near Ubud ,Bali march 2011
もう何回行ったか、数えるのをやめたバリ。最初に行ったのはほぼ20年前。まだクタのほとんどの道が舗装されてなくて、ほこりっぽく、ウブドも(最近のおしゃれな人はちゃんとウブドゥって発音しますね)まだオフビート感満載だったころ。そのときですらそこに漂流して居着いたヒッピーくずれに「お前、来るの遅かったな」とか言われたけど。
最初に行ったときは自転車でほぼ島を一周。ちょっと奥に行くと小さな村があったりして、村人と立ち話を始めると、「飯くってけ」となり、食べ終わると「泊まってけ」となって、ただで泊めてくれたことが何回かありました。そんなこんなで自転車で回りました。こんな景色をずっと見ながら。
この写真は去年、PNGの政府観光局の山田さんの結婚式がバリで行われたので行ってきたとき。
ALILA MANGISというバリの東のほうにあるリゾートで行われました。クタリーフで地元に住んでる友達と何日かサーフィンして、そのあとハッシーと合流して、彼が経営してるウブドのスパ,マタハリ(ここは最高です。ウブドにいくなら是非。超おすすめ)に泊まって、それからalilaへ。式が終ったあとは、旅ライターのヌマさんとハッシーとまたウブドへ。その途中でとった写真。プチロードトリップ状態で車のまどのそとを流れる景色をみながら、一番最初に自転車できたウブドを思い出す。
道具。
道具とかにこだわるのは大好きです。でも同時に「弘法筆を選ばず」的考えも大好き。どんな物を作りたいか明確なビジョンがあれば道具とかは意外となんとかなることも多い。ようはどんな写真を撮りたいか。どんな空気感を切り取りたいかをしっかり自分がもっていれば、コンパクトカメラでも、全部マニュアルで撮ると結構意図したものが撮れます。lumixのDMC-LX3という4〜5年前のコンパクトカメラ。この写真もこれで撮りました。
もちろんライカとかでとるものには到底かないませんが。ポケットに乱雑に入れることができる最近の性能のいいコンパクトデジカメでも結構がんばれます。
ただ、サーフィンは下手なので道具におもいっきり頼ります。最新の道具とかリサーチするのがもう既に楽ししいです。
よく海外にサーフィンしに行ってるので、サーフィンうまいんだよねってみんなに思われるのですが、逆です。本当にうまかったら日本で十分乗れます。うまい人はどんなに混雑したポイントでもきっちりいい波を沢山もってけますので。混雑していないパワーのあるいい波でおもいっきり練習したい。だから海外。
この間パプアニューギニアでびっくりしたこと。最終日に波乗りしてたら、いつの間にかフィンがリーフにぶつかってなくなってる。しかもそれにも気がつかず乗っている。しんぺいに言われて初めて気がつく。
そして、夕方にどうせ、最終日だから、多少板が水ふくんでもいいやと、そのままフィンが一個ないままサーフィン。
正直乗っててフィンがないのもわかりませんでした。あんなにフィンを選ぶときにサーフショップの店員の話をきいたり、いろんなフィンの性能を調べたりしたのに。フィンの微妙な形や性能以前に、一個なくなってもあまり気がつかない自分。ましてや、そのフィンの性能の違いに気がつくほど自分はうまくなかったらしいことを発見。こんどから、フィンを選ぶときだいぶ気が楽です。ついていればそれでいいんです。