2017-12-24

"Gallery A" Interior and exterior design

exterior design for "Gallery A"


勝ちました!

今年はコンペ勝ちまくりました。今年最後の勝利はこれです、株式会社R.H.Sが来年3月にオープンするGallery Aのデザインコンペ。骨董通りの一角に既存のギャラリーの枠に囚われないようなギャラリーを創りたいと言う同社堀内社長の想いを形にしました。

今回は6社コンペで、競合には誰もが聞いたことある最近オープンしたばかりの商業施設を手がけたところを始め大手や有名会社ばかり。その中で規模も知名度も米粒のような一番弱小な弊社としては、チャンピオンに挑むチャレンジャーの戦い方しかないです。

実はこの競合が全部大手っていう戦いは僕得意です。戦術は「逆張り」。大手はこうするだろうという手の逆を行きつつ発注主の想いを大切に大切に形にしていく。

大手は皆「ギャラリー」の王道の路線を攻めてくるだろうと予想。「外から見たら素敵な作品がたくさん会って思わず入りたくなる!」的な。

僕はこのギャラリーが扱う作品の価格帯とそれを購入するターゲット顧客層のことを考え、外から全く中が見えないハイエンドブランドのブティック的なファサードを提案しました。さらにファサード全体にスワロフスキーを敷き詰めてキラキラ輝く誰も見たことがないようなアートギャラリーの外観。

実はここにもデザインの裏付けがあります。キラキラするものに人は目がいきます。がキラキラしてるものを凝視はできずその集まった視線は自然に作品へと流れます。

そう結局はギャラリーですから作品が主役。全ての視線は真ん中の作品に集まります。





interior design for Gallery A


誰がどう見ても超高額な作品しか扱ってなさそうなファサードの雰囲気。この扉をくぐれる人はもうこのギャラリーがターゲットとしている層のみ。この高き門をくぐってきた先には暖かい居心地のいい空間が広がる
(ここは今ちょっと改良中)


そして隣にあるストックルーム兼商談室はこんな感じ。狭い空間なので無理に広く見せようとせず思いっきり密室感を出して秘密の小部屋でひっそり商談!なイメージ。


普段、サーフ系やナチュラル系のデザインが多いですがこういうのも作ってて楽しいですね。




一番こだわったのがトイレ。日本一のトイレを目指しました。特製のトイレットペーパーアンドリモコンタワーが便座の隣にそびえ立つ。その便座の便座カバーはなんと本革で覆い金糸でスティッチしたもの。

照明がすごいです。

トイレに一歩踏み込むとモーションセンサーでスイッチが入り、薄暗かった空間に奥の壁に入っている上下の間接照明がふわっと入り、シャンパンゴールドのパイプで作られた壁が浮き上がり、次に洗面所のミラーの周りの照明と便座のライザーの間接照明、最後に天井からピンスポで便座が照らされて、まるでステージでスポットを浴びて浮き上がる舞台役者のような演出が一歩入ると繰り広げられる。

トイレ自体はドラムセットのようにライザーで少し高くなっている。

ここで過ごす時間は相当最高なトイレ体験になると思います。

2018年3月オープン予定。

お楽しみに!







2017-12-11

Fuji Rock Official goods 2017

Tag design for all the Fuji Rock Festival official T-shirts


忘年会シーズン真っ盛りだけど、2018年のフジロックグッズのアイデアやアイテムを練り始めてます。

これは毎年個人的にすごい好きでこだわっている「オフィシャルウェア用のタグ」デザイン。フジロックはいろんなブランド、協賛企業がグッズを展開しますがオフィシャルなものはこのラベルがプリントされてます。Tシャツの内側についているので外からは見えない部分のデザインで地味な仕事といえば地味だけど、こう言う見えない部分だからこそ見た時に「おー」って言わせたいこだわりの部分。

一緒にグッズの企画をしていた故さかもとさんもこういうディティールをこだわり、すごく大切にしていた。そんな彼女の想いは今もFRFのいろんなところに健在です。


FRF snow-dome modeling


フジロック会場のオブジェで静かな人気がある「ゴンチャン」がグリーンステージの横の小川にたくさんいる的な。

今年のスノードームはデザインではなく原型のモデリングを担当しました。イギリス人のデザイナーが書いたスケッチを元に特殊粘土でモデリング。

パドラーはすぐに気がつくと思いますが結構エディーやエディーライン、川の流れや岩に当たったクッションウェーブなどを忠実に再現しました。実際の完成形になったらあまり見えなくなるとわかっていてもつい作り込んでしまいます。



スノードームなのでスノーに覆われますからせっかくのディティールもこんな感じ。振って雪が舞ってもドームで歪んでそんなに川は見えません笑。

もし今年これを買ったリバーパドラーがいたら注意深く見てください。川に埋まっているゴンちゃんと川を下っているゴンちゃんの違いが水の流れを見ればわかるはずです笑。

来年のグッズ達もお楽しみに!



Happy Birthday 竹崎さん!

モルソンクアーズジャパンの元社長、竹崎さんの71歳のお祝い。元ZIMAチーム集合しました。ビジネスを通して出会った15年以上も前の繋がりが今でも健在なのはみんなお金ではなくマインドで繋がってるから。みんなバラバラな職場になったけど今でも仲がいい。

「人、金、モノがない」笑。そんなZIMAを業界で伝説になっているほど売ったのはみんなで知恵を出しあったから。知恵だけで勝負するしかなく、プロモーションも正規軍ではなくゲリラ戦のような戦い方。逆の意味で恵まれてた環境で超楽しかった。


僕のビジネスやクリエイティブの基礎は竹崎さんから色々と教わりました。今僕が偉そうにクリエイティブ講義で若手のクリエーター達に教えてることの半分くらいは彼から教わったことそのまま言ってます笑。

70歳超えた彼は未だに超ポジティブエナジー前回でハツラツとしてました。「健康、家族、仕事、この順番だろ!それがわかんないやつはどうかしてるよ。仕事で家族や健康を犠牲にしたら本末転倒だろ、ちょっと考えればわかるんだからさー」と現役時代から一貫して言ってることやってることがブレない。僕のお手本の一人

そんな彼の名言集

「これを作る目的はなんなんだ?」
どんな制作物をチェックするときも常に目的と手段を明確にしてた

「えこひいきだよえこひいき!徹底的にえこひいきしようよ!」
お得様が喜ぶことを常に考えていた

「いいじゃん公私混同で!じゃんじゃん混同しちゃって!」
変に区別するんじゃなくて両方楽しめるように工夫しろって言う

「最高だよ!新しいことできて!」
どんな変化もポジティブに捉える。スーパーウルトラポジティブです

まだまだあるけど、、、


いやー竹崎さん、最高









2017-12-04

HALAU AWARD 2017 The year end party


CABBO award certification 

早いもので昨日は恒例となったHALAUの年末パーティー!今年からHALAU AWARDと名前を変えてさらにパワーアップして行いました。パーティーレポートはこちらにアップしました