2012-02-10

Sumo wrestling 化粧回し 双大竜

design for Soutairyu's ( double head dragon ) Keshomawashi (sumo wrestler's ornamental apron )

with Soutairyu, on the day of its delivery

化粧回し第3弾。これも木鶏会から依頼をいただいた双大竜関の化粧回し。本来四股名を横にいれるのですが、あえて図案の中に隠し文字としていれ、画面全体でのインパクトにこだわりました。背景の緑を厳選したかいがあり、いい色で仕上がってきました。依頼を頂く木鶏会のかたにも感謝ですが、実際に制作してくださる、京都の絹屋昌庵の坂根さま、いつも無理を聞いてくれてありがとうございます。
なんでもハイテク機械で作れてしまう現代ですが、手作業で作ったものの奥の深さや出来の良さをあらためて感じます。べつに機械でつくる物を否定してるわけではないです。むしろ便利な機械やMacとか大好きですから。服も大量機械生産のユニクロとかギャップとかお世話になってますし。両方のバランスを大切にしていきたいですね。

そういえば、10年以上使っていた愛用の電動ひげ剃り。
そう、僕は物持ちがいいです。さっきも使ってた製図用の定規なんて、学生のときから使ってます。ウェットスーツとかも、8年くらい使ってるのあります。服はよれるまで着て、よれたらトレーニングの時にきて、さらにぼろぼろになったら、作業着にして、絵の具まみれになったら、ぞうきんにして、筆ふきとかにする。最後まで使い切ります。

話がそれました、電動ひげ剃り、シェーバーって言うんですか、それを朝使いながら、まりこに「このひげ剃りもう10年以上つかってるんだけど、まだ全然調子いいんだよねー」って行った瞬間、手を滑らせて落として壊しました。
ショックでしたが、タイミングが面白すぎて笑っちゃいました。
そして、先週末、ちょうどカメラのレンズも見たかったので、大好きな有楽町ビックカメラへひげ剃りを買いに。
行ってびっくり、品揃えのすごいこと。いったいひげ剃りになんでこんなバリエーションがあるんだっていうほどありました。まりこと二人ですごいねーって圧倒されてると、
店員が「どんなひげ剃りをおさがしですか?」って。
どんなって、ヒゲが剃れるひげそり。
「このタイプだと、濃いかたでも深剃りできて、、、」
「そんな濃くないです、どっちかというと薄いほうです」
「それではこのタイプだと、肌が敏感なかたでもひりひりしなくて、頭でも剃れますよ。」
「肌、丈夫です。」
「じゃあ、このタイプだと、ヒゲが柔らかくても根元から剃れます。頭もこれで剃れますよ。」
「じゃあ、それ下さい。頭は剃りませんけど」
と、なぜか頭を剃ることに執着のある店員に進められるままに買った新ひげ剃り。ちょっとHRギーガーのエイリアンっぽいデザイン。
使ってみるとこれはすごい。軽ーくあててるだけなのに、つるつるに。いままでおもいっきり押し付けてたのが嘘のよう。ヒゲを剃る。そんなシンプルなことでも、ここまで進化するんだと感動しました。