2013-06-12

River Resque Training

River rescue training

「とりあえず、泳いでちょっと下ろう!」の一言を残してさくっと飛び込んで急流をいきなり泳ぎ始めたコーチ。
午前の座学がおわって、午後の実地訓練はこんな感じで始まりました。

去年、御岳の主、太郎さんや俊平くん達と出会いなにかと川で遊ぶことが多くなり、遊びのフィールドが海から川へと広がりました。常に流れている川は独特の水の流れや危険があり海とはまったく勝手が違います。そんななかいろんな友達を川へ誘って一緒に遊ぶことも増えてきて、セーフティー面で太郎さん達に頼ってばかりいるのもなんなので、少しでも川での危険の回避の仕方やそもそもどんな危険性があるかなどを学びたいと思っていたところに今回のレバーレスキュートレーニングの機会があったので参加してきました。もちろんクロスアドベンチャースーツを着て。

参加者は僕と加藤先生とムネさんのド素人組の他はみんな御岳近辺の川でラフティングやカヌーのガイドをしている人たち。午前の座学で川で待ち受けてるいろんな危険、その見分け方などを説明してもらって、午後は実際に川での実技&トレーニング。コーチは「リバーレスキュー、第一人者」とググればでてくるほどの第一人者の本間靖雄さん。

ひっくりかえったラフト艇に泳いで登ってまたヒックリ返すトレーニングや、要救助者にロープを投げて助ける方法、川にある障害物に体が巻き付き水圧で身動きがとれなくなった状態の体験/回避の仕方、ロープが足に絡まって川のなかでもみくちゃにされる状態の体験と回避。とくにこの足を縛られての体験は結構恐怖。これがいきなり起こってパニック起こすなっていうほうが無理でしょう。
足にロープが引っ張られてる状態でもちろん水はすごい勢いで流れてる。もがくと沈むけど、うつぶせになり体の力を抜くと浮いて顔の周りにエアポケットができて呼吸ができます。そして呼吸が落ち着いたら一気に体を丸めて足に結ばれたロープを外す。そう言われて体験するとなんとかできますが、これが突然起こった時に落ち着いて対処できるか。もちろん知識として知って、さらに体験していないと落ち着いてはいられないでしょう。
いろんな溺れるシチュエーションを体験できただけでも貴重でした。
っていうか今までよく何も知らずにこんな急流で遊んでて無事だったな、と。

いちばんコーチが言った言葉で印象に残ったもの。
それはレスキュー時に必要な3つの「S」の最後のS。Speed , Safety, そしてSimple。
なるべく事態を複雑にしないでシンプルに行動。あたりまえだけど意外と焦ったときって単純なことでも複雑にとらえがちです。どんなときでもやっぱりシンプルが一番。

またいろんな人に出会えて、貴重な体験ができたいい一日でした。
コーチや参加者の皆さん、丸一日ありがとうございました。