graphic for Tazya 2 in Umeda ,Osaka
大阪でちょうど2年前の今日オープンした達屋の2号店。おいしい野菜の居酒屋。
ぼくはどんなにテクノロジーが発展してもやっぱり、手描きがすき。パソコンでかいた線に気持ちは入らないから。最初はいつもスケッチブックに山ほど、ドローイングを描く。そして、まあ結局スキャンしてパソコンに取り込むわけですが。PCが便利になったおかげで最近はデッサンができないデザイナーがいるとかっていう話を聞きました。すごいですね。それって、基礎体力がないボクサーみたなものでちょっと無理があると思います。
達屋は達也がやっているお店。一号店も内装、ロゴ等すべてデザインさせてもらって、2号店もやらせてもらいました。彼は、とてもこだわりのある、人望厚い、熱血漢で、あたまのいい、はげ男です。すごいいい会社でばりばり働いていたのですが、皆から引き止められるのを振り切って自分の店をやるために独立しました。「頼むから辞めてくれ」と昔、会社を首になった僕とはえらい違いですが、同い年です。
そんな熱血漢の達也が始めたのが、創作和食料理屋。そして、2店目がおいしい野菜の居酒屋。1店舗目は天井一面に天井画を描いたので、今回は壁と天井すべてに壁画をかいて店のコンセプトの世界観を構築しました。
野菜の店なのでやはりグリーンを基調に。全体のグラフィックのコンセプトとして、「縁と芽」を抽象的に表現しました。僕も彼も縁をすごく大切にしてます。それは人の縁、場所の縁、チャンスの縁。みんな人それぞれ、芽を持っています。それがどう成長するかは、チャンスをどう有効につかむか。与えられた縁をどういかすか。
チャンスは平等にみんなの目のまえにあると思います。それをつかむ勇気のない人が、つかんだ勇気のある人のことを「運がいい」とか表現しちゃいます。運でかたずけると自分に言い訳がたつからです。そして、目の前のちいさなチャンスをいちいち、自分に言い訳をしながら見逃して行くと、こんどはアンテナが鈍って目の前のチャンスすら見えなくなります。どんなちいさな事でも巡ってきたチャンスをとりあえずチャレンジする。失敗したっていいじゃない。失敗から学べるし、同じ失敗を3度しなければ。僕たち仲間はそういう共通認識があります。
話がそれちゃいましたが、そんなみんなの縁を大切にした芽が、からみあいながら成長していく。そんなコンセプトで描いたんですが、そういえば、このグラフィックのコンセプト話、達也に説明したかな?なんかし忘れたような気がします。なにはともあれ、達屋2号店はそんな思いのつまったグラフィックで壁面ぜんぶ埋まってます。梅田にいくとのある人は是非よってみてください。達屋阪急梅田店
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