2012-09-11

"Soldier" Crystal Parade in Huis Ten Bosch

 sketch for the soldier   Crystal Parade in Huis Ten Bosch



映画グラディエーターが大好きな僕はこういう系は描いていてものすごく楽しいです。資料を見なくても結構ディティールまで描けちゃいます。(ちなみに僕と同世代のクリエーター達と同様、ガンダム(1年戦争時)のモビルスーツとモビルアーマーはほぼ全てなにも見ないで描けました。)
個人的なリドリースコットの作品で好きなトップ3はブレードランナー、エイリアン、ブラックレイン、テルマ&ルイーズ、グラディエーターです。テルマ&ルイーズのあと「?」な作品がつづいてリドリーどうした?と心配していたところにグラディエーターでまたリドリー節全快でよろこんでいたのを覚えてます。

今回のパレードはキラキラ&ビューティフル系なので、パレードを護衛するソルジャーくらいはごりごり男っぽさ全開でもいいだろうと、こんな感じにしました。ほんとは各フロートにこのソルジャーの格好をした護衛を3〜4人つけたかったのですが、カットされてしまいました。

2012-09-10

Car3 "chandelier" Crystal Parade in Huis Ten Bosch

 A sketch for car3 "Chandelier" Crystal Parade in Huis Ten Bosch


 Car1~Car6 Crystal Parade

"Chandelier" Crystal Parade in Huis Ten Bosch

クリスタルパレード、フロート紹介シリーズ第3弾、シャンデリア。
城の半分以上の高さがある巨大シャンデリア。本当はシャンデリアのアームからクリスタルをぶら下げる予定でしたが、ハウステンボス内の道は石畳が多く、パレード中ものすごく揺れてぶら下げた飾りがブンブン揺れすぎて、しまいには飛んで行ってなくなってしまうだろうっていう事で取り付けをやめました。
その他石畳の道でフロートが揺れるために断念せざるを得なかった装飾は結構ありますが、安全第一ですからしょうがないです。

ちなみに先週ハウステンボスに行っている最中、ゴッホ展もやっていて見に行ってきましたが、オランダのゴッホ美術館が増築工事をするために大量に作品を貸し出したらしく50点以上の作品がありました。
一般に知られているいわゆる「ゴッホのスタイル」に行き着くまでのパリ時代の作品ばかりで、ロートレックやスーラ達と交流しながらお互いいろいろな技法をトライしていた時期。ロートレックのうす塗りで画面を構築していく技法やスーラの点描などお互いにfacebookで「いいね!」って言い合ってたのでしょう、ゴッホの作品にも彼らの影響を見る事ができます。スタイルが確立される前の、貪欲にいろいろと模索しているような混沌とした迫力があり非常に楽しめます。










2012-09-09

iSUP Down River



きのうも楽しく御岳でiSUPで川下り。水量も少なくスリル満天。
汰久治さんと合流するはずが残念ながら、彼は朝一、僕たちは午後になり、同じ日に同じ川を違う時間に下ってました。

夜八王子で落ち合って会いましたが、あいかわらずパワー全開。そして今回はほのちゃんを連れてきて一緒に川下りをしたようで、さっそく映像を見せてもらったけど、普段から沖縄の海で汰久治さんと一緒に波乗りしてるだけあって普通に乗りこなしてました。将来はプロのアスリートに間違いなくなるでしょう。
ほのが描いた絵もわざわざ持ってきてくれてみせてくれました。ハワイで4月にあってからまだ半年も経ってないのに子供の成長ははやいようでずいぶんとたくましくなってました。汰久治さんと一緒に過ごす事で本当に大切で必要なものはなにかを体験できてる感じで、すごいいい教育になってると思います。僕も子供ができたら汰久治さんに10年くらい預けようかな。

それにしてもいつも川下りを一緒にやってる太郎さんや仲間達はほんとにgreat mind & great vibeな人たちで最高です。






ヘルメットにGoproつけておくとあとで自分が通ったコースとか転んだ場所を確認できて楽しめます。
ロンドンオリンピックでスラロームカヌー9位のカズキさんも今回一緒に下りました。SUPは2回目らしいけど、さすが現役オリンピッカー、手足のように乗りこなしてました。すごい人たちです。
世界レベルの身体能力ってぶっとんでますね。






2012-09-08

Car2 "The Castle" Crystal Parade Huis Ten Bosch



Sketch for "The Castle" Crystal Parade in Huis Ten Bosch

The Castle in the first parade on 9.1.2012

このスケッチが3ヶ月後にこうなりました。感動です。
気が遠くなるほどたくさんのラインストーンを貼付けてくれた職人の方々、バイトのみなさん本当におつかれさまでした。

昔(約20年くらい前)、僕は映画やCMのセットを作ったりするある美術工房でバイトしてました。
そこがまたハードコアなところで、物作りが得意で手先が器用な僕は意気揚々と作業場にいきましたが、秒殺でこてんぱんにやられました。
まず誰もなにも教えてくれない、聞くと機嫌が悪く怖い、かといってぼーっとしてると怒鳴られる。見よう見まねで他の若い人を観察して真似をしてみる。下っ端の人は何をしてるかというと職人さんのそばでアシスタントをしている。で、僕も作業している職人さんの後ろに立っていて何か手伝おうとするのだけど、聞いて教えてくれそうもないおじちゃん。なんか手伝おうとしても邪魔者扱い。なのでよく観察してこの人は次に何をするのだろう?と推測して必要そうなものを準備したりしても、見当違いだったりするわけで鼻で笑われる。無視される。叩かれる。
それを繰り返しているうちになんとなーく手伝えるようになり、なんとなーく存在を認めてもらって、「おい、そこやっておいて」といわれるようになる。

そんな日々のなか、たまに殺伐としたセットの現場におしゃれなデザイナー先生(もう雲の上っぽい存在)がさっそうと現れみんなの制作具合をチェックして指示をだしていったりするわけですが、そんな普通なことでも田舎からぽっと出てきた若造の目にはかっこ良く映ります。こんな大きなセットをデザインするなんてすげーなー、いいなーあーなりてーなー、と。
そして、このデザイナー先生たちの中には僕みたいな若造にも「おつかれ、ありがとうね。いい感じにできてるね」とか声をかけてくれる人がいました。これは結構うれしく、よっしゃーこいつのためにいいもの作るか!と気合いがはいってがんばったのを覚えてます。(もちろん空回りして変なふうになっちゃっいましたが)

それから時が経って、気がついたら実際に現場をチェックしにいくデザイナーになっちゃったわけですが、ラインストーンを城に一生懸命貼っているみなさんの背中を見ながらそんなことを思い出しました。
そんなこんなで、僕も現場では作業しているひとに心から「どうだ!さっそうとあらわれたデザイナー先生だぞ。憧れてくれ〜!」、、、とは言わず(冗談です)、「お疲れさまです。ありがとうございます」と伝えます。本当に心を込めて。
とにかく華やかなこのパレードの裏にはたくさんのたくさんの人の汗と汗の結晶が詰まってます。
猛暑のなか作業していただいた方々ありがとうございました。おかげさまで子供達が目を輝かせて見入るこんな素敵なパレードになりました。












2012-09-07

Car1 "Undine the Swan" Crystal Parade in Huis Ten Boshch

Sketch for "Undine"the swan in Crystal Parade in Huis Ten Bosch 






9月1日から始まったハウステンボスの新パレードの一号車。
スケッチをもとに図面を作ってもらい→スチロールで制作→FRPで造形、骨を鉄骨→模様のラインを描いて→ラインストーンを貼っていく→ボディー完成後シャーシと組み合わせ。
という肯定で制作しました。スチロールの時にフォルムのチェックを何回かしたのですが、羽が全体的に平べったかったので、躍動感と表情を豊かにするためにものすごい細かい注文をお願いしたのですが、職人の方々がすべてかなえてくれました。ありがとうございました!
ラインストーンをこれにびっしり貼るのもさぞかし大変だったと思いますが、これもすごくきれいに貼れて模様もきれいにいれていただけました。




 これが白鳥のなかに入っている電動シャーシ。
遊んでいるように見えますが、これは遊んでます。


今回の仕事をふっていただいた平山社長とシャーシの揺れ具合や
曲がり具合をチェック。





2012-09-05

Sketch for Crystal Parade in Huis Ten Bosch




sketch for Crystal Parade in Huis Ten Bosch



9月1日から完全リニューアルしたハウステンボスのパレード。
全貌はこんなかんじです。これが一番始めに描いたスケッチ。当初は2号車の「キャッスル」を2トントラックくらいの大きさの城にして、キャストが踊るステージも六本木の「香和」のステージみたいに上下に動くのを考えてましたが、ハウステンボスの路地を曲がれないのと、ステージを上げ下げする仕組みにお金と時間がすごくかかり間に合わないっていう致命的理由でだいぶコンパクトになりました。
6号車のフロートもポリゴンフレームのようなワイヤーフレーム構造にしてそのワイヤーに細かいラインストーンを貼ろうと思っていたのですが、これも無理があるということでFRP造形がしやすい形にデザインし直しました。

が、出来上がったパレードはほぼ、この一番最初のスケッチの雰囲気を再現しています。
場所を陣取って目の前を通りすぎて行くパレードを見るディズニーランドと違い、ハウステンボスのパレードはお客さんもパレードと一緒になって練り歩くスタイル。ということは、近くから見ても、遠くから見ても完成度が高くなければいけないので作るほうは死角をなくすのに結構頭を使います。
一つのフロートにつき何枚もスケッチを重ねましたが、実際に出来上がるのを想像しながら描いていたのでものすごく楽しかったです。ほんと楽しい仕事で感謝です。
明日からは一つ一つのフロートの制作過程を紹介していこうと思います。

2012-09-03

Crystal Parade in Huis Ten Bosch

Car 1 "Undine the Swan" Crystal Parade in Huis Ten Bosch 

Car 2 "The Castle" Crystal Parade in Huis Ten Bosch  

 Car 4 "The Sphia" Crystal Parade in Huis Ten Bosch  
The parade produded by Entertaiment Bowl,
designed by Ikuzo Fujimura (Pax Creation)

快晴で満月だった9月1日。リニューアルしたハウステンボスのパレードがお披露目された日。
20万個以上のラインストーンをちりばめた世界一輝く(主観です)クリスタルパレード。
そのパレードのフロートを1号車から6号車まで全てデザインさせてもらいました。着手から納品まで3ヶ月未満という脅威的な短いスケジュールのなか関係者全員がフル回転で作成。八王子や有田など日本各地の工場で同時進行でパーツやシャーシを作成し、最後長崎にそれぞれのパーツを移動させ仕上げました。

直前のリハで実際に走らせて見つけた改良点を最後の最後まで職人さんが手を加えてより完成度を高めていきました。
自分が紙に描いたものがこうやって実際に出来上がり、パレードしているのを見れて本当に嬉しく、幸せに思います。
特に子供たちが、「うわーきれい!」って目を輝かせて喜んでいるのを見るのはクリエイター冥利につきます。
仕事を依頼していただいた方々や実際に制作していただいた職人のみなさん本当にありがとうございました。

先週、木曜日から丸4日、始めてのハウステンボスでしたが、満喫しました。敷地がすごく広いので平日でも週末でも混雑していなくゆったりと過ごせるし、別にアトラクションなど入らなくても天気のいいなか自転車で散策してるだけですごい楽しいです。人が少なくてちょっと不安だったのですが、パレードが始まるとどこからともなく沢山の人が集まって参加してくれたので良かったです。
これからしばらく、このパレードを一台づつコンセプトや制作スケッチなど紹介していきたいと思います。