Sunset at Tupira surf lodge
日が暮れるまで毎日波乗り。
薄暗くなって海から上がり、夕飯までの間のんびり過ごすこの間に意外と毎日来客がある。「ジェシーが差し入れ持ってきたよ」「ウェラカカワ村の誰々が来たよ」とか「ポーリーンが挨拶しにきたよー」などなど。
タリカパ村の村長、アンドリューも遠いところを訪ねてきてくれた。
タリカパ村は2013年のリアルアドベンチャートリップで訪ねた村。僕たちが初めて村を訪れた外国人ということでものすごい歓迎会を開いてくれた。
クミル川の上流、丘の上にあるすごく美しい村で、村の真ん中の広場にぽつんとマンゴーの木があるフォトジェニックな村。タリカパトロピカルの名前もこの村からつけました。
去年、そのタリカパトロピカルの製品(パイナップルとマンゴーのドライフルーツ)をアンドリューに持っていたところ、「自分の村の名前を製品(ブランド)の名前にしてくれて本当に誇りに思うし、嬉しく思う。」といたく感激してくれていた。
そしてなんと村に新しく建てた建物に「Ikuzo Urarow Kora」と僕の名前をつけてくれた。
自分の名前が建物につくなんて!、感激だ。意味は「育三の幸せな家」ということらしい。今度行くのが楽しみ。トイレだったりして笑。
どんなものであれ自分の名前がついた建物、、僕の中ではカーネーギーホール並みに大きな存在。純粋に嬉しい。
そして村から川へ繋がる新しい道を作ったらしく、その道の名前も「育三の故郷の町の名前をとって"ナガサキストリート"ってつけたよ」「あの俺、北海道なんだけど、、」と言ってみたが却下で「ナガサキストリート」。まあ細かいことは抜きにしてその気持ちがすごく嬉しい。
Andrew at Tarikapa village
2013年に初めて訪れた時。村でゲストハウスをちょうど作ったのでそのテープカット(リボンを挟みで切るんじゃなくて、蔦をナタで切る)をやらせてくれた。
この時からアンドリューとの交流が始まり、タリカパ村をアドベンチャートリップのルートに取り入れたり、PNG独自の文化を味わえる体験会の計画などいろんなことを話しあっている。
絵本に出てきそうなこの村の様子や村人たちのすごい綺麗な笑顔、何より「タリカパ」って言う音の響きが気に入ってちょうど同時期に立ち上げた会社のブランド名に使わせてもらった。このブランドが軌道に乗ったらタリカパ村を中心にPNGの持続可能な観光業にプラスになるような貢献事業もしていきたい。
「ローステッド ココナッツ オイル」
将来的にはPNG産のココナッツを使ったプロダクトを作りたいと彼に話したところ、、、
早速後日、ココナツオイルを作って持ってきてくれた。もちろん農薬や保存料などないところなので、完全オーガニックのナチュラル製法。
水のペットボトルに入れてくれたホームメイドココナッツオイル。タリカパ村の人びとの感謝の気持ちと、今後色々とタリカパトロピカルを手伝いたいという想いを込めた手紙と一緒に渡された。
マジックでアンドリューが「Tarikapa made Coconuts oil」とブランディングしてくれたこのオイル、今まで嗅いだどのココナツオイルよりも香りがリッチ。食べても肌に塗ってもアロマ的に使っても最高だ。滞在中はサーフィン後に火照った肌に毎日塗っていた。
あまりにも香りがいいのでアロマ的な用法で近い将来製品化を考えてるこのRCO(Roasted Coconut Oil)、今回のサンプルを10名くらいにモニターとして使ってもらおうと思うので希望する方は連絡ください。
最終日の夜、Meiwok村出身のキロワンさん(PNG最高裁判官判事)がたまたま里帰りしてたので夕食に遊びに来てくれた。PNGサーフィン協会のアンディーの持続可能な観光業の構想を最初から応援してくれて実現させたパトロン的存在。この人抜きには何も始まらなかったと言っても過言ではない。その恩恵をこうやって毎年受けられることに感謝。
ほぼ毎日曇りだったのにもかかわらず皆真っ黒に焼けてる。最高な7日間を共有できた旅の仲間にも感謝です。波乗り、出会い、感動、発見、、、今回も実りの多い旅でした。
Tenkyu tru
これでPNG Surf Trip 3/19-3/26 トリップレポート終!
次回は7月のSUPリアルアドベンチャートリップ!申し込みも開始してますので興味ある人は行きましょう!