Arforowa village
PNGの環境にもSUPにも皆が慣れてきたところでいよいよメインイベントのアドベンチャートリップ!
だいたい最初の1〜2日で皆の体力や趣向を観察し把握できたところで2日目の夜あたりにアドベンチャートリップのルーティングを発表します。参加者の体力に合せたルートをその場で作り実現できるのもテュピラ近辺の村々の協力があってこそ。(以前リサーチトリップでテュピラ近辺の沢山の村を訪れ村長達に話を通しています)
今回は、
1日目:タリカパ村に車で行そこから川下りでアルフォロア村に一泊
2日目:川下りで河口までいきタブルテ村に一泊
3日目:タブルテ村からテュピラにダウンウィンド
という2泊3日の計画を立てました。
早速テュピラボスのサイモンにこのトリップ予定を伝え、各村に連絡&段取りをお願いしたところ、、、タリカパ村に行く道が木が倒れて車が通れない&今回はタブルテ村に宿泊は難しいとのこと。
なのでプラン変更!
1日目:ボードを担いでアルフォロア村までハイクアップし村でゆっくりしたあと宿泊
2日目:クミル川を海まで下る
というシンプルプランに。
まあ、これでも十分冒険度あります。
トラックにボード&ギアを積んで出発!ブッシュの入り口までは車で送ってもらいます。
最初は歩きやすい広い道も
だんだん生い茂ってジャングルっぽくなり、、
ひたすらこんな感じになるので、
参加者にはアドベンチャーっぽい雰囲気を味わってもらえたのではないかと思います。
「道が塞がってるんですけど、、、」
「くぐって進みましょう!」
自分の道具は自分で運ぶ!遊びの基本ですが、女性や子供に限り村人のヘルプがつきます。もちろん自分でできるところまではがんばりましょう。
at Arforowa village
アルフォロアに到着!近い距離でもジャングルの中を歩いてくるとちょっと達成感ありますね。
さっそく捕れたての魚や野菜で歓迎してくれます。特性スープは何がはいってるのかよくわからなかったけど、出汁がきいていてものすごく美味しく汗だくになった体に染み渡ります。どの村に行ってもこうやって温かく受け入れてくれて村人の暖かみと心の豊かさを感じる。
ムっさんはビートルナッツ(現地の噛みタバコみたいなもので口の中が真っ赤になります)に挑戦。
みんなも挑戦!
のどかな小さな村の広場で日が暮れるまで村人と一緒にまったり過ごす。
ところで、、
「今度来る時はヘッテン(頭に付けるミニライト)を持ってきて一緒にハンティングに行こう」とバイスに言われていたのをすっかり忘れてました。
会うなり彼に「ヘッテン持ってきた?」って聞かれて、忘れたことを伝えると残念がるを通りこしてちょっと機嫌悪くなってました。夜の間中「ヘッテンあったら今頃ハンティング一緒にいけたのに!」って何回も繰り返し言ってきました、、
こんどは忘れずに持って行きます!
次回のオプションツアーは「真夜中のジャングルの中で狩り」。
もちろん希望者のみで完全自己責任ですが(笑
個人的にこの旅でいちばん好きな時間。
晩飯の後、PNGコーヒーとPNGタバコを楽しみながらたき火を囲んでみんなで語り合う。
みんなでしっとり話し合ってるとなぜか感極まって突然泣きだすあさみちゃん、、、一同びっくり!そんなのをまったく無視してGoproで「え〜 食後にみんなでたき火を囲んでま〜〜ス」と実況ナレーション入れながら自撮りしてるモっさん、それを温かい目でみている村中夫妻。結構シュールです。
全員個性強い&マイペースで好き勝手やってるように見えるけど、なぜかチームとして調和が取れてる最高なメンバー構成。
就寝。
女性陣の部屋の写真を翌朝見せてもらったけど超笑える。だれも蚊帳を釣っていない、、面倒がらないでちゃんと釣ろうよ!ふ化する前のエイリアンが並んでます。
朝、タバコ畑を見せるよって散歩がてら村長のジョンが連れて行ってくれました。
今年は異様に雨が少なかったらしく不作の果物や野菜もあったらしいですが、彼らの大好きなタバコとビートルナッツの畑はきちんと手入れされてました。こういうところは結構彼ら几帳面です。
ちなみにジョンがつけてるフィッシュフックは前回プレゼントしたもの、気に入ってくれたらしくいつも付けてるそうです。
この天然のタバコはほんとに美味しい。10年前にタバコをやめてから一切吸っていなくタバコの匂いも大嫌いになった僕ですが、PNGにきた時だけはこの100%天然のタバコを吸ってます。これを吸うといかに普通に売ってるタバコが化学品まみれかっていうのがすごいわかります。なんでも自然のものは美味しい!
朝ご飯を食べた後いざ出発!
のんびりと流れる川をゆったり下ります。ジュラシックワールドみたいな雰囲気。
だいたいアロフォロアから海まで14〜5kmのショートコースですが休憩を多めにとりゆったりと時間をかけて無理なく進みます。
それでも慣れない人にとってはちょっと疲れますので、途中魚や野菜の差し入れも入ります。河原で休憩して食料に貪りつく、、なんとなく馴染みのある光景、多摩川80km思い出します。遠目でみると普通ですが、
近寄るとこんな光景です。大きなタッパから鷲掴みでガツガツ食べるワイルドなお二人。
やっぱりマイペース&マイワールドなモっさん。「今日はワニの視点から撮ってみようと思いまーす」と休憩中もGoproでひたすら撮影。とにかく彼女の御陰で1週間笑いが絶えなかった。
この川を下ってると必ず誰かと再会する。
ウェラカカワの村の近くで遠くから「イクゾーーー!」って名前を叫びながらこっちに走ってくる人がいると思ったらレジーナでした。(PNGの人はすっごい目がいいので遠くからでも顔の表情も全部見えるみたいです)
彼女は初代テュピラのキッチンスタッフ。3年ぶりくらいの再会で感激でした。
当初は河口の近くにあるタブルテ村にこのまま泊まる予定でしたが、トラックに迎えにきてもらってテュピラに帰ります。結構みんな疲れていたので結果的にはプラン変更してよかったかも。
ベースロッジに帰ったら速攻みんな死んだように爆睡。炎天下の15km、4時間半の川下りは結構体力つかいましたね。
みんなが休んでいる間に波乗り。来月から本格的なサーフシーズンの到来するテュピラですが、すでにうねりが入ってきて毎日遊べるサイズはありました。平均肩、たまにセットでオーバーヘッドくらいのファンウェーブ。
元気なモっさんは夕方ずっと釣り。
つづく
明日はタブルテでサーフィン&ダウンウィンド!