Jaywai posing with his Kewrecraft surfboard
「北海道とPNGを結ぶボード」
ベースロッジ前でコーヒー片手に何気なく波乗りをしている小さい子供たちを見ていると、抜きんでて上手い子が一人すぐに目に入る。リッピングした時のボードにチラッとKewreのロゴマークが見えた。
8歳のサーファー、ジェイワイ君。テュピラサーフクラブの若手有望株で果敢にどんな大波でもピークから攻め、リッピングはもう大人顔負けな感じ。テュピラサーフクラブでは日本人が寄付した中古のサーフボードをストックし地元の人たちが波乗りを楽しめるようにしてるが、大人用のボードはキッズたちにはサイズが合わない。そんな事情を知って毎年子供たちのために、キッズボードをつくってくれるシェイパーがいる。北海道のKewrecraft(ケウレクラフト)のシェーパー松山さんだ。彼は数年前に雑誌で政府観光局主催で行われていたSurfing Kids Programmeのことを知り「自分も何か手伝いたいと」名乗り出てくれた熱い男。彼のシェイプしたボードに乗って上達した子供達はたくさんいるが、去年このボードがテュピラに来てからジェイワイ君はメキメキとさらに上達したそう。今年のPNGサーフィンナショナル大会にユース部門で出場する予定もあるとか。
ジェイワイは、波がいい時は必ず僕たちと一緒にラインナップにいて、トラックで他の村に波乗りに行く時もちゃっかり学校サボってついてくる。周りの大人たちはみんな知ってるのに隠れてるつもりでニヤニヤしながらトラックに乗ってる姿が超かわいくて印象的だった。
普段言葉少ない寡黙なシェイパー松山さんの情熱が海を渡り、ジェイワイを通してPNGのサーフィンの発展を雄弁に語っていた。
海から上がったばかりのご満悦のジェイワイ。彼だけではなくこっちの子供は本当に上達が早い。前にサーフィンキッズプログラムでサーフィン教えた子供は1シーズンで僕より上手くなって、速攻抜かされました笑。
あっ、ちなみにいまテュピラサーフクラブではリーシュが圧倒的に足りないのでもし使わなくなったリーシュがありましたら弊社まで送ってください。今年あと2回くらい渡パプするのでその時にもっていきます。子供用の海パンやTシャツも大ウェルカム!