Kids' Origami workshop at Tabrute village
「村の子供達と交流したいっていう理由で参加でもいいですか?」
以前開いていた青空アート教室に興味を持ってくれて、このツアーに参加してくれたあさみちゃんからの初めてのコンタクトがこの質問でした。「もちろんウェルカムですよ!」
旅好き/アウトドア好きな人が集まりそうないろんなウェブサイトにてアドベンチャートリップの告知をしてるのですが今回の参加者の半分はそんなネットからの応募でした。
教育学科の4年生で来年から小学校の先生になる彼女もその一人。
来年から小学校の先生になるあさみちゃん
で、彼女が提案したのが「折り紙教室/大縄跳び大会を通しての子供達との交流」。
メンバー全員が「いいね!やろうよ」とさっそく作戦会議。
「なにを作ってもらおうか?」鶴は?むずかしいんじゃない?じゃあPNGの国鳥の極楽鳥は?っていうか誰か鶴の折り方覚えてる?えっ?、、
折り紙を大量にもってきたあさみちゃんも実は知らず、、
夜中にみんなで折り紙大会。無言でひたすら色々と作る。純ちゃんが鶴の折り方を思い出し、そこからユキさんが改良を重ねてなんと極楽鳥を編み出しました。
極楽鳥 byユキさん
これだ!明日はこれで行こう!と満場一致で消灯&就寝。
折り紙教室一発目はとなりのMeiwok村。(僕の後ろでドミニクも真剣に作ってました)
あさみちゃん主導で他のメンバー皆がサポートして開いてきました。僕は子供達を集めて彼女を紹介しただけであとは任せっきり。こうやって参加者が主導でプログラムを展開してくれるのは本当に嬉しい事です。ほかのメンバー達も楽しんでくれてみんなで作った感が満載でした。
モっさんはどの村に行っても人気者。一人一人に丁寧に教えてました。
折り紙の後は大人も子供も入り交じって大縄跳び大会(エンドレス)。
Origami at Taburute village
これはタブルテ村での折り紙教室。
子供達がわからないところはメンバー全員が協力してくれ丁寧に折り方を伝えられたので皆楽しみながら作ってました。それにしてもこっちの子供達の集中力はすごいです。子供達が作ってると大人達もやってきて結局村人みんなで作ってるのもいいかんじ。
結局、途中から極楽鳥は難しいということでただの鳥にしました。ユキさんが知ってた折り方でなんと尻尾をひっぱると羽が羽ばたく鳥。僕も初めて知りました。
作った鳥を羽ばたかせてます。
真剣にあさみちゃんの折り方をみてる村長の娘、メアリー。
僕も子供達と一緒に作ってました。
この尻尾をもってひっぱると羽が上下にうごきます。
@ Alfaloa village
クミル川の中流にあるアルファロア村でも開催。子供たちの数はすくないけどみな楽しんでました。訪れた全部の村でみんなでいろいろと作ってきました。
あさみちゃんのナイス企画!村人も参加者も皆一緒に楽しめました。ほんとにありがとうね。
夕日の中子供達と遊ぶあさみちゃん。
今回の旅で経験したいろんなことが彼女の卒論に書かれるそうです。出来上がったら読ませてくれるそうですが、どんな卒論になるか楽しみ!こんどのPNGのイベントでも発表してもらおうかな?
このあたりの自給自足の村で育った子供達は、何をやっても各々がすぐに協力体制を自然にとるチームワークみたいなものがあります。たとえば「さあ終わり!片付けようね」と言ったら何も言わなくても役割分担を自然にしてそれぞれがシステマチックに動きます。もちろんいじめもなし。
村長を中心にして完全な縦社会で成り立っている自給自足の村社会の中、大自然のなかで教育されてる子供達は逞しく優しい。たった1週間とはいえ未来の先生がここでなにか感じてそれを日本の学校で活かしてくれたら嬉しいですね。
まあ「怒る」と「叱る」の区別もつかないようなモンスターペアレンツを恐れながらびくびく教壇に立って、なんの役にもたたないようなお勉強を教えなきゃいけない日本の先生も大変だろうなー。日本語も満足にしゃべれないうちから英語教えたり、、いきなりリズム感だ!個性だ!とかいってダンス教えたり。なんだけど、物事の本質だけは教えない!みたいな。
子供の一番の教育は自然の中での遊び!遊んでるうちに学ぶことのほうが社会にでて役立ちますね。遊びの下手な大人が多い世の中でこれは難しいかもしれないけど。
あさみちゃん、未来の先生がんばれ!