Portrait of Horiguchi,Shinpei Professional Surfer Jan 31st 2012
パプアニューギニアから帰ってきて、えらく体と頭と心の調子がいい。仕事も制作もはかどる。体のパフォーマンスもあがってる。スケッチで描く線も勢いがあり、作業もはかどり、夕方ジム行ったときも毎週火曜日にトレーニングみてもらってる望月さんとのマスボクシングも最高調子よかった。相手のパンチが全部見えた。
大自然の中で、太陽とともに起きて、自然の物を食べ、ココナッツの天然ドリンクを飲み、波にのって、暗くなったら寝る。そんな生活を1週間もつづけたおかげだろう。
人が本来持っている野性がほんのちょっとだけ戻ってきた。そんな感じです。
都会で生活していても、本来人が持っている野性を忘れずに、自分にあったバランスを見つけていきたいです。
野性とか自然とか文明とか、っていう話をどうしても一緒に熱く語り合ってしまうのが、先週パプアニューギニアで一緒だったしんぺい選手。独自のポジションを築いてサーフィンだけで食べている数少ないプロ。
つい2〜3日前まで、しんぺいと向かい合って刺すような太陽の光の下で裸でココナッツを一緒に飲んでたのが、今日はランチでガーデンプレイスのイタリアンでパスタを向かい合って食べてる。
すごいなー現代社会って。ジャングルにいたと思ったら、次の瞬間には恵比寿。昼休みのOLやサラリーマンにまじった真っ黒な僕ら二人はちょっと浮いてたけど。
さらにしんぺいは明日からハワイ。
そんな、しんぺいをふと見るとすごくいい顔をしてたので、そのままランチのあとにアトリエに来てもらってぱちりと撮影。しんぺいは男前なので、なにをやっても絵になり、だれが写真にとっても様になる。なので、あえてまっすぐにポーズもなにもなしで、まっすぐ正面からのストレートなポートレイト。パプアニューギニアで野性を磨いて、マインドがニュートラルになり、これからまたノースでビッグウェイブに乗る、そのちょうど中間な今日。表情にも静かーな躍動感があったような気がします。その空気感を写真におさめたかったのです。そんな一枚でした。