printed material sample for CABBO semi-dry suit
吹雪の中でも川下りできる異次元の暖かさ!
CABBO semi-dry suit
そもそも吹雪の中ダウンリバーしたいか?っていうのはさておき。究極に暖かいセミドライスーツがもうすぐ完成する予定です。
まず見た目もあったかいフィーリングって大切。「手編み感」満載なテクスチャーをプリントした生地、もうぱっと見ネオプレンに見えないハートウォーミングな雰囲気を醸し出す生地を袖などに効果的に使うので見た目がすでに暖かそう。
見た目もあったかくもちろん最高峰の技術と素材を使ってるので本当にあったかい。まだまだ続く寒い季節、水は春が来てもしばらく冷たいので興味ある人はもうオーダーしちゃってくださいね。
Creator's workshop 課外授業編
「デザイナーとして今更恥ずかしくて聞けない印刷の基礎知識講座」
金曜の夕方は、教え子たちを連れて印刷所見学に行って来ました。
最近発覚した彼ら若手クリエーターの印刷知識のなささ加減。
オンデマンドとオフセット印刷の区別、特色、製版、インクの基礎知識が全くない笑。「お客さんにオンデマンドとオフセットの違いとか特性聞かれたらどうするの?」自分のデザインしたものが最終的にアウトプットされる「印刷」のことにそんなに無知で大丈夫か!?
ということでかれこれ20年くらいお世話になってる印刷業界のドン、金子さんにお願いして工場を紹介してもらい光写真印刷株式会社にお邪魔しました。
そこで社長自ら、製版から印刷、製本までの過程を説明してもらえました。本当忙しい中こういう機会を作ってくれて感謝です。
ほんとは5〜6人の若手デザイナーが参加予定でしたが、実は中堅クラスのデザイナーでも知らない人や見てみたい人が多く結局15人くらいでお邪魔、本当に邪魔だったと思います笑。
意外とオフセット印刷の原理や仕組みを説明しろって言われてもできないデザイナー多いかと思います。印刷や紙の特性、インクとの相性、表現方法などクリエーターとしてはまず知っておかなければいけないこと。紙を選択することからデザインは始まってるし、印刷の基礎知識とかないと表現力の幅も出ない。これを機に気になった人はいろんな印刷のことを学ぶと面白く自分の表現の幅も増えると思います。
説明を聞いてわからなくても、一度工場で現場を見るとすんなり理解できます。
クリエーターだったら一度は見ておいた方がいい実際にもの作りが行われる現場。やっぱり楽しいですね。
で、ここで得た印刷の知識を今度は知恵にしてどうクリエイティブに役立たせて行くか?その知識を知恵に変換するのも最近の若手の苦手なところ。次の講座は「印刷技法をどうクリエイティブに活かすか」を来週やる予定。
今まで僕がやって来たマニアックな印刷技法や紙、製本などいろんなサンプルを元に、基礎的な印刷でどこまで表現できるか?またどんな特殊技法があるか?などを紹介する予定。
機械好き、テクスチャーマニアの僕にとっては印刷所は宝庫です。ひたすら機械の写真を撮ってました笑。このマシンは製本されたものを最終カッティングするもの、アジがあってすごいいい表情してます。
そして土曜日の今日は第2回目のCreator's Workshop。
「つい仕事を頼みたくなる自己紹介」
「ワクワク感をチームで共有して仕事を楽しむ」
「作業と仕事を明確に区別して24時間を30時間の価値にする」
「デザイン業務の第一歩ヒアリングの達人になる」
をみっちり3時間みんなで考えました。
僕のワークショップは答えはなく、頭を使って自分の方法論を考えるのが目的。みんな頑張ってました。次回はヒアリングした内容を発表してもらいつつ、各自が考える「リサーチ」を発表してもらおうかなと。
2回目ですがみんな発表がいきなり上達してました。日本人は腐ったアホみたいな学校教育のせいでどうも発表が苦手になってしまいがち。
間違ったらどうしようかという恐怖感が根強い。そもそも正解なんてないんだから自分の意見を堂々と言おう。いいじゃん人と違ったって。全員同じ方が怖いよ