Kids in Miwok village
タブルテ村幼稚園での歓迎会
「タブルテ村に幼稚園ができた!」
今回のメンバーは、服や画材、サーフィングッズなど村の子供たちへのプレゼントをたくさん持参してくれた。全部合わせると結構な量になったので、Meiwok村とTaburute村にそれぞれ持って行くことにした。タブルテ村の村長ジョンとサムに、いつも村の目の前で波乗りさせてもらって僕たちを歓迎してくれるお礼の印に折り紙教室を子供たちに開きその時にみんなからのプレゼントを持っていきたいと伝えたところ、幼稚園で子供たちを集めるからそこでやってほしいと言われた。タブルテ村に幼稚園なんてあったっけか?と聞いたところテュピラサーフクラブの利益で最近設立したらしい。PNGサーフィン協会のアンディーが25年以上かけて構築した、「サーフィンに適した波を天然ガスやレアメタルと同等の国の資源として捉え、環境を壊さずに持続可能な観光業を目指し、利益をきちんとローカルに分配するサーフマネジメントプラン」の恩恵がここにもあった。
テュピラで朝食を食べた後トラックに乗り込み皆でタブルテ村へ。車を降りると子供達が整列して僕たちを迎えてくれた。子供達が並んでいる隣に僕たちは招かれ歓迎のセレモニーが始まる。「ちょっくら村の子供たちを集めて折り紙教室!」と思って来たのだが結構本格的な歓迎会を開いてくれました。
国旗がゆっくりと昇る中、村人全員と子供達で国歌斉唱、僕たちを受け入れてくれた。その後、子供達がパプアニューギニア国民としての誇りや目標を声高らかに唱える。独立して40年ちょっとというまだ若いPNGでは、自分たち一人一人が国を作っているという意識が非常に高く、大人たちと話していても"Nation building"という言葉をよく聞く。
僕たちが子供の頃は当たり前に学校で歌っていた国歌、今は学校によっては歌わないところがあるらしい。こういう場面に直面すると改めてどうかと疑問に思う。英語教育とかダンス教育とかの前に国歌くらい全国の学校できちんと歌うべきでは?自国の文化を誇りに思い愛国心を持たせないと国際舞台では誰にも相手にされないし。
話逸れましたが、子供達の国歌&国旗セレモニーでみんなの目がウルウルきてました。
セレモニーの後、ホラック校長先生からの温かい歓迎のスピーチと歓迎の印のココナッツドリンク。ホラック先生の人格者ぶりがひしひしと伝わってくるんだけど、可愛いカエルのイラストに「KISS ME!」って書かれたパープルのTシャツを着てるのがとてもキュート。このギャップがステキです。
校長先生のスピーチの最中にウリボウが横切るのもPNGならでは。
チームを代表して、お礼の気持ちを皆に伝える。こんなに盛大なセレモニーを開いてもらって全員感無量です。
そして折り紙ワークショップ開始!今回はメインの先生をミカさんとマナちゃんにお願いしました。残りのメンバーは、みんなで子供達をサポート。今回の課題は「紙風船」!大人でも結構難しく、去年の極楽鳥よりもかなりハードルが上がりました。
いつも深いボトムターンからスタイリッシュなリッピングを決めていた青さん。イラストの腕前もプロ並みのアーティスティックなソウルサーファー、本業は税理士っていうからびっくり。子供達に丁寧に教えてくれてました。
そのいかつい風貌からみんなに「組長」とか「親分」とか速攻あだ名をつけられていた山口さん。息子が最近サーフィンを始めたので自分も昔ちょっとやっていたサーフィンに再チャレンジ。で、いきなりパプアを選ぶところがかっこよすぎます。親分は子供達に教えるっていうか、一緒になって折り紙やってました。ハートが素敵な最高な人です。PNGのトリップは本当に面白いメンバーがいつも集まる。彼はこの後感極まって涙してました。
後ろで子供達に折り紙を配っているのがガミーさん。常にみんなを笑わせてくれました。
子供に混じって大人たちも真剣に作ってます。ドミニクは折り紙に超どハマって、毎晩サーフロッジで何か作ってました。基本自給自足な人たちなので手先はみんなすごい器用です。
弊社のクライアント、クアーズの横山さん。こうやって仕事関係の人もツアーに参加してくれるのは嬉しいです。彼も波乗りと村巡りを満喫し童心に戻っていました。
今回サーフィンに初挑戦だったあいちゃん。さすがの身体能力で5日目に立って乗ってました。バイタリティー溢れる彼女はどこの村に行っても人気者。
昨年のリアルアドベンチャートリップに引き続き今回のサーフトリップにも参加してくれたムっさん。村人たちも彼のことを覚えていて会った瞬間「むさん!むさん!」って喜んでいました。
折り紙教室が終わると、子供達がお礼に僕たちを囲んで歌を歌ってくれました。
ここでミカさん感極まって号泣、顔を真っ赤にして(真っ黒かも)豪快に涙を流していました。それを見てマナちゃんももらい泣き。PNGに初めて来た人はみんな一度は感極まって涙します。
四国から参加してくれたミカさんとニッシュのカップルは、何年も前にサーフトリップジャーナルに記載された初期のPNGサーフィンキッズプログラムの記事を見て以来いつかは行こうと思い、今回念願の参加だったようです。子供達へのお土産や地元の人たちへのサーフグッズを沢山集めて持ってきてくれた。本当に感謝です!