2018-02-26

Photo shooting for Tarikapa Tropical


"The signature apple mango jam"
photo shooting for Tarikapa Tropiacal promotional images


気がついたら明日入稿しないと間に合わない笑


来月6日から行われるFOODEXにタリカパトロピカルがブース出展します。

来場者に配るプロモーショングッズを慌てて制作。

なんと1日で構成、買い物、撮影、デザインして入稿データを完成させました。

今回はタリカパが提案するテーブルの世界観をビジュアル化したポストカードをたくさん作り、その裏に食べ方の提案や商品の詳細を載せようと思います。




タリカパのドライフルーツは、ほんとにフルーツをドライにしただけ。
砂糖も保存料も使わない。最近になってようやく砂糖不使用なドライフルーツも他のブランドから出てきましたが、全然こっちの方が味がいいです。

なぜなら丁寧に低温で乾燥させて旨味が凝縮されてるから。

あと砂糖も調味料も足してないのでそもそものフルーツの味がしますが使用してるフルーツも最高にいいものなので他のものには負けません笑




バケットにバターを塗ってこの贅沢ジャムをたっぷり塗る。至福の一言。
撮影後に食べまくり



ヨーグルトにドライフルーツを浸して食べるのがオススメ。




今回は商品をバーンとアピールするのではなく、ブランドとして提案する世界観や美味しい食べ方、テーブルコーディネートなどをメインイメージとして展開します。

Foodexにお越しの予定の方は是非TARIKAPAのブースにも遊びに来てください。
今回発表するタリカパティーやあっと驚く新製品もあります


今年タリカパは飛躍する予定ですが、人手が足りません。
一緒にブランドを育ててくれる人大募集してますので興味ある人は連絡ください。
PR、ウェブやSNSの更新、バイヤーとのやりとりとりあえず全部こなしてもらいたいですが一から色々と育てていくのでやりがいはあると思います







2018-02-17

The original handmade Skateboard


CABBO graphic on the board!

CABBO original handmade skateboard





完成!

昨年末からスケボーにハマって滑ってますが、どうもショップに行っても気に入る板がない。

ということで作りました。





合板を貼り合わせプレスでRを出した「アンカット」(切られてない)と呼ばれるこのスケボーの元をショップで発見!その場で即買い。

ちなみにこの間のインタースタイルで日本国内でこのプレスのRすらもオリジナルで作ってくれる工場を発見!しかも目黒のご近所さんでした(工場はいすみの方だけど)



まずは紙に実寸でシェイプを描く。そんなにスケボー詳しくないので、こんな感じにしたらよりサーフテイストなターンができるだろうとかなりアバウトな予測。

自分の足のサイズにも合わせて、初心者向けにちょっと幅広に設定して、サーフテイストも盛り込んで、、、

ボードのアウトラインは本当に奥が深い小宇宙のよう。少しの違いで全く雰囲気が変わってくる




シェイプが決まったら型紙を作りボードに転写。
この時に板の中心を割り出してセンターラインを探すのが結構繊細な作業で面倒


シェイプ通りにノコギリで切り出して、切り口をこうやって丁寧に丸みをつけて行きます。大抵ヤスリがけの時のBGMは65daysofstaticsをよく聞いてます。このバンドの繊細な高揚感が心地よくサンディングにぴったり。ここでハードすぎる音を聞いてると削りすぎるし、アコースティック系だと和みすぎて作業が進まないので。




トラックのビスのいちに穴あけ。これが狂うとトラックつけられないので慎重に、、




穴を開けたらビスの皿が治るように円錐カットで仕上げ。





切り出して全ての切り口にヤスリを当てたら、ステインで木目を活かして濃い色に着色。この時に真ん中にサーフボードのようにストリンガー的なラインを入れてみた

あとはいつものようにペイントして最後にウレタンコーティングで完成!

来週あたりショップに行ってトラックなどを取り付ける予定です。


これでボールやスネークを滑るのが楽しみ




木工作業は本当に心が落ち着く、癒される感じですね。

多分これで滑ってみても改良点とか出てくると思うので今後何本か作ることになりそう。一緒に作りたい人ウェルカムですので連絡ください









2018-02-12

Hand-made Wooden Paddle finished!


CABBO wooden paddle

ようやく完成!

なんと始めてからちょうど一年以上経ちました。別に常に作ってたわけではなくオンシーズン中は半年以上ほったらかしてたのですが。





テカテカの仕上げにしました。



グリップも自分の手に馴染むように作りました。大きな四角いブロックから完全にここまで削りだす。




初めてのオリジナル木製パドル作り日記




HALAUのオフシーズンのアクティビティーとしてみんなでやったパドル作り、記念すべき第一回目はちょうど一年前の昨日、2/11。

この角材を組み合わせてまずブレード部分の基礎を作ります



完成をイメージしながら木目を計算し組み上げていく



がっちりと木を圧着し、そのあとプレナーで削り薄くして行きます。木の合わせ目に隙間があったのでおがくずをパテに混ぜて混入。




あとはひたすらサンディング。パドル作りの80%はヤスリがけでした笑。思い通りのフォルムになるまでサンディング。やりすぎると取り返しがつかないのでものすごい緊張感




水をキャッチする様子をイメージングしながらブレードのRを丁寧につけていく。ここが一番地味でそして一番楽しい。木にヤスリをかけていると気分が落ち着いて行く、多分メディテーション効果があると思う。





奥で削ってるのはヤクちゃん。彼も凝り性なのですっごい曲面を作り出してました笑




この時点でシャフトにステインで着色したり、マークをペイント。



立方体の木のブロックからグリップを削り出し、シャフトに接着。その後シャフトとグリップのバランスを取りながらシェイピング。


シャフトとグリップのバランスが取れたら削れた部分をまたステインで着色。グリップ部分にはラインを入れてみました。




シャフトとブレードを接着したら、グラスファイバーを巻いてウレタンでコーティング。ここからはサーフボードとほぼ同じ工程。

乾いたら裏返して同じようにグラスを巻いてコーティング。



乾いたらヤスリがけ。ヤスリかけて凹みを発見したらまたコーティング、、その後ヤスリがけ、、、



ニスを塗って、ヤスリをかけてを繰り返す。こういう作業してる時に本当に幸せを感じますね。



ニスがどうしても波打ってしまうので、納得いくまでニスとサンディングを繰り返して仕上げます。


今回、パドル作りを教えてくれたMountscapeの山崎さんありがとうございました!
もしパドルやカナディアンカヌーを作りたい人がいたらコンタクトをとってみてください。世界でたったひとつのスペシャルなものを作れます。

御岳に行って、SUPにチャレンジしてそのあとパドル作る。
そんな冬の過ごしかたはいかが?

って超一般ウケしなさそう笑。


ちなみにフォルクスワーゲン、Golf AlltrackのPVに山崎さんが作ったカナディアンカヌーが出演してます


完成!

本当にちょうど一年後に完成!車に積んで海に行こうかと思ったけどもう午後遅い時間なので今度にしようかな。
これで波乗りしたらかなりの確率で折れそう、、

そういえば最近海に行ってないので「白くなったね」ってみんなに言われます。

パドルもスケボーも作ったので今度はボードも作りたい!
パドルも何本も作ってみたいし、、

老後は多分こんなことばかりやってるでしょう



おまけby 嫁
ちょっと早いバレンタインケーキ!
もちろん手作りでアップルとキャラメルの帽子をかぶったチョコレートケーキ
さっぱりした甘さとフルーツの酸味のハーモニーがたまらなく
止まらない、、




2018-02-09

Taiwan trip!!




台湾に行って来ました。

タリカパの新製品のリサーチのためです。3月に行われるFoodexにブースを出展しそこで発表するのですがよく考えたらもうすぐ、新製品は間に合いませんが概要は発表したいので弾丸で3日間サクッと行って来ました。



問屋街で色々と素材を見たり、リサーチ。
新商品は2つ。薬膳鍋セットと杏仁ホットドリンク、ある有名なヨガクリエーターとコラボして出します。

「体をリセットする食」というテーマでほっこりするもの。
これは売れると思う!

台北の活気溢れる問屋街をくまなく色々と探索。



雑踏の中を一歩踏み込むとこんな感じにすごく落ち着く空間が広がっていたりするのが面白い。



個人的に台北はブレードランナーとyentownのミックス。雑多なエネルギーの塊で東京にはない元気の種類



かと思えば東京ではありえないような贅沢なスペースの使い方をした建築物の中にハイエンドブランドがずらっと並ぶ商業施設がある。




東京でも流行って久しいリノベ施設は台北にもたくさんある。既存のものを最小限の労力で演出し居心地の良い空間を作るのが上手いので店舗デザインの参考にすごくなる



駅と駅の間の地下街を誠品グループが丸ごとプロデュース。この地下街はものすごいハイセンスで書店をメインに色々と興味深い店舗がずらっと並ぶ。こんなクリエイティビティー満載な地下街が日本にもあればいいのに。




その地下街で超どツボにハマる文房具屋を発見。
実は文房具好きの間では有名だけど台湾の文房具屋はものすごいセンスが高い。

印刷マニアのデザイナーにはたまらない名刺活版印刷キットがここに売っていた。写真はその印刷キットに使える写植。ここから漢字やアルファベットを選びレイアウトして自分の活版を作る。もうたまらん

早速店員に僕の名前の漢字を探してもらうが、藤、村、育の3つの漢字がありませんと、、あるの三だけじゃん!笑
歩いて10分の近くの写植屋に全部の漢字が揃ってるからそこで買えるよって教えてくれたが時間がなかったので次回の楽しみにとっておくことに。

次回は活版印刷キット買ってこよう!





実はマンホールのデザイン普段から結構注意して見てます。
これが奥が深くて面白い。ちなみにイタリアとか最高に秀逸なデザインが多い。
台北にも可愛いの発見、魚の大群。


これからFoodexまでなんとか新製品の概要を固めて発表できるようにします



2018-02-05

Retirement ceremony of Sotairyu the sumo wrestler 双大竜断髪式

close up shot of the battle apron of Sotairyu
双大竜化粧回しアップ


双体竜、13年間のまっすぐな相撲人生




土曜日は双大竜の断髪式が両国、国技館で行われました。

双葉山の双の字をつけた四股名ともお別れ、13年間の土俵生活にピリオドを打ち新たな人生の門出の日。

2012年化粧回し贈呈


「十両入りおめでとう!」と部屋で化粧回しを初披露したのが昨日のことのようですがもう6年前でした。僕にとってもこの化粧回しは思い入れの深いもので故俊二先生と一緒に双体竜と焼肉食べながら色々と図案を話し合ったりしてました。

特に気に入ってるのが四股名の入れかた。普通は横に縦で入れますがこれは竜の鱗の中に隠し文字として入れ、そうすることでさらに竜のインパクトを強め「一枚の絵」として表現できました。

背景の緑の色もなんども糸を染め直してもらい思い通りの色が出るまで職人さんに無理を言って作ってもらったものです。




僕もハサミを入れさせてもらいました。
13年間の相撲人生で一度も変化せず真っ向から相撲をとるスタイルは本当に多くの人に感動を与えたと思います。僕も彼の相撲はすごく好きでしたし、小柄な彼が大きな相手に勝つ時は爽快でした。


横綱。「双体竜!」とたくさんの掛け声に包まれての断髪式。なんと350人もの人がこの日ハサミを入れました。



元大関豊山、先々代内田親方。とても優しくとても厳しい品格の塊のような方でこの距離でも静かな迫力が伝わってきます。挨拶するだけでこちらも自然と背筋がピシッと伸びます。僕のデザインした化粧回しを見て「まるで絵画を鑑賞しているようです」と言ってくれた時はすごく嬉しかったですね。



最後に親方が髷を切る、感慨深い瞬間でした。ちなみに正博親方は僕と同い年



断髪式の後は国技館の地下の会場にて断髪披露パーティー。双体竜は福島の出身なので地元の民謡などが生演を筆頭にいろんなパフォーマンスがありました



中でも個人的につぼったのがこれ、相撲芸人のあかつさん。僕の家にはテレビがないので見るのは初めて。噂では聴いたことありましたがすごいです。白鵬の歩きかたや、朝青龍の土俵入り、いろんな力士の癖などを完全に再現した相撲モノマネ。本当に本人が乗り移ったかのようなそっくりの動きやマニアックな場面の再現など最高でした!(が相撲知らない人にとっては何にも面白くないと思います)



会場にはいろんな後援会や大学から贈られた化粧回しがずらっと並ぶ。


自慢ですが、僕のデザインした化粧まわしが一番写真に撮られてました!パーティーの間中気になってチラチラ見てました笑。嬉しいことですね





そして皆が見守る中、髪を整えて本人が入場




男前ですね。協会に残らず柔道整復師として第二の人生を歩み始めるそうです。
13年間、本当にお疲れ様でした、今後も頑張ってください、応援してます。
そして、こんな素敵な力士の化粧回しをデザインできたことクリエーター冥利につきるし、心から誇りに思います。その機会を与えてくれた木鶏会にも多大な感謝です。





「あっと言う間の10年」


次の日曜は、木鶏会主催の祝勝会で二日連続の相撲満載な週末。クリエーターとしてこういう形で国技に関われることは本当に幸せで嬉しい事です。

今年でなんと木鶏会発足10年なのでこの日は10周年記念のお祝いも兼ねていました。木鶏会のみなさまおめでとうございます。あっという間の10年間でしたがその間全ての化粧回しを手がけさせていただいたこと大変幸せに思っております。

お陰様でこの10年間、色々と学ぶことができました。最初は化粧回しのこと全く知りませんでしたのでものすごく調べたり勉強しました。この物作りを通して日本の伝統のすごさと先人の知恵が詰まった奥の深さなど色々なことに触れることができました。今度は僕が学んだこの日本の伝統の良さを若い世代に伝えていくよう精進します




今場所勝ち越した豊山、おめでとうございます!