2012-06-04

Making of Bella Bocca #10




大阪3日目。
今回大阪で作業する行程を予定通りクリアー。
そして、さらにブラシアップしたほうがいいポイントも見つかり
充実感&新たな課題満載で帰路に付いてます。
@帰りの新幹線なう、「いいね!」
よくわかんないけどつかってみました。

Branded Table

ビンテージ材木屋さんの坪野谷さんが、北米から最近仕入れたばかりの
パイン材をつかって、細かい注文を無理なスケジュールでおねがいしたにも関わらず木曜大工工房さんがビシッと美しく組んでくれた天板に、Bella Boccaの焼き印をおして、オイルステインとワックスを塗り込んで仕上げた、テーブルトップ。
木目や組方が活きるようにステインで丁寧に着色し、ワックスで自然な肌触りを大切に仕上げたので我ながらいい出来です。

ちなみに、焼き印のことを英語でブランドといい、焼き印を押す事をブランディングと言います。
デザインとかの仕事の人はみんな知ってるけど、意外と知らない人がおおいいです。
ブランド物が大好きな日本人なのに不思議です。
もともと自分の牧場の牛を他の牛と区別するために焼き印をおして
「これはおれんところの牛」としたことから「ブランディング」が始まったらしいです。
他のものと違うんですよという区別/差別化の印、それが焼き印=ブランド。
そんな意味を込めて別に焼き印を押してたわけではなく、ただたんに
テーブルに焼き印がおしてあったらかっこいいな、と。
せっかくオリジナルでテーブルを作るんだし。
ということでみんなで天板に楽しく焼き印を押しまくってました。
椅子も、こだわってビンテージものやリプロダクト品や別注品でいろんなところから
集めました。

床や壁はこのテーブルが映えるように、そして、テーブルはそのうえに乗る食器たちが
映えるように、照明や食器はそのうえにのる食べ物がより美味しそうに見えるように。
そして、食卓を囲む人が落ち着いて楽しめるように、常に全体を考えて
物を選んだり、デザインしました。

達也の1号店や2号店と同じく今回も、料理人やスタッフ、オーナーの達也もあわせて全員で作業し、
「俺が作った」感を共有できたので、一人一人が店を大切にしていってくれるでしょう。
特に、脚立が一つしかなかったので、天井を一人で仕上げた料理長の山下君は天井に特別な思い入れがあるかな。
みんなお疲れ様&一緒に働けて楽しかったありがとう。

木曜日からは達也と仕入れやリサーチでフィレンツェへ!楽しみです。
僕は成田から、達也は関空からで、フランスでトランジットなので、
帰り際に達也と「じゃあ木曜日にドゴール空港で!」って言った瞬間、
「俺らおしゃれー」って爆笑してました。

ブランディングを練習