような空間、SUPでの川下りや海渡り、どれも初体験で毎日ワクワクして充実した8日間でした。
これが旅ってやつなんだと実感できました。」
ウエちゃんから
「アピヌ〜〜〜〜〜ン!!初めてのPNGアドベンチャーは、興奮と感動と波乱と、緊張と、出会いの連続でしたね。今、なんか日本にいるのが不思議なくらいです。
人の原点ってなんだろうな〜って、それぞれの村の方々とふれあう事で回帰できたことも良かったし、彼らと一緒に生活できたことで人間シンプルが一番って肌でいろいろ勉強させて貰いました。めっちゃGood tripでした!!」
(両方貰ったメールそのまま使わせてもらいました)
ツボ爺からは相変わらずヘンな電話が、、
僕もみんなと旅できて光栄です。最高の9日間でした。是非また一緒に行きましょう。いろんな感動がPNGにはありますが、リピーターとなり再度訪れるとそこに「再会する感動」が加わります。
Tenkyu tru!