Wood print for Holy Surf logo
Logo design for Holy Surf
日本に数人しかいない「ほんとにサーフィンだけで食ってる」プロサーファー、堀口真平が地元和歌山で開くサーフィン道場「Holy Surf」。そのロゴデザインのオーダー。
真平は大会の順位関係なく競技としてのサーフィンよりも生き方としてのサーフィンを追求し、そのスタイルが評価されている希有な存在。
ビックウェーバーとして世界中波を求めて生活しているまさに「エンドレスサマー」を体現している彼はサーフィンの文化や歴史、サーフィンを通して得られる貴重なものをみんなに伝えようと「Holy Surf」という道場を今年地元和歌山に設立する予定。
真平に会った人はみな、「サーフィンを通して世の中を少しでも良くしたい」「サーファーとして出来ることをしてサーフィンの文化を正しく広めたい」という彼のものすごいアツい情熱を感じるはず。
僕も会うたびにひしひしその情熱が伝わってきてものすごいいい刺激をもらっています。
が、長い間アツい話を聞いたあとにふと思う事。
それは、「結局、何を誰にどう伝えて、何をどうしたいのか?」という具体性がちょっと足りないのでは?
情熱と具体的アクションのバランスがちょっと情熱に傾いちゃってるかもっていうこと。
彼に会って話を聞いて魅了された人が、結局次の日に覚えてることは、、彼が情熱を持って伝えたい「メッセージの内容」ではなく、「彼が情熱的になにかを語っていた」ということでは?
そう、一言でいうと「空回り」。でも僕は空回りしている人が大好きです。無気力に生きてる人が多い世の中でとにかく回ってるだけでも素敵だし、ひたすら空回りしてればいつかギアが噛み合って、バコーンって発進するし、なによりそういう人は人間的な魅力にあふれてる。
と、そんな情熱先攻型の真平選手が具体的にどんなアクションをするのかなーと思っていたところにこの「地元で開くサーフィン道場」案。ものすごく地に足がついていて素敵な考えだと思います。みんなにメッセージを伝えるにはまず一番身近な人からっていうのも家族を大切にする真平らしい。
世界中を飛びまわる彼がまず地元でサーフィンを通じて学んだ哲学をシェアし、メッセージを発信するこの道場、すごく応援します。最近ギアが噛み始めてネクストステージに進もうとしている真平、これからがさらに楽しみです。