business card design for Bridge Tax Co
税理士のふーちゃんからの名刺デザイン依頼。
クリエイティブ系、アパレル系や飲食系だとおもいっきりデザインで遊んで個性を演出できますが、信頼と正確さが大切な職業だとそうもいかないです。
が、彼は堅い職業なりにその中で個性を表現しつつ名刺交換のときにインパクトを与えたいのでいつもいろいろと依頼してくれます。
信頼性という枠の中でできるマックスの遊びの表現。今回はそんな名刺にしました。
ものすごいシンプルにして、ロゴマークなどのグラフィック的要素をゼロにして「デザイン」をしないデザイン。ただ名刺交換して手に持った瞬間ものすごいインパクトがあるように、ディティールは凝ってます。
プリント内容を超シンプルにして、そのぶん紙や印刷方法を厳選したミニマムデザイン。サイジングもミリ単位で考えて、ネイビーブルーの1c活版印刷に1ptの黄色い細いラインをオフセット1c印刷。この黄色い細い線のためだけのオフセット版、、、。
パソコンのデータ上でこのレイアウトを見るとただ字を並べただけの「普通」の名刺にしか見えず大抵のクライアントは「もうちょっと面白くしてよ」とか言ってくるのですが、彼は長年いろいろと依頼してくれて信頼関係があるので「データ上つまんなくても、仕上がったらインパクトがあるんでしょ」ってオッケーくれます。
ネイビーブルーの活版印刷の独特の表情が1ptの黄色いラインと鮮やかなコントラストを成していい感じになったのではないかと。しかもこの紙、普通の名刺の10倍くらいの厚みがあるのでもらっときの重厚感はインパクト大。「こいつただ者ではないな」感を演出してくれます(実際彼はただ者ではないんだけど)。
実際の仕上がりにも満足してもらえたようです。ただ紙がぶ厚いので彼の持っている名刺入れだと5枚くらいしか入らないって言ってましたが。
まあ、この機会に名刺入れを新調するのもいいでしょう。