Pax Creation 2011 new year's card
2011年の弊社の年賀状。厚紙にベージュ部分を金箔にして印刷しました。毎年10月後半から今くらいの時期にかけて年賀状&クリスマスカードラッシュです。ありがたい事に弊社の取引先は、ほぼ皆さん年賀状のデザインも発注してくれます。
おかげさまで干支の動物は何も見なくてもいろんなパターンを描けます。去年もウサギだけで何羽スケッチをおこした事でしょう。シルエットウサギ、かわいいウサギ、シュールなウサギ、かっこいいウサギ、トライバルウサギ、、、。
そして、年が開けると納品した年賀状がそれぞれの取引先から送られてきて、仕事関係でいただく年賀状はほぼ自分がデザインしたもの、という非常に幸せな状態です。年末に生み出した自分の子供達が年が開けたら帰ってきました。みたいな感じです。
年賀状に限らず、アイデアに煮詰まったときはなるべく、他ジャンルからインスピレーションやヒントを得るようにしてます。グラフィックのアイデアは他のグラフィック系の資料を参考にしてもたかがしれているので、例えば建築関係の本をみたり、料理関係とかおもいっきり他のジャンルを見たりして、一人ブレストしたりしてます。そんなわけで、なるべく多くの表現者の作品を普段から機会があれば能動的に見るようにしてます。
昨日の夜もそんなわけで、いつもお世話になっている中澤先生夫妻に連れられてスパイラルで行われているDAZZLEの公演を見てきましたが、最高でした。「すべてのカテゴリーに属し、属さない曖昧な眩しさ」をスローガンに揚げ、比類ない世界観を持ち、独創性に富んだ作品を生み出し続けるダンスカンパニー。という彼らの説明どおりのカンパニーでした。舞台の奥行きのある使い方、ストーリーの紡ぎ方、緩急と静動のコントラスト、立体的に魅せダンスに深みをだす照明と音響、もちろん個々のダンスと全体としての動き。どれをとってもスタンディングオベーション級。非常に刺激になり、勉強になりました。舞台というキャンバスでダンスという絵の具を使ってこれだけ自由に表現できるのかと。メッセージをダンスを通じて伝えるために、既成概念をひとつずつ吟味して壊してはまた構築していく。しかも楽しみながら。その集大成のような舞台でした。また公演があったら是非行こうと思ってます。また一つ素敵なものを見つけれたことに感謝。