2013-10-15

Back from PNG!




"A road in the jungle"




パプアニューギニア・アドベンチャートリップより無事帰国!

この企画を実行するにあたり、ご協力いただいた政府観光局、STワールド、関係者の皆さん、iSUPを貸してくれた仲間たち、そして参加していただいた方々、本当にありがとうございます!おかげで最高な旅になりました。

今回この旅に申し込んでくれた人たちは皆、初パプアニューギニア。
ジャングルでの川下りや村から村へのSUPツーリング、村人との交流など普通の観光旅行では決して味わえないリアルなアドベンチャーを楽しんでもらえたかと思います。

このツアーレポートをジープのウェブサイトマガジンREAL STYLE by JEEPに連載していますので是非ご覧ください。




今回一緒に旅した参加者のみんなへ


「本当に必要なものと大切なもの」

本当に必要なものは、自分で背負って動けるもの。
沢山の物を背負えば便利だけど、動きづらくなる。
なるべくそぎ落として動きやすく。
普段たくさんの「モノ」と情報に囲まれて、鈍った感性と野性を僕はいつもPNGでリフレッシュさせます。まさに命の洗濯。必要だと思ってたものがそうでもなかったり、逆に当たり前の大切なことを見落としていたり、、
今回タブルテ村に向かい風のなかパドルしたときに背負ったバックパックの重み、それが本当に必要なものの重みの象徴です。
日々の生活でそれ以上の重みを感じたら、一旦立ち止まり必要なものはなにかと吟味し、不要なものを削ぎ落としてみてください。
きっと足取りも軽くなり、視界もクリアーになるはずです。

そして本当に大切なものは、村人が持っていたもの。
心の豊かさ、人々の結びつき、地に足ついた生活です。
そして人と人の間にある信頼関係です。どれも「モノ」ではなく形のないもの。
形がないからこそ誰にも奪われないし、どこにでも持って行ける。
そんなことをみんなとシェアしたいために
わざわざ伴走船に荷物をのせず、各々に背負ってもらいました。
この「真に必要なものと大切なもの」を感じてもらうことが今回のアドベンチャートリップの本当のコンセプトでした。そして皆とそれを共有できたことを最高に嬉しく思います。

訪れる全ての村で、ものすごく歓迎され暖かく受け入れてもらえたのも嬉しかったですね。
みんな、村の人たちになにか恩返しをしたいと思っていることでしょう。
あの村に行った人たちは皆そう思います。が、帰国し日々の生活の忙しさのなかで
(忙しいっていう漢字はよくできていて、心を亡くすと書きます)
残念ながらその気持ちが消えてしまう人もいます。
村人から教えてもらったマインドを大切に日々の生活に役立て、周りの人にも伝染させてあげてください。
そして来年の旅には自分の大切な人を一人連れて来てください。
それが村人への恩返しにも繋がります。
ほんとうに伝えたい大切な事はメディアやSNSでは伝わりません、自分の足でいって、自分の目でみて初めて感じるものです。
自分の大切な人にまず自分が経験した貴重な体験を教えてあげてシェアする。
とても小さい一歩ですが、村を訪れる一人一人が自分の大切な人を次の旅で一人連れて行けば、何年か後には結構な人数になるかもしれません。
そして沢山の日本人が失いつつある「人間力」を取り戻し、次世代に伝えていける人がすこしでも増えればと思っています。
ものすごく小さなことですが、これが僕がライフワークとしておこなっている「日本人の「人間力」を取り戻しよりよい社会にする」ための革命です。それが僕にとってのリアルアドベンチャートリップ。
地味でも小さくても自分にやれること、それを確実にやって行く。ただ一人ではたかがしれてるのでこれからもみんなに助けてもらうことが多々あると思うのでよろしく!

みんなの御陰でまた一歩前進できました。
Tenku tru!

パプアニューギニア政府観光局認定サーフィン観光親善大使
藤村育三