2016-11-03

PNG Adventure Trip Report #2 "Tarikapa Village"

The building named "Ikuzo Urarow Kora"


「タリカパ村訪問記!」


弊社のブランド名の由来にもなったタリカパ村。

クミル川の上流にひっそりと佇む美しい村、強烈な太陽の日差しと同じくらい眩しいまっすぐな村人の眼差しと笑顔が印象的です。お金は全然ないけど自給自足で豊かに幸せな暮らしをしている村人、ここに来るたびにいろんなことに気がつかされる。お金が介在しない、人と人を繋ぐとされてるSNS、スマホがない場所では人はすごく豊かに信頼関係を築いてコミニケーションが密。アラニスの歌じゃないけどIsn't it ironic?






タリカパ村へは今回はトラックで。体力のない女性が参加者に多かったので歩かない漕がない、たまには車もいいでしょう。「子供や女性でも安心して参加できるツアー」ですから笑。それでもトラックの荷台に揺られてジャングルの中をつき進むのはアドベンチャー感それなりにあって楽しめます。




いつものごとく村に到着するまでにいろんな場所でいろんな人をピックアップするので着く頃には満員!僕の隣の隣の赤Tがジェシー。実は彼の一族はタリカパ出身なので彼も実家に帰るような感じです。



タリカパに着くと村長のアンドリューが自らシンシンを踊り出迎えてくれる。彼が心からの歓迎の意を込めた踊りと歌には毎回心を打たれる。そしてこれを受け止める僕たちも心が引き締まる。

こんな時に参加者たちの魂力が自然と現れます。

どんなところかっていうと、、、ひたすら村長の踊りをスマホで動画撮影してる人、機械で記録なんかせずにしっかり自分の目に焼き付けてる人に分かれます。そんなもの録画して日本に帰って友達に見せたって伝わらないし、今しっかり自分の目で見て全身全霊で受け止めろよ!って言いたいのを我慢して見守ってます。あっ言っちゃったかな?言ったかも


この村に外国人が訪れるのは今回で3回目。(全部僕たちですが笑)そして泊まるのはこのグループが初!今回初PNGの女性3人はもう何が何だかわかんない様子。



村長からの歓迎のスピーチとプレゼントを受け取る。今回タリカパを訪れた理由は冒頭の僕の名前がついた建物のオープニングセレモニー。

何ですが、そこはPNGタイム。やっぱり完成してませんでした。「来年完成するよ!」「オッケー!」。

Ikuzo Urarow Koraという名のこの建物は1階が若者たちが自分の村の伝統や工芸を学ぶセンター、2階がゲストハウス。自分の名前がついた建物は本当に名誉で嬉しい。



オープニングの記念に日本から持って行ったプレゼントをアンドリュー村長に渡す。この時に皆さんから頂いた子供用の衣服などもプレゼントしました。毎回ありがとうございます!





そして僕たちが泊まるSaki Wakara Homestay。ちょうど3部屋で6人!キャンセルが出てぴったりなのもPNGマジック。夜のジャングルは結構動物や鳥、カエル、ゲッコーの鳴き声がやかましくこの裏でも一晩中何かが鳴いていたようです。この村の鶏は早起きらしく3時にはもう全開で大合唱だった模様。僕は気が付きませんでしたが



午後は子供たちや村人とゆっくり過ごす。



タリカパ村での夜ご飯。最高に美味しかった。見たことない大きな魚、バナナ、芋、野菜、当たり前だけど全部無農薬の有機栽培。

よくいろんな人からパプアニューギニアの食事って大丈夫なの?って聞かれますが逆に聞きたいです。「日本の人たちが食べてる化学品まみれの食事は大丈夫なの?」って。企業の金儲け優先で人の健康を無視してルールを作った世の中の方がコワイ笑。

内臓の状態はだいたいそのまま肌に出ます。なので肌が荒れてる人は食生活が荒んでる人。こっちの人の肌はもうすっごい綺麗ですね。







訪れた村で迎える朝、僕が一番好きな時間です。今回は参加者にサーファーがいなく、全員夜型なので朝はスロースタート。

一人早く起きて朝のひんやりした空気を楽しみながら、焚き火で湯を沸かしてコーヒーを入れて100%ナチュラルなPNGのタバコを楽しむ。超ぜいたく!
あっ僕はタバコ大嫌いで吸ってる人の煙のそばに行くのも嫌でしょうがないですが唯一の例外がPNG。畑で元気に育ったタバコの葉を摘んでその場で巻いて吸うのは本当に美味しい。これを吸うと市販のタバコがどれだけ薬品まみれになってるかが如実に分かります。PNGの農薬フリー化学薬品の入っていないタバコは野性味あふれるけどコクと深みがあってすごいマイルドです。村によっても味が違うのでワインのような楽しみかたができます。





朝のひんやりした空気感は太陽が照り始めた瞬間に消え一気に暑くなります。
朝日の中村長に編み物を習う女性陣。ヒロエちゃんがさくっと習得してウガジに教えてる横でモッチーはできなくいじけてる図(右の写真)





朝ごはんの後、村の近くに綺麗な湖があるから行ってみる?とアンドリュー。
「どのくらい?」
「2分」

出た、PNGタイム。何度も「すぐそこだよ」っていわれて半日くらい歩いたことがあるのでまあ5分〜30分くらいかなと思って散歩がてらみんなで行ってみる。



すごいいいhide-out的なスポットでしょ!とアンドリューが自慢げに案内してくれた場所は確かに穴場的スポット。だけど村自体が穴場っていうかPNG自体が世間一般では穴場なんだけどね。

今度ここを訪れた時はBBQピクニックしようっていう話にまとまりました。木陰でピクニックして湖にSUP浮かべてその上でコーヒータイム。優雅なオプションツアーですね


ブタもぜいたくにココナッツをたくさん食べてます。毛並みもツヤツヤ、何よりもワイルドに育ってるので家畜臭もゼロ。




タリカパを去る前に村長がみんなにいろんなものをプレゼントしてくれました。頭に巻いてるのは朝教えてもらった草を編んで作る「マナウ」。上ちゃんも仲間の印ピッグタスクをもらって目がウルウル、その隣でなぜか80年代アイドルのような格好してるモッチー笑。



見送ってくれる村人たち。この暖かい笑顔に見送られてみんなトラックの上で泣いてました。たった1泊なのにすごい濃い内容のコミニケーション。





Morning surf  board: JP Australia Fusion 8'5


波ネタ

11月中旬からサーフシーズンが本格的に始まるPNG北部、10月後半のテュピラでも毎朝、夕方ちょっとづつウネリが入ってきてます。初日が一番大きくセットで頭、後の日々は腹〜肩と小さいサイズながらも朝夕は無風で楽しめるパラダイスでした。他の村に泊まっていない時は毎朝と夕方日が暮れるまで波乗りを堪能してました。

今回持って行ったのは、JP Australia のFusion 8'5。間違いなくこのボードはマジックボード!テイクオフ早い、回転性抜群、ターンで加速、まだ完全に乗りこなせていませんが苦手なバックサイドでもボトムで加速して当て込めることが何回かできました!