2015-07-10

PNG Real Adventure Trip Journal 7/1 DAY4 "Down River "

portrait of Jon the chief of Arforowa village



アルフォロア村の村長、ジョン。
僕の付けてたフィッシュフックをずーっと眺めており、「それアルファベットのJ?」って聞いてきて、いやフィッシュフックって言って海でのお守りのようなものだよと答えると「JonのJに見えるね!」って。あー欲しいんだろうなーって思ってプレゼントすると案の定喜んでました。結構気に入ってたのですが歓迎してくれたお礼にあげました。


 dawn at the Aroforowa

村での朝焼け。たいてい鳥の鳴き声とたき火の音で目覚めますが、この朝は村人たちがやけに朝からはしゃいでるのが壁越しに聞こえます。




理由はこれでした。クスクス(ツリーカンガルー)ピジン語だと「カブール」。満月の夜だったので動物たちが活発だったのでハンティングに行き仕留めたそうです。朝起きるとJonが早くこっちにおいで!ごちそうがあるよって。
かわいい顔したまま死んでました。ありがたく食べることにします。

俺が自作のライフルで仕留めたぜ!と朝からご機嫌。ほかにも豚も仕留めたそう。
「夜捕まえに行く時に起こそうかと思ったけどぐっすり眠ってたから辞めたんだ」そうです。

さらにスッポンも捕まえたようです。
「どこで?」
「ほら、みんなで昨日夕方水浴びしてたところ」
「・・・」


朝はちょっと涼しいので村人たちは火を囲む。



朝ご飯をJonの奥さんが作ってくれてます。
昨晩捕まえた豚でバンブーピッグ &ムームー。
バンブーピッグは生きてる竹を切り、そのなかに肉を詰めて草で蓋をする。
その竹を火であぶると竹が含んでいる水分で蒸されて美味しくできあがり。

 バンブーピッグ調理中。朝から豪華な食事でした。

朝から豪華な食事ですっかり寛いだ二人。




ゆっくり村で朝を過ごした後川下り出発!乾季なので水もすくなく流れも緩やか、今回は短いコースなのでゆったり行けます。




緩やかですが常に流れているので非常に楽にくだれます。
僕の頭についてるのはめずらしい鳥の羽らしいです。Jonが旅のお守りに頭に刺してくれました。「イクゾーはチーフだから二本ね」って



普段運動しない今回SUPが初のサトちゃんも大分上手くなりコツを掴んできました。リバーSUPは力に頼ろうとしない女性のほうが上達は早いです。

それにしても今回アロフォロアに泊まれたのは良かった。

これでテュピラ村近辺でのルートが4〜5種類のバリエーションが完成。どんなグループでも対応できます。

初心者は今回の1泊2日のミニ川下りコース。
中級者は上流のタリカパからスタートし途中アロフォロアでも泊まる2泊3日のコース。上級者はタリカパから一気に下るコース。
海はテュピラからタブルテのミドルコースやテュピラ〜メイウォクのショートコースまでいろいろとあるし、気象状況やグループの体力に合わせていろいろと組めます。

参加者全員がヤクちゃん、俊平君、拓ちゃん、太郎さんみたいな超人級たちがもし集まったらマダン空港からもうパドルでテュピラ!御岳組みんなでいつかいきたいですね。


感動の再会!

川下りの最中、河原で僕たちに手を振っている老人が、、、なんかアンドリューに似てるなって思ったら本人でした!
タリカパの村長、アンドリューは僕たちが昨晩アロフォロアに泊まっている噂を聞きつけ、川下りをしてる僕たちに会いにきてくれました。
すごいですね、だいたいこのへんだろうって目星をつけて来てほんとに会えるこの野性。
嬉しかったです。来年こそ泊まりにきてねとまた念を押されました。




無事ゴール。
ゴール地点にテュピラのスタッフがランチを持って迎えに来てくれました。トラックの中でそよ風に吹かれながらランチ。二人とも初のリバーSUPお疲れさまでした!



午後はテュピラでゆっくり過ごし晩ご飯。テュピラキッチンスタッフの腕前がものすごい進化してます。味付けも絶妙で新鮮な食材をつかってるのでほんとに美味しい!


アロフォロアで捕れたクスクスの肉も料理してくれました。
手前の肉がクスクス。ちょっとシカの肉に似てます。