2016-04-27

CABBO 2016-17 model textile graphics

CABBO new textile graphics for 2016-17 model


CABBOのニューモデル用の生地のデザインがフィックスしました。写真は実際のウェットスーツ生地にプリントした色校の最終版。この微妙な色合いを出すために何度も工場に色校をおねがいしてようやく仕上がりました。4種類の生地を組み合わせて今年のラインナップに反映させます。柄の一つ一つに意味があり、ブランドのフィロソフィーである「Aim for the best , Prepare for the worst」をフィーチャーしています。

「最高の結果を目指し、最悪に備える」これはアウトドアマンや大自然のなかで仕事などする人の間ではあたりまえのことですが、フィールドに入る前に起こりうるすべてのバッドシチュエーションを想定しそれに備えるギアやマインドをセットしてからベストを目指すこと。CABBOはBestを狙える機能性とWorstの状況にも対応できうるタフさや柔軟性を合わせ持った、ユーザーの良きパートナーでありたい。そういう想いからこのフレーズを今期からブランドマインドとして前面に出すことにします。


CABBO "The Great Ripple of paddle "

「パドルで広がるポジティブな波紋と輪」と太陽をイメージしたRipple(波紋)柄。水面にいれたパドルから広がる水紋を木版でCABBOらしく表現。このブラウングレーを出すためにかなり苦労しました。(Breaker out 和泉さんが)ありがとうございます!
意外と男女共に似合う柄と色です。





PADDLE MAN Plaid

CABBOの守護神的トレードマークPADDLE MANのPLAID(チェック)柄。
去年に引き続きマイナーチェンジして今年もラインナップに残しました。毎回生地の色を決めるときに実際のウェット生地にプリントするのですが、普通の洋服ではなくウォータースポーツ用なので水に濡らした状態での発色もチェックしてます。濡れてても乾いてても納得のいく色合いを出すのは結構難しいですが、両状況でよく見えるようにバランスをとっています。


CABBO Herringbone Coyote Brown

CABBO Herringbone Wolf Gray

Herringbone(ヘリンボーン)柄。
開きにしたヘリング(ニシン)の骨の模様に似てることから「ニシンの骨」模様、日本だと杉綾模様とか呼ばれたりします。長方形がお互いに「人」の形のような支え合う角度で密集することで生まれるこの柄は建築のタイルやフローリングなどでもよく使われ、手間がかかるが組み込まれたあとは非常にどんな方向からの力にも強く、個人的によく使うパターン。そのヘリンボーン柄のなかにランダムにPADDLE MANの目があり常に環境の変化に気付き"Prepare for the worst"できるように!っていう意図。

色はコヨーテブラウンとウルフグレイ。この柄のウェットパーカーとか非常におすすめです。

このパターンを使用したフルスーツ、ロングジョン、パドルパンツ、ウェットパーカーを発売予定ですのでお楽しみに!後日またデザイン発表します。