37歳という若さで亡くなってしまった時天空。
力士としても素晴らしかったが人間として男として大好きでした。
あの強い目力と「ニコッ」と音が聞こえてきそうな笑顔に会えないかと思うと本当に寂しいです。
土俵の上ではものすごい気迫がにじみ出て、多彩な足技もあり、存在感が抜きん出ていたと思う。が祝勝会やパーティーの場では人の懐にすっと入り、独特のユーモアのセンスと話術でいつも場を和ませていたチャーミングな人柄がよく出ていた。豪快に見えても一緒に食事している同じテーブルの人みんなに細かく気を配っていました。どの面をとっても男として見習うべきところが多々あり年下ながら尊敬の念を持っていつも見ていました。
元から面倒見の良かった彼は引退後、良き指導者として後輩達に的確なアドバイスをしていたそうだ。礼儀を重んじる時天空らしく「結構厳しい」と周りから聞いたこともあるが、もちろん愛のある厳しさだったと思う。
モンゴルに行った時は彼のご両親や親戚の方々に大変御世話になった。大草原の中にポツンとあるゲルの中で客人である僕たちを暖かく迎えてくれた方々は皆、時天空のように、おおらかさと迫力、厳しさと優しさ、強さと繊細さを持ち合わせていたのが印象的だった。時天空の人柄というか懐の深さの所以を垣間見た気がして納得したものだ。
たくさんの勇気と感動を与えてくれて本当にありがとう
ご冥福をお祈りいたします
R.I.P.