しばらくは11月末まで表参道NALUcafeにて開催している僕の写真展の作品を紹介していきます。
Power spot #1 Joshua Tree N.P.
そう。1987年、U2のアルバムのタイトルにもなったジョシュアツリー。中学生の時に聞きまくっていた。カセットテープで。いままでアルバムを通しで何枚回聞いたことか。この前のアルバム「焔」も好きだし、この後にでた「Rattle and Hum」も好きだけどやっぱりU2のマイベストはJoshua Tree。そんなガキのころアントン・コービンの撮ったジョシュアツリーの写真に強烈に衝撃をうけました。どんな衝撃かはまだ子供なので、もちろん言葉であらわせません。が、この場所にいつか行ってみたい。とwhere the street has no name を聞きながら思ってました。それからはや24年。いまだにこのアルバムをよく聞いているのに、すっかりそんなことも忘れてた今年の5月、サンタフェからLAに一人でドライブしてる途中、ブライスを出発してつぎにどこによろうかなーと飯をたべながらダイナーで地図を見てると、、、Joshua Tree 発見!一人でプチ興奮状態で昔の思い出が洪水状態。頭の中でエッジの奏でるディレイがかかりまくったリフがぐるぐる。高まる気持ちでジョシュアツリーナショナルパークへ。
LAから東に240km行った南カルフォルニアにある国立公園。公園といってもただの砂漠みたいなところです。モハベ砂漠。
インターステート10を降りたあたりの案内所でナショナルパークの地図とガイドをもらう。沢山のトレイルが、、そのまま公園内に車でいって、2日間一人トレイルラン、トレッキング、ロッククライミングと朝から日が暮れるまで思いっきり遊びました。だーれもいないのでトレイルを裸で太陽の光と乾いた空気を全身で感じながら駆け巡る。(短パンはもちろん履いてます)パワーをつかってもつかってもまたパワーが湧いてくる。そんな僕流勝手なパワースポット。
そして、広大な土地のほとんどが砂漠っぽいかんじにジョシュアツリーや巨大な岩がごろごろした地球ばなれした景色。まさに子供の時にU2のジャケットを見ていろんな思いを馳せていた地。
大自然なのにものすごく静。普通、自然の中にいるとうるさいくらいいろいろな鳴き声や音がするのに。風もなくたまに動物が動くカサカサっていう音がものすごく大きく響く。観光客も一日いて何人にしか会わない。トレイルを歩いてるときは全く人に会わない。
巨大な「静」につつまれてるけど躍動感を感じる土地。
殺伐としてるけど、ものすごく懐が深い暖かみを感じる場所。
そこに一人座って、なにもせず、ただぼーっと景色をみている。
そんな時に撮った写真です。