sketch for Crystal Parade in Huis Ten Bosch
9月1日から完全リニューアルしたハウステンボスのパレード。
全貌はこんなかんじです。これが一番始めに描いたスケッチ。当初は2号車の「キャッスル」を2トントラックくらいの大きさの城にして、キャストが踊るステージも六本木の「香和」のステージみたいに上下に動くのを考えてましたが、ハウステンボスの路地を曲がれないのと、ステージを上げ下げする仕組みにお金と時間がすごくかかり間に合わないっていう致命的理由でだいぶコンパクトになりました。
6号車のフロートもポリゴンフレームのようなワイヤーフレーム構造にしてそのワイヤーに細かいラインストーンを貼ろうと思っていたのですが、これも無理があるということでFRP造形がしやすい形にデザインし直しました。
が、出来上がったパレードはほぼ、この一番最初のスケッチの雰囲気を再現しています。
場所を陣取って目の前を通りすぎて行くパレードを見るディズニーランドと違い、ハウステンボスのパレードはお客さんもパレードと一緒になって練り歩くスタイル。ということは、近くから見ても、遠くから見ても完成度が高くなければいけないので作るほうは死角をなくすのに結構頭を使います。
一つのフロートにつき何枚もスケッチを重ねましたが、実際に出来上がるのを想像しながら描いていたのでものすごく楽しかったです。ほんと楽しい仕事で感謝です。
明日からは一つ一つのフロートの制作過程を紹介していこうと思います。