2016-07-15

PNG Adventure Trip report #3 "Making Coconut Oil !! "

 When you are thirsty in PNG
喉が渇いたら登ってココナッツ!





「ココナッツオイルをゼロから手作り教室!」

前回タリカパ村のアンドリューが持ってきてくれたココナッツオイルがあまりにも素晴らしかったので今回は、ココナッツオイルの作り方を村人に教わってみんなで丸一日かけて体験してきました。さらに自分たちで作ったココナッツオイルと蜜蝋でナチュラルキャンドルも!


Yeah! PNGココナッツオイル作りクッキング教室始まり!この時はこれから5時間もかかるとは知らず午後に他の村に行く予定を組んでました、、オイル作りナメてました、すみません。材料を持って離れ小屋へ!



日本で売ってる100%ナチュラルなココナッツをそのまま使用してます!的なココナッツドリンク、、あれ本物飲んだ人にはわかりますがnothing like the real one and so far from it..

こうやってスパッと割って飲むココナッツは最高に美味しく、体に水分が沁み渡ります。
ちなみにこの段階にするまで結構大変です。

トップの写真のように木に登り実をとってきて、その間にそこらへんの木の太い枝を両方鉈でとがらせた杭を作り地面に立て、分厚い皮をその尖らせた杭に刺しながら汗だくになって剥きようやくこの状態になります。一般的な日本人だとここまでの段階ですでに怪我するか熱中症になってると思います笑。

僕たちが喉が渇いたら自販機で100円入れてドリンクを買う便利さと引き換えに手放した身体能力。喉が乾くたびにこれをやってたらそりゃ腹筋割れますね。村人は皆6パック!



飲み終わったココナッツの実を2時間ほど乾燥させ、削り取りボールに山盛りにしたのが原材料。このスクレイプドしたココナッツに水を足して浸し、絞ってココナッツミルクを作ります。絞ったココナッツにまた水を足して絞って、、これを3〜4回繰り返します。

BTW、奥の人のI LOVE Papua New Guneaのハット欲しい、、


今後のアドベンチャートリップ、「ココナッツオイル&キャンドル作り体験会」は非常に
キラーコンテンツになるのでやり方を全てメモります。

自分で作ったココナッツオイルって最高のお土産!美味しいし香りはいいし肌に塗っても食べても最高。何よりも物語が詰まってます。どんな高級なものよりもリッチ。

当たり前に無農薬、化学系保存料無添加の完全オーガニック&ナチュラル。本当に豊かですね。

以前モロカイ島のフィッシュポンドの守り人が言ってた言葉を思い出します。
「必要なものを、必要な時に、必要なだけいつでも採れる俺らはスーパーリッチなんだよ。お前らは冷蔵庫で保存しなきゃいけないだろ、かわいそうだよね。冷蔵庫が必要な暮らしって本当は貧しいんだよ」って。


ミルクを絞り終わったら、ストレーナーで漉します。このココナッツミルクだけでも香りがすでにもう最高で作っていた手や腕もすべっすべになりました。






火の番してるナナちゃん。
そしてこれを4〜5時間グツグツ煮ます。ちなみにココナッツの皮は乾燥させるとものすごい着火剤になります。木、枝、液、実、葉全てくまなく利用しそれが衣食住全てに役立ってるココナッツはまさにこの地の命の源。



焚き火の中にほおりこんでおいた焼き石をたまに鍋の中に入れて急激に沸騰させかき混ぜて、オイルを分離させていきます。

この時点で結構時間が経ってたのでこの日予定していたタブルテ村訪問は明日に延期!





ミキさんが鍋を見てる間に、そろそろキャンドル作りの準備。湯煎の道具をビールの空き缶で製作中。



ほぼ半日煮込んで完成!鍋を覗くとオイルとそぼろのようなものに分離してます。


これを丁寧にオイルだけボールに注いでココナッツオイルの完成!!


オイルをとって残ったそぼろ状のものはものすごい甘みが凝縮されたココナッツジャムのようですごく美味しい!!

パンに塗って食べたら最高なジャムですね。こっちもタリカパトロピカルで将来商品化したいな〜。今までに食べたことのないような新鮮で自然な甘み、南国の要素がぎゅっと詰まったような美味しさでした。ココナッツミルクが再凝固してオイル分が抜けたものなのでしょう、なんて呼べばいいのかわからないですがついつい沢山食べてしまいました。

僕たちが何かやってるといつの間にか村人が集まってきてこんな感じになってます。この時もタイミングよく皆やってきてココナッツジャムをみんなで食べました。






ここからはキャンドル作り。
日本からトモちゃんが持ってきてくれた蜜蝋と作ったばかりのココナッツオイルを湯煎して同じ温度にします。その後、湯煎したままこの二つを混ぜてかき混ぜる。


竹、空き缶、ペットボトルなどその場にあったもので即席の型を作りそこに天然ココナッツオイル入り蝋を流し込む。





すっかり夕方。みんなお疲れ様でした!


村人も興味深く見てやり方を覚えてくれました。あとは蜜蝋を村で作れれば全ての材料を天然で村で作れます。近い将来TUPIRAブランドのココナッツキャンドルがサーフロッジで販売開始!?
その利益が村に作る幼稚園になったり、村人の薬などの購入になります。些細なことですが、こういうことがサーフィン/SUPを通して自然を壊さない持続可能な観光業になり、きちんと土地の人に利益が還元される好循環を産みす手伝いになればと願います。テュピラは、現代社会で心も体も病んだ僕たち日本人が忘れかけているマインドの豊かさと人間力に触れらる大切な場所。彼らから学んだり得た大切なものへの感謝の気持ちとして少しでも恩返しができたらと思ってます。


ココナッツキャンドル達。







次の日の夜、自分たちで作ったココナッツキャンドルに点灯。ものすごい達成感と充実感に満たされみんな無言でしばらくこの炎を見てました。


今月下旬に今回のトリップの打ち上げを兼ねて今までPNGトリップに参加した人で集まって久々の「パプア会」をやろうと思ってます。その時のじゃんけん大会の賞品は今回作った完全ナチュラル、ホームメイドなココナッツオイル!
日時や場所が決まったらまたみなさんにお知らせいたします。