フィレンツェ一日目、朝から強烈な日差し。写真はサンロレンツオ協会。
さっそく中央市場にいってベラボッカのための小物や食材のリサーチ。
そこで会ったのがこの人。オリーブオイルのプロダクトを扱っている店。
イボンヌはめずらしく完璧な英語を話すなと思ったら、それもそのはずもとアメリカの西海岸の警察官。しかも指導員。8年前からイタリアに彫れて通ってるうちに現在のご主人と出会ってこの店を始めたそう。
ここでオリーブの木を使った食器などBella Boccaで使えそうなものをたくさん買う。
イボンヌの旦那さんが手作りしてるだけあって一つ一つ形がちがって味がある。さらにいろんな塩やオリーブオイルや食材が豊富なので明日すべて試食できるようにお願いしてまた食べにいきます。
達也が気にいったらここから直で仕入れることに。さらに特注のオリーブの木をつかった皿とかもおねがいできるみたいでいきなり大収穫。
昼飯パート1。プロカッチは宝石のパニーニが食べれるってガイドブックに書いてあったので、パニーニ全種類と、デザートを食べた。それにしても達也は仕事とはいえよく食べる。さすがプロ。ここ一番おすすめのドルチェをたべたけど、カラメルソースにオレンジピールが入っていて美味しかった。パニーニも宝石かどうかはわかんないけど美味しい。
へんな日本人の店員がいました。
昼飯パート2。地元の人に大人気のマリオ。常に店の前に人だかり。狭い店内に無茶な配席で同席当たり前の牛詰め状態。
店員に名前をつたえてしばらく店の前で待つあいだも、お客さんがひっきりなしに来てます。同席になったカナダの大学で美術史を教えてるニコルは、ここに通いまくってるみたいなので勧められるがままにオーダー。どれも美味しかったけど、スーパー美味しいわけではなく、たぶんこの店が繁盛してるのは店員とシェフと店の雰囲気だと思う。最初に案内してくれる店員から、メニューを説明してくれる店員、調理人、みんないい雰囲気で心地いい。結局は人。そんなことを感じた店でした。
教会の天井画やシャンデリア、マンホールにいたるまで全てがきれい。
アレル側の南側にいくと一気に観光客がへって、アンティークショップや地元の人たち用の店が増えて下町感が満載。
そんな店の中でみつけた、金物屋BronzistiのBanchiさん。ここでドアのノッカーを見つけて金具を調整してもらいました。職人ながらの慣れた手つきでさくさくと作ってくれましたって言いたいところですが、作業をみてるとちょっと不器用でした。無事この店を継げるのか、ちょっと心配。このノッカーを大阪で取り付けるのが超楽しみです。
その後に行ったのが家を建てるのに必要なものがすべてそろうっていうショップ、そのなもINTERIORS。すごい年代ものドアや建具、照明からエレベーターまで全部乱雑にそろってる。お宝がごろごろしてる最高な店。
そこで普段は売らないサンプル用のテキスタイルを俺も達也も気にいってしまってなんとか売ってくれないかと頼んだところ、写真のカトリーナさんはなんと気前よくプレゼントしてくれました。ベラボッカでもらった生地を使ってる写真を送るっていうと喜んでくれました。
照明器具の店のオーナーで現役でまだ作っているおじいちゃん。なんと80歳でこの道60年。ちいさな店の中に入っていくとショップの5倍くらいの広さの作業場や事務所が広がる。ここらへんの店はどこも自分たちで作っていて生産者と消費者の間がすごく身近。
生産者と消費者の間にものすごい数の流通がはいっている日本とちがいものすごくダイレクト感があっていい。BellaBoccaと農家の関係もそうなので今回の内装とかにもコンセプトがぴったり。ここで照明器具を4個買いました。これまた取り付けるが楽しみ。
工房で制作する職人達。
晩ご飯はアラベッキアベットラっていうところで食べる。
いろんな人が進めるだけあって最高のペンネでした。達也はどうやってこの味を料理長の山下君につたえるんだろう?
こっちは9時くらいまで明るい。陽がしずんだ直後のアレル川。こんどiSUP持ってきて
この川をパドルしたいなー。楽しいだろうなー。
超内容の濃い一日目でした。