2011-11-04

CD jacket Tom Freund

  CD jacket graphic for Tom Freund "fit to screen" 2009



この間、20代前半の連中と話していましたが、音楽の話になり、僕が「B面っぽい曲」といったところ、誰もそれが何を意味するかわかりませんでした。よく考えるとあたりまえですね、今の世代はB面に触れた事がない。レコードやカセットテープで育った僕としては、ちょっと寂しい。レコードからカセットにダビングするときに、レコードのA面最後がカセットの最後で切れたりした経験もないのでしょう。オートリバースのラジカセが出てきたときに「もうこれでカセットをひっくり返さなくてもいい!と感動したこともないのでしょう。ミックステープを作るときにB面の一曲目が腕のみせどころ!っていう感覚もないのでしょう。無理してハイポジションとかメタルポジションのカセットかったけど、そんなに音の違いがわからない!経験もないのでしょう。
まあ、そんな経験しなくても、まったくもって問題ないですが。

最初にCDを見たときは、まじか?って感じでしたね。こんな円盤に音楽がはいってたまるかと。
で、気がついたら、そのCDのジャケットのデザインとかしてます。
これは2009年に出たTOM FREUNDのCDジャケット。フジロックのホワイトステージにも出てました。
http://tomfreund.com/
曲調は西海岸らしい、メローなサーフ系アコースティックなかんじです。トムのあったかい人柄も音にあらわれてます。

トムとジャケットのアイデアをどうしようか話しているときに、「最近はどんな仕事した?」って聞かれて、「そういえばこの間、ゴリラの顔をおっきく力士の化粧回しにしたよ。」っていったら、化粧回しってなんだって話になり、その化粧回しの写真をみせたら、おーー!じゃあアルバムはこれに対抗して、ゴリラの力士にしよう!って。タイトルもFit to screenだから、なんかそんなかんじでおねがい!。
打ち合わせなんて、そんなものです。それで出来上がったのがこれ。
盤面も凝ってこんなふうにしました。

今日は、午前中は、林君の新事務所の工事前の解体作業を手伝いにいって、いい汗をかいた。林君と一緒にひたすらハンマーで壁のコンクリのでこぼこを落とす。おかげで今日はジムでトレーニングしなくても大丈夫なくらい運動量を確保。
午後はいよいよ来週から始まるNYでのジュエリーショー用の映像をつくった。我ながら良い出来。そしてこれから最後の打ち合わせに行ってきます。今日もいい一日でした。