Shodai's Kesho-mawashi design
"The Wooden fighting fowl"
今回は化粧回しそのものが遠目でも引き立つようにと同系色でまとめつつ、木鶏が浮き立つようなクリーム色を背景した。"The Wooden fighting fowl"
馬簾も輝きを少し押さえ気味にしたシャンパンゴールドとシルバーグレイという指定にしましたが、いい感じに仕上がってました。
color samples of materials
Finished piece
"The wooden fighting fowl" close up
色指定通りに糸を染める時間がなかったので、ありものの糸の中から色を選ぶ。
背景のグラデーションも時間の制約から織りでの表現ではなく染めでおこなうことに。
Finished piece
"The wooden fighting fowl" close up
今日で3連勝!がんばれ!
字体がちょっと変わっていたり、背景が染めになってしまいましたが、いい出来になったと思います。横浜高島屋さんの仕切りで京都の職人達を総動員してくれたおかげで納期にも間に合い、木鶏会の方々や正代さんも気にいってもらえたようでほっとしました。
本当に無念なのが木鶏会の中沢会長が急遽お亡くなりになり、完成した化粧回しをお見せできなかった事。デザイン画を見てから出来上がりを楽しみにしてたのこと、残念でなりません。
木鶏会会長であり、医者であり、よき父、指導者であった中沢会長。僕の目標でもある「生涯現役」を文字通り貫き、医療の最前線で最後まで現役でした。
俳句などの芸術方面にも造詣が深く、僕のような若造にも敬意をもってきちんと接してくれる懐の大きな方で、立ち振る舞いからは常に粋なダンディズムが滲みでている、ほんとにスーパーマンのような方でした。
兄貴のように慕っていた俊二先生もそうでしたが、会長にもなにかと気にかけてもらって、ものすごくお世話になりました。
中沢親子から教わった数々の大切なこと、一緒に過ごした楽しい時間は僕の宝物です。
本当に光栄なことで心から感謝です。
お二人は心の中でずっとこれからも生きています。