2015-07-09

PNG Real Adventure Trip Journal 6/30 DAY3 "To Arforowa village"




In the morning at Tupira Surf Lodge


朝起きて10歩歩くとこのベンチ。

12〜4月のサーフシーズンはこの目の前に毎日オーバーヘッドの波がやってきます。が、それが嘘のような穏やかな透き通った海をみながらコーヒーを飲む至福の朝withツボ爺。



Kumil river map


毎回初日で参加者の体力や漕力をみてグループの機動力がだいたい判断できるので、その夜にテュピラのスタッフ達とアドベンチャートリップやアクティビティーの段取りを話し合います。

2年前に村長のアンドリューと約束したように今回こそタリカパ村に泊まりにいこうとローカル達と打ち合わせるが、どうも村同士の政治的な問題で今回はタリカパに泊まるのは無理らしい。

いづれにせよ今回のメンバーだとタリカパ村から海までのパドル8時間コースや海を渡っていくタブルテ村も体力的にきつそう。どこにしようかと村人達に相談しているとKumil川の中腹、ちょうどタリカパと海の中間地点にあるArforowaという村がちょうどいいんじゃないかという話になり決定!今回のリアルアドベンチャートリップは「アロフォロア村からの川下り」!。

ただ上流部にあるタリカパ村へは道があるのでトラックで行けるが、このアルフォロア村へは徒歩でアプローチするしかない。どのくらいかかる?とドミニクに聞いたところ「すぐだよ、1時間ちょっとくらいかな」との答え。前にも書いたがPNGの人の「ちょっと」や「すぐそこ」は信用してはいけません。視察で来たときも「ちょっとそこだよ」って言われてジャングルの中2時間以上あるきましたから。
ということで「徒歩で2〜3時間くらいかな」と目星をつけてスケジュールをたてる。午後に出発、夕方に村について宿泊後、朝川下り開始で昼ごろゴールの海の近くの橋。というざっくりスケジュール。



今回空港に迎えにきてくれたドライバーのViceの家族がこのアロフォロア村にいるので連絡や段取りもスムースにいって、いざ出発!
ボードを車に積み込み車で行けるところまで行き、そこから徒歩。
次の日は3時間くらいのゆったり川下り。3時間かかる川を川沿いを登るとものすごい時間がかかりますが、上記の地図のように出発地点までショートカットで行けます。



出発して5分で速攻「車でいけるのはここまで!」って荷物を降ろす。

アルフォロア村というのは2年前のクミル川8時間耐久川下りのとき、空腹マックスでメンバー全員が倒れそうになってたころ、川沿いの村人からパパイヤの補給があった場所。
なにをかくそう、この川沿いの村というのが今回泊まりにいくアルフォロアで、パパイヤを持ってきてくれたのがVice。実は彼は第一回目のRATの命の恩人でした!

宣伝:CABBOの長袖ラッシュガードの御陰で快適&虫にもあまりさされず。(虫除けは流れるような汗で速攻とれます)しかもこのシーンにいい感じにとけ込んでます。



やっぱりギアを担いで登るは遊びの原点!


橋があるだけまだましです。
サポートのため一緒にきてる村人たちが「ボード持つよ」って行ってくれますが、自分の道具は自分で。当たり前の原則。だれでもイージーに下れる川なのでこのコースは初級者編ですがSUPを担いであがるこのパートはちょっと難関かもしれません。(*女性&子供にはヘルプがつきます。)が、今後も原則自分のボードは各自に担がせます。

さすがウエちゃん、根性あります!最初から最後まで自分のギアを担いで上がりました!ナイス!なかなか日本の大企業の執行役員クラスでここまでできる人いないですよ。






先頭が「次の交差点で右ね!」って。交差点、、、


この日はSUPに乗っている時間よりも担いでいる時間のほうが長かった。子供のころスキーを担いで山を登ったのを思い出す。結局一生似たようなことやってるんだろうな。


あっと言う間に到着!
ほんとに1時間15分くらいでした。ドミニク疑ってごめん!「すぐそこ」だった。
3時間のブッシュウォークを覚悟してたのでちょっと拍子抜け。
村長のJon一家が歓迎して迎えてくれました。さらっと書いてますが、この「歓迎して迎えてくれる」っていうのが結構感動します。心から歓迎してくれるのが伝わってくるから。


サトちゃんもよくがんばりました!



ついたとたんに歓迎の焼きバナナと焼き魚がでてきました。

すごい実がしっかりして美味しい。


食べたあとみんなで話してると、


狩りの話になり、バイスが自分で作ったライフルを見せてくれました。

銃、弓、槍、スリングショット、、飛び道具が大好きな僕は早速カンを標的にして撃たせてもらいます。

もちろん命中。次回はみんなで狩りに行こうって盛り上がりました。
旅先で出会った人にハンティング誘われる率高いです。
PNG、ハワイ、イタリア、モンゴル、イギリス、、
 
ゆっくり時間が流れる村で寛いで

ウエちゃんも馴染んでます。
彼はほんとに旅人。どんなことがあっても楽しめる要素を見つけて乗り切ります。

ライスと魚とタロイモとフルーツの贅沢ディナー
アロフォロアの人たちが作ってくれた最高に美味しい食事
二人とも腹へって目がいっちゃってます





僕がRATで一番好きな時間。
見知らぬ村に滞在し村人達みんなで火を囲みながら眠くなるまで語りあう。
海沿いの村とは違い波の音がしないのでものすごい静です。たまにジャングルから聞こえるなんかの鳴き声とパチパチいってる火の音のみ。
「旅行者」ではなく「旅人」しか味わえない贅沢。

今日も最高だった。




2015-07-08

PNG Real Adventure Trip Journal 6/29 DAY2 Tupira village





Tupira Surf Lodge
今は乾季。波がないせいでこのように水も濁っていなく透き通る。
日中熱いが夕方から涼しくなり夜は湿度もなく過ごしやすい。
この写真は去年のRATに参加した松江がラジコンヘリで上空から撮ったもの。
ぽつんって浮いてるのが史朗。





DAY2: 6月29日テュピラ村

今回で第4回目となるReal Adventure Trip in Papua New Guinea(以下RAT)。同じエリアでも参加している面子によってアクティビティーやルートを変えているので毎回唯一無二の旅を参加者と一緒に作っていきます。さあ、はじまり!




72歳の爺さん、26歳の看護師、40代のオヤジ2人。
なんとも奇妙な組み合わせが今回の旅のパーティー。結果から言うと最高の面子だった。

2ヶ月前、10人以上の参加者を予定していて「これ以上増えたらまずいな」と心配していたのがうそのよう。キャンセルが続出して蓋をあけたら結局4人のみ。

4回目となる今回のRATは過去最小人数で開催された。
人数が少ない分、参加者全員のチャレンジしたいことをすべて旅程に組み込ませることができるので、濃い旅が今回はさらに濃くなりそう。
今回は人数が少ない分一人一人の満足度を200%にしようと思いながらテュピラ一日目を迎える。


サトちゃんとウエちゃんはSUPが初体験、そして海や川のアクティビティーも経験が浅く不慣れなので最初の日はゆっくり時間をかけてこの旅の僕たちの「足」となるSUPになれてもらうことにした。
テュピラの正面の湾の中は波がなくSUPを練習するには最適なポイント。二人ともしばらくすると問題なく乗れるようになりました。

午後サラール村まで早速パドルで行き上陸、そこからメイウォク村まで歩いて行き村を案内しました。たまにやるのですが、わざと村に行くと言わずに出発しメンバーにカメラを持たせない。一日くらいはカメラを持たないでしっかりと目でみて体験するのも大切ですから。なのでこの日の写真はなし!






ここでメンバー紹介


「ツボ爺」
PNGリピーターとなったツボ爺は今回で4〜5回目。村人達に人気者の彼は、テュピラで村人たちに絡んでるのがなによりも幸せな人なので昼間のアクティビティーには参加せずひたすらテュピラサーフロッジ近辺で過ごす。先日のBS11のパプアニューギニア特集で有名になったあのスーパー元気爺さんです。

「日本は人が多すぎてせわしないから、テュピラのようななんにもないところでのんびり一人で過ごすのが最高なんだよ」と遠くを見ながらよく若い衆に語ってますが、大ウソです(笑。
この爺さん、一分たりとものんびりと一人で過ごせないほど寂しがり屋さん/落ち着きがない&誰かにかまってほしい病が炸裂してるので常にうろうろしては誰かを捕まえて話しています。





「ウエちゃん」(二人ともいい顔してるね!)
上山公一氏 バンダイビジュアル株式会社 執行役員/部長/プロデューサー

去年の年末に出会い、パプアニューギニアの話をしたら速攻「俺も行く!」って申し込んでくれました。今までの経験上PNGに来る人は即決しますね。「すごい面白そう!考えてみるね」って言う人はまず来ません。
そして電話もメールも繋がらない8日間の休暇をきちんととれる人なので大抵みな仕事がバリバリ出来る人。よくいる「俺がいないと会社がまわらないんだ!」っていう人は来ません。ほんとに仕事ができる人はウエちゃんのようにさくっと来てしまいます。

仕事で世界中飛び回ってる彼ですがパプアニューギニアは今回初めて。見るものすべてに目を輝かせて、すぐに環境に順応してました。





「サトちゃん」(一番左)
26歳の看護師、Tripeaceの記事を見てRATを発見、参加してくれました。
なんと海外旅行が2回目。去年海外旅行が初めてっていう参加者(コウジ)もいましたが海外旅行の経験がすくなくてもこのRATは全然平気です。なぜなら旅行経験が豊富でも大抵のみんなは「PNG」の「ジャングル」で「旅」はほぼ経験ないですから:)。
今回サトちゃんがいいカメラを持ってきてくれてもの凄い沢山の写真&動画を撮ってくれたので任せっきりにして僕はほぼ撮ってません。(8日間で50枚のみ、、)ほんと助かりました、ありがとう!しかもいい写真ばかり。今後もウェブやパンフレットなどでいろいろと使わせてもらいます。

あっこの写真の一番奥はジェシー、ちょっと大人になりました。





気持ち良さそうにハンモックで昼寝するウエちゃん。
今回の参加者達は普段あまり運動する習慣がないので、川下りやクルージングなどアクティビティーをガッツリやったあとは必ず半日〜1日の休憩をとり体力が回復するようにしてました。こうやって波の音を聞きながらそよ風にふかれて誰もいないところで昼寝もRATの醍醐味の一つ。贅沢な時間です。




ブラザージェシー

「何年生になった?」「将来何になりたい?」何を聞いても目を輝かせて「YES!!」と元気に答えていたJessieも13歳になりあどけない少年から青年になっていた。

英語も大分しゃべれるようになり、夕方ベンチに座って海を見ながら久々にゆっくり話あった。なんでもジェシーは将来、日本に行ってみたいそうだ。そんな彼に僕はこう伝えました。
"COME! That will be a great experience!
When you come to Japan, You'll see many many things that you don't have here in PNG.

But it won't take a long time for you to realize that you have also a lot of things that we don't have. Those are the things that attract us and reason why we keep coming back to Tupira.

It would be important for you to find out what those things are.
Sometimes people don't realize wonderful things right in front of you until you see it from a distance.
I myself  find out a lot of good things about my country when I am in other country.

So Jessie ,when you find out your own good things, you tell your friend and family about it to protect and keep them in good shape. Do not lose them like we did.

ちょっと難しいけどわかるかな?って聞いたら久々に笑顔で「YES!!」と答えるジェシーでした。













2015-07-07

PNG Real Adventure Trip Journal "To the Paradise!" 6/27,28



A road in the jungle, PNG

CABBOカレンダーの9月のこの写真はテュピラ村からスワルー村へ行く道)


*これからしばらく6/27〜7/5に開催したPNGアドベンチャートリップの旅行記シリーズです。旅の途中に書いた日記をタイプしてるので現在系で書いてますが、いまはもう日本に帰ってきます!


 Madang airport




6/27−28:移動DAY  成田--ポートモレスビー--マダン--テュピラサーフロッジ


「楽園までの道のり」

土曜日17時に「行ってきまーす!」と我が家を出発してからちょうど24時間後、Tupira村に到着。村人の温かい笑顔に迎えられ「帰ってきた感」満載。そして今回初参加のメンバーはこれからの1週間に期待に胸を膨らませているはず。

成田から直行便で6時間半とはいえ、首都のポートモレスビー空港で何時間か待った後に国内線へ乗り換えマダンへ。そしてマダン空港からテュピラサーフロッジまでバンピーな道を車で3時間。

と、なんだかんだでドアtoドアで24時間。
この24時間の移動を遠いと感じるか近いと感じるかはその人次第。

すべてが便利になり世界がどんどん狭くなっていく時代なのに、この楽園はすべての人に門を開かず、周一便(イコール8日間の日本不在)というサイクルで全ての電子機器から離れ、マラロンの副作用をもろともせず、移動に24時間かけた者のみが到達できる。しかも貸し切りというオマケつきで。(半径50km以内にいる観光客は僕たちのみ)

逆に言うと、365日中たった8日間の不在、メールや電話から1週間はなれて、丸一日移動すれば誰でも行ける本物の楽園。
そう考えるとたかだか24時間の移動は「近い」と僕は思う。





マダン空港に迎えにきてくれるテュピラサーフクラブのハイエース。
ここから3時間のバンピーな道路もハイエースだと快適です。それでもたまに舌を噛みそうになるけど。


そして、人数が多いときはこのトラックも出動し、メンバーのボードや荷物を積む。
まれにトラックのみに荷物&人を載せてこの3時間ドライブを行うが結構しんどい。


こんなかんじです(笑。
まったく楽しそうじゃないですね、これを3時間。
この写真は去年の第二回目のRAT(Real Adventure Trip)の帰り道。真夜中のドライブなので暗闇のなかいつ突き上げる振動がくるかわからない。
ちなみに奥の細川君、肋骨を怪我してたので振動の度に悶え苦しんでいました:)。

なんども「バンでお願いね!」って念を押したのにトラックが来る。これもPNGならでは旅の楽しみ。楽園からの帰り道もたいていなにか起こります。













2015-07-06

Back from PNG!



直行便キャンセルのため帰国が丸一日遅れ、ケアンズ経由で昨晩遅くに帰宅しました!
明日より旅のあいだ書いてた日記をアップしますが今回も最高な旅でした。

今年前半はNY、PNG×2、ハワイ、コロラドと半分くらい海外でしたが、今後はしばらく日本にいます!


2015-06-27

To PNG!

Dawn at Taburute Village , PNG


今日から行って来ます!

リアルアドベンチャートリップ in パプアニューギニア!
今回は少人数の参加者なのでさらにディープなところまで攻めてこようかなと思います。

いつもズボンのポケットに入っている財布と携帯とカギの重み。
実際の重さはたいしたことないけれど、これらがないと日常のしがらみから解放され、ものすごい身軽になり最高の開放感を味わえます。行った事ある人はわかると思うけど「心の洗濯」っていう言葉がぴったり。この「重み」がなくなって始めていつもいろんな余計なものを背負ってることに気がついたりします。

財布と携帯とカギが象徴するすべての事柄から切り離され大自然のなかで過ごすシンプルな旅。最高の贅沢ですよ!興味あるかた次は10月ですので是非参加してみてください。







2015-06-26

Fuji Rock Festival official goods 2015 "Zojiurshi Stainless Mug"



Graphic design for 
FRF x ZOJIRUSHI Stainless Mug 2015




The idea sketch for the FRF 2015 main graphic





FRF2015 x Zojirushi stainless mug


フジロック2015オフィシャルグッズ第2弾!
これまた恒例となった象印のステンレスマグ、さすが象印だけあってクオリティー高く朝いれたコーヒーも長い間冷めずに美味しく飲めるので海や川に行くときに重宝してます。
これまたオフィシャルウェブで早めに購入しちゃってくださいね。


グッドニュース
この間手がけた店舗「Cafe Papier」がテレビで放映されます。
「この映画が観たい 上村愛子のオールタイムベストムービー」でロケで使われたようです。放映日時はこちら
我が家はテレビが好きではないのでアンテナに繋いでいないの見れませんが、自分の作った店が放映されるのは嬉しいものです。
自慢ですが僕が作った店舗はテレビのロケで使われたり、紹介されることが多い。この間つくったBella Portoもテレビで紹介されたようですし、Hummer Complexはいろんなところで露出してます。な の に、、肝心の弊社の店「Homeparty」は一回もTVにも雑誌にも載ってない!だれか出してください:)




今日は1年ぶりにこの仲良しメンバーでスパーリング大会。去年はほぼ毎月やってたのにみな仕事のスケジュールが合わなくなりなかな集まれなくなってしまった。
カイダ君は水泳&ランで相当鍛えてるらしくフットワークがすごくなってました。モッチーはさらにパワーアップしてパンチが重くガードの上からでも痛い。この腕すごいね。

ちなみにカイダ君がやってる目黒のヘルシー焼き肉屋PONGAの2号店が蒲田にオープンするらしいです。




あっ明日からまたパプアニューギニアにアドベンチャートリップに行ってきます!




2015-06-22

Fuji Rock Festival Official goods 2015 " Tenugui "





Fuji Rock Festival 2015 Tenugui ( Japanese traditional towel)
Hand made / Japanese traditional way of dyeing 




早いもので6月ももうすぐ終りに近づき、来月はいよいよフジロック!
そしてフジロックが終わるとさらに時が加速して一気に年末になりますね。
今年の前半はものすごい充実していろんな出会いや発見があったので、後半はそれを一つづつ丁寧に形にしていきたい。


2015 FRF Tenugui design




今年も沢山FRFオフィシャルグッズをデザインしました。
第一弾はもはや定番となった手ぬぐい。
日本古来の染め方「注染」で職人が手作業で一枚づつ丁寧に作ったものです。
今年はシンプルに1Cにしてカラバリを増やしましたので是非2〜3枚色違いを大人買いしてくださいね!FRFオフィシャルウェブで販売開始してますので苗場にいく前に購入!



color variations






今回のTeam Breaker Out Japanアメリカ遠征のメインイベントであるPayette River Games、きのうで全試合が終わりは全て終了。
一人残って戦っていたヤクちゃんの結果ですが、SUPer G 8位、SUPクロス8位の総合で8位。表彰台には登れませんでしたが世界中から強豪が集まる中10位以内はよく健闘したと思います。応援していただいた皆さん本当にありがとうございました!


ニコも応援してました