2013-05-31

Logo design for Real Adventure Trip PNG


logo design for R.A.T.PNG

なんと今回のパプアニューギニアの旅で体重が3kg増えた。
訪れた村で出された食べ物を全部食べてたからかな。ジムで縄跳びしてるときになんか重いなと、体重を量ってみてびっくり。村人がくれたハートのこもった貴重な食べ物、それが血となり肉となった結果なのでよしとします。

僕の企画している、SUPでのReal Adventure Trip @PNG。内容もほぼ決定し、詳細を来週の月曜日STWさんと詰めた後公表します。で、ついつい誰からも頼まれてなくお金にもならないのだけど、自分の主催のツアーということでRATロゴを作りました。旅の途中に思いついてスケッチしたもの。「パドルして旅して心の目を大きく開いていろんなことを感じよう」っていう図案。Surfing Kids Programme のロゴと兄弟っぽいかんじで。

そしてこのツアーの主旨に賛同してくれた僕のスポンサーでもあるBreaker Outが協力してくれて、なんとこのツアーの参加者はBreaker outの商品を20%オフで購入できます!ラッシュガードやリーフブーツなどジャングルクルージングに必要なので持ってない人にとってはラッキーですね。
ちなみにこれからCross Adventure Suit の長袖ラッシュも制作予定です。
半袖でジャングルに入っていった僕があほでしたが、やっぱりありとあらゆる虫に露出してる腕をさされものすごいことに。虫除けも汗と一緒に一瞬で流れ落ち、一番刺された日は、腕が腫れ上がってスタローン並の腕の太さになり熱を持って大変でした。すぐ治ったけど。
ちなみに僕は人一倍虫に刺されやすい。「えっ蚊なんているの?」っていう六本木ヒルズの室内で打ち合わせしてても蚊に刺されます。そんな人がジャングルにいったらまあそりゃそうなりますね。
なので参加する皆さんは是非長袖ラッシュガードをおすすめします。そのころにはCross Adventure Suitモデルも出来てるかな?



















2013-05-28

Wood printing for Yukata textile design

Yukata textile design for Tokitenku (Sumo wrestler)


時天空の今年の浴衣のデザインのための木版画。これを刷って他の波模様の木版と合わせて模様をつくりそれをスキャンしてPCで仕上げます。やっぱりPCでひく線より手作業で作った線のほうが味がでます。出来上がった反物でまたアロハシャツを作るのが楽しみ。そして今場所勝ち越した時天空、おめでとう!

「レスレースとヨットレース」
会食などで集まる際、みんなの日程を調整するため仲間内や知人に一斉にメールを送る。「この日はどうですか?」と。そうするとまあだいたいみんなすぐに返事をくれますが、やっぱり稼いでいる人や人生を楽しんでいる人ほど返信が早い。たとえ出席できなくても、予定が現段階でまだ未定な場合でもその旨を連絡してくれる。
まあよく考えたら当たり前で、きちんとあたりまえに速攻レスできるから沢山のことをこなせて稼げるわけなのですが。
仕事のできない人は遊びでの誘いのレスも遅かったりします。なので一斉メールを送るときは誰が最初にレスくれるかなーとレスレース予想を立てて楽しみにしながらやってます。「おー第1レース、00さんが一番!さすが。2番は誰かなー?」って。
逆に言うと速攻レスすればそんな人たちの仲間入りできるのでは?と僕も見習ってもらった電話やメールのレスは速攻してます。(僕から返信やコールバックが12時間以内にないときは多分日本にいません。)

ちなみに僕の尊敬するヨット部の大先輩たちはみんな仕事ができるけど、仕事のレスはそんなに早くなく、遊びのレスは異様に早い。

そういえば、この間のヨットレース。

パプアニューギニアから帰国後の翌日の日曜日、所属しているクラブ主催のレースが逗子でありました。
もう帰りの飛行機の中からこんどこそ3位以内に入賞しようと気合いいれて、意気込んで出場しましたが、結果はもう散々な恥ずかしさ満天系。
第1レース、沖でやってる全く別のヨットレースのスタートラインのほうに行ってしまって、参加できず失格
第2レース、ブイを一つ落としてしまい失格
第3レース、ゴール直前で沈。しかも完沈。
と、一回もまともにゴールできませんでした!さらに沈したときにまたまたGoproを落としてしまうっていう踏んだり蹴ったり残念な一日。






2013-05-27

"A little boat builder" photograph


A little Boat Builder in Korac village, PNG


土曜日の夜、無事帰国しました。

今回の旅で一番印象にのこった言葉。

「俺らはお金ぜんぜんもってないけど、生きていくのに最低限必要なものはすべてこの村にあるから、いつ遊びにきても暖かく迎えるよ。いつでもおいで。」by タブルテ村の村長、ジョン

10月のリアルアドベンチャーツアーの企画の内容を説明して、僕たちがこの村に泊まらせてもらう許可をいただきその意義を伝えたときに言われた言葉。すごく心が温かくなる。そして自分に問う、俺らはどうなんだ、と。
もしジョンが自分のところに遊びにきたいって言ったら、、
「お金持ってるけど、生きていくのに本当に必要な知恵はなくしてしまって、不要なモノばかり溢れてあんまり場所がないけど暖かく迎えるよ!」って。なんじゃそりゃ。「あっ、お金もってるって言ったけどそんなことないわ、最近景気もわるいんだよね〜」。

お金で買える楽しみは誰かが作ったもの。お金がなくても楽しめるものは自分で作りだしたもので、どんな時でも奪われる事がない。この村の人たちは自分で作り出した楽しみ100%。ジョンや村人と一緒にたき火を囲んだ夜、この旅の一番のハイライトでした。














2013-05-26

"Real Adventure Trip " Ricon trip day7 --- 25th Saturday


最終日。朝起きたら昨日の雨が嘘のような快晴。朝とは思えないまぶしい日差しの中、部屋からでてすぐのマングローブの中を抜けて、シャワー代わりに目の前の海に飛び込みます。ほぼ無風でフラットな水面だったので東側のほうの本島へパドルアウト。
今日の昼くらいに島をでるボートに乗るのでその時間までゆったり水面で過ごしました。



 わかりずらいけど真ん中に見える白い屋根が宿泊用のバンガロー。
全部の部屋、目の前が海!

 ロロアタから東に行った方の本島。マングローブが生い茂ったいい感じのパドルコース。



Logo idea for Real Adventure Trip


昨日でReal Adventure Tripの視察ミッションはすべてクリア。
今回視察した内容をもとに帰国後STWの木下さんや政観の山田さんとツアーの内容をフィックスします。
10月のこのツアー、本当にいいかんじになると思う。
ジャングルのなかにある村々や川をSUPで探検する。
地味でなんの派手さもないけど、心が揺れ動く瞬間がたくさん詰まっている旅になります。

奇麗にライトアップされて、夜の海に浮かび上がるヤシの木やプールもないし、
「伝統を換金してます!」的な派手なステージでの踊りや歌のショーもなく、
フルーツや花できれいに飾り立てたトロピカルなカクテルもないけど、それらを全部あわせたのと同じくらいのインパクトある大自然の景色や美しい笑顔に出会うことが出来ます。
言い過ぎかな?
でも僕にとってはそう。(バリとかハワイの観光ショーも楽しいし、きれいにライトアップされたリゾートのプールもそれはそれで好きだけど)
そんな旅に興味がある人是非参加してください。

ちょうどロロアタを出る前、PNGの最高判事、ニコラスキロワンさんから今回の視察旅行に対するお礼のメールを頂きました。ジャスティス・キロワンは実はテュピラ村の出身、サーフィンのオフシーズンにもツアーを企画してくれて感謝するとの内容。とても光栄です。
政府観光局やSTW、アンディーやジャスティス、沢山の方のバックアップといろんな要素がものすごくうまい具合に絡み合って現実化できる「アドベンチャーツアー」です。

空港ではまたアンディーが奥さんと子供と一緒に見送りに来てくれて一緒にお茶しました。短い時間だったけど、今回の視察の報告をし、アンディーの故郷のアロタウでのSUP川下りやいろんな将来の企画も話合う。
9月にアンディーが来日するときに、PNGのサーフィンについてや、アドベンチャートリップについてのトークショー&イベントも
行う予定ですので、こちらも興味あるみなさんは是非参加を!

"Real Adventure Trip " Ricon trip day6 24th Friday

 ロロアタでの朝飯風景。この変わったハトが我が物顔で歩いてます。

ここはいろんな動物がいます。ヘビも大きいのが島の反対側で5時から7時の間によく見れるってディックさんが言ってたので見に行ったけど残念ながら見れず。その代わりワラビーの赤ちゃんの大群がぴょんぴょん跳ねてました。





今日もロロアタ周辺をSUPでリサーチ。
風が西のほうから吹いてたので、今日も本島の西側のほうへ。(行きはアップウィンド、帰りはダウンウィンド。逆だとやばいです)
本島のアンディーから教えてもらったサーフポイントにいって波乗りでもしようかと。
ところが、あとすこしでポイントにつくところでピロンピロン!って嫌な虫の知らせが。伴走船なしで一人だったので素直に虫の知らせに従い、速方向転換して帰り道へ。
方向転換してしばらくすると3mくらいだった風が7~8m吹き始めものすごいダウンウィンドになり、いままで雲がなく真っ青だった空にもだんだんと雲が覆いはじめる。
背中を風に押されて小さいウネリ乗りながら帰路を楽しんでいると今度は遠くで落雷が。
さすがPNG、雷の音もすさまじいです。遠くに離れているのにものすごい爆音。ちょっとビビります。
だんだんと空が灰色になりロロアタに到着したころには空が暗くものすごいスコールと風。虫の知らせで引き返して来て良かった。
人間ってぽつんと海にひとりでいると、動物的勘が冴えるんでしょうね。





真っ青だったそらが一瞬でこんな雲だらけに。このあとまたすぐに真っ黒なそらになりました。

 夕方ロロアタに戻ってから、ずっと土砂降りだったのでテュピラ近辺でリサーチした内容をまとめました。
テュピラの村人にいろいろと聞いて、泊るのに安全な村、泊るのはちょっとやめたほうがいい危険な村、とかそれぞれの村までのだいたいのパドル時間などを整理しました。シンビネやスクラ村などは訪れるのは大丈夫だけど泊るのはやめた方がいいらしいので
日帰りのロングディスタンス向け。10月のツアーで泊まり歩く候補は、今回僕がとまったタブルテ村、メイウォク、ルルナット、メデブです。まあどの村でもすごく美しく、人々もフレンドリーなので参加者にとっては貴重な体験になるのではないかと。


 そして夜ご飯のときになんと、ダンサー達がやって来て歌と踊りをパフォームしてくれました。
本島にあるダンススクールの生徒さん達らしく日頃の成果を見せてくれました。生徒さんといっても歌唱力も踊りも迫力がありものすごく楽しめました。力強いけどどこかに哀愁漂う旋律でうっとり聞き惚れるし、不思議と懐かしいかんじがします。
そんなときに限ってカメラを部屋において来てしまって、一緒に飯食べてたOGのケインに写真を取ってもらいました。
ダンサー達に「一緒に写真とってくれてありがとう!」って言ったら小さい女の子が「フェイスブックに載せてね!」って。
ここまで浸透してるんだ。

















2013-05-24

"Real Adventure Trip" Ricon trip Day 5---23rd Thursday

 朝3時にテュピラ村を出発してマダン空港に5時ちょいすぎに到着朝6時の便でポートモレスビーへ。このフライトの関係で真夜中に出発しなければいけないのが唯一テュピラ村滞在の残念な点。




朝焼けがきれいなのでそれもいいかなと。


 ポートモレスビーについてそこから、ロロアタ島行きの船着き場まで車で15分。ここから船で10分くらいで到着します。奥の豪華な船じゃなくて左の屋根付きの船です。




ここは完全にリゾート地。部屋にはエアコンもお湯がでるシャワーも電気も冷蔵庫もインターネットもすべてそろってます。
さっきまでジャングルの村にいたのがうそのよう。
リアルアドベンチャーツアーの最後にここで1~2泊するのもいいかも。最後はリゾートで締めくくる。


部屋の周りや島のいたるところに可愛い*ワラビーが沢山います。夜になると赤ちゃんのワラビーも沢山出て来て見ていて飽きない。(*食べません)


この鳥(なんとかバト)もいます。 ハト!ワラビーとおなじくらいの大きさで結構迫力あり。

奇麗な鳥もたくさんいます。

ロロアタ島のリゾートオーナーのディックさん。
彼がiSUPでのアクティビティーに興味があるということで、今回の視察の旅に組み込みました。ここらへんはiSUPによるアイランドホッピングできる小さい島がいいかんじに点在してます。


 ディックさんとランチのあと早速ここからすぐのライオン島(ほんとにライオンが伏せている形、写真真ん中の島、右側は本島)へパドルしてさらにそこから本島のアンディーがいつもサーフィンしてるポイントまで行ってみました。
向かい風5mとちょっと強めだったけど、ライオン島まで30分、そこから本島までさらに40分くらい。今日はなかったけど波があればそのままそこで波乗りできます!

カレントもそんなに強くないので、みんなでライオン島にいってそこでランチしてぼーっと本読んでたりもいいかも。
スキューバダイビングのメッカだけあって水がものすごい奇麗でSUPを漕いでいても空中に浮かんでるよう。水中眼鏡とシュノーケルも持って行けばさらに遊べます。旅の最後の最後まで楽しみきる!




空港でパドルに直接荷物タグのシールを貼られてしまいました。剥がすと汚くなりそうなのでケースに入れてもっていったほうがいいかも。今日は伴走船なしなので天候の変化や方向などに気をつけて漕いでます。





島に上陸!なんで上陸ってこんなにワクワクするんだろう。小さい島から小さい島へいくと帰り道がわからなくなりがちなので自分の来た島の形を暗記。


 ライオン島のシッポから頭を見る。



夕方はディックさんに頼まれてホテルスタッフ達にSUPを教えました。ロータイドだったのでちょっと沖までボートをだしてもらってみんなで練習。やっぱりここでもみんな身体能力が異常に高く冗談抜きで1分で立って普通にパドルできるようになってました。
いくら簡単でだれにでもできるSUPでもここまで簡単にされるとびっくり。


とくにレベッカはものすごく上達が早く3分でしっかり腰が入ってます。
ナイスパドル!

ボートのなかによさげなロープ発見!リーシュとつないでウェイクiSUP。船長のロブに頼んで引っ張ってもらいました。日本のリゾートでこれ頼んでもたぶん危ないからやめましょうって言われるんだろうな。


たのしすぎるウェイクiSUP。


"Real Adventure Trip" Ricon trip Day 4 ----22nd Wednesday ----

 今日も元気よく出発!
スーパーラッシュTシャツ動きやすくていいかんじですが、ちょっと体幹部分の生地が厚いのでちょっと薄くしてもらうかな。ほぼずっと体が水上にあるので暑い。


きのうの川下りが異様におもしろく、他の川も見てみたいので視察先の予定変更。
スクラ村やシンベネ村は、2月にSUPで行ったことがありだいたいの時間や
コンディションはわかってるので、南のほうにあるウリンガン村の近くにあるララブラ川を攻めてみることにしました。




こんな現実離れしたきれいな景色を毎日見てます。




子供達もSUP3人乗り。僕をみつけて途中までついてきました。マネして立ってみる子供なんだけど、すぐに立てて秒殺で普通に漕げるようになります。こっちの子供の身体能力はほんとにすごい。
話がそれるけど、子供と犬のじゃれ合いも凄まじいです。本気と本気がぶつかって命の取り合いをしてるような容赦ないぶつかり合い。犬もそれがあま噛みか?っていうくらい噛む。パッと見、犬に食べられかけてるんだけど笑ってる子供。

 行く途中に出会ったリトル・フルモンティー・フィッシャーズ
おっバンドの名前とかによさそう。


 ウリンガン村上陸!


 そしてルルブラ川をのぼっていきます。
きのういったクミル川と違って細く、ほとんど流れていないまさにジャングルの川。
気分は、Apocalypse Now。

 まさにこんな川あったら楽しいだろうなーって想像していた川で、ジャングルクルージング。
ゆったりと進んで行くうちに水面にうつる空の青とジャングルのグリーンと水上の景色がとけ込んで色の洪水に飲み込まれる感じ。 


 学校が終わったジェシーも合流して伴走船が2艇に。

なかなかこんなこと体験できるツアーはないですよ。



 景色に圧倒されながらも写真とったりしてちゃんと仕事してます。
写真撮ってるのも最高楽しいです。いろんな珍しい鳥がたくさんいるので望遠レンズ持ってきたいな、だけど重いし、水没しそうだし。そう考えるとミラーレスの一眼ってこういうときにいいかも。嵩張らないし300mmとかつけたら35mm換算で450mmくらいにはなるし、レンズつけたまま防水ケースに入りそうだし。


 photograph by ドミニクさん




強烈な太陽の光をあびて輝くジャングルのなかを滑るように進む。
ウリンガン村のそばの河口からルルブラ川をのぼっていき、
途中けっこうおおきな規模のシコー村のそばを通り、ちいさいスワ村をちょっとすぎたあたりで木が倒れ込んだり、川が狭かったりでこれ以上登るのがむずかしくなる。
そこまでのんびりまわりの景色を充分にたのしみながら約1時間半。
行って帰っても約3時間。テュピラ村から河口まで往復1時間くらいなので、日曜日に村に到着後ランチを食べて体をならしたり、パドルの練習の一番最初の散歩コースとして最適。
それか湾をわたってトト村にいくか、ツアーの初日は風の方向によってどちらかにしよう。



A tatoo design for Dominic



「いくぞうってタトゥーのデザインとかもする?」
「するよ」
「俺、新しいのいれようかとおもってるんだよね」
「そうなんだ」
「どんなのがいいと思う?」
あっデザインしてもらいたいのかな?って思って聞いてみたら
やっぱりそう。最初から言えばいいのにって思うけど
こっちの人はけっこうこんなかんじの人がおおいいです。
ちょっと人に物をたのんだりする時にもじもじしちゃう、みたいな。基本恥ずかしがりやで図々しくないので僕たち日本人と似てるところも結構ありますす。

初日に一緒にパドルしてタブルテに行く途中、ドミニクは何度も後ろを振り返って
「疲れてない?休憩する?」ってなんども聞いてくれました。
気をつかってくれてるのかとおもって優しいなって思ったら
自分が休みたいだけでした。
途中でそれに気がついて「じゃあ休憩しようか」っていったら
「よかった疲れてたんだよね」って。
早く言おうよ。
そりゃ向かい風であのレスキューボードでパドルしてたらいくらPNGマンでも疲れるでしょう。

3日間いろんなところに伴走してくれてドミニクほんとにありがとう。
そんな気持ちを込めて、消灯後暗いなかでこの図案を描いてプレゼント。
発電機の調子がわるかったのか、この日にかぎって異様に電気が消えるのが早かった。

ちなみにドミニク、誰かに似てるとずっと気になっててさっきわかったけど、ジェイミーフォックスに似てます。


2013-05-23

"Real Adventure Trip" Recon trip Day 3 ---21st Tuesday

early in the morning at Tavlute village   

タブルテ村の夜明け。
早朝に鶏、犬、鳥の大合唱。
それが一段落すると朝学校に行く子供の準備で火をたく煙と音がいいかんじに村を包む。



「おはよう、きのうの夜はすごい寒かったね」と村人達。
すずしくて寝やすかったけど彼らには寒いのでしょう、村のあちこちでこうやって火に当たってます。





人口190人の村の村長ジョンの息子、リチャード。右はリチャードの娘のメアリー。
きのうの夜はリチャードの家に泊めてもらいました。




なにやら村人がざわざわしてるので行ってみると、ワニを釣って来たダン。ワニ釣り。ワニって釣るんだ。
けっこう大きいです。興味しんしんで近づいて、写真撮ったり、持たせてもらったり(重い)触ったり見てたりすると、
「食べたいか?」と。
何かに興味を持つと結構なわりあいでそれを食べさせられます。もちろん純粋な歓迎の好意から。
もしかしたらこれは村人にとって、滅多にとれないせっかくのご馳走かもしれないので遠慮して「じゃあちょっとだけもらうね」。
「オッケー!皮をはぐのに時間かかるから後でテュピラに持って行ってあげるよ」
(皮は奇麗にはいでタウンのほうに売りに行くらしい。)





あられのない姿になったワニ君。
ん、ちょっとまて、それってどこで捕まえたの?
「そこの川だよ」ドミニクが応えてくれる。
「きのう俺らがちょっとだけ下ったところ。」

やっぱいるんじゃんワニ。
でも昼間は活動してないから大丈夫!だそう。





誇らしげにワニを担いで歩きさるダン。

いろいろとワニの釣り方を聞いてると、今度一緒に行くか!っていうことになり、
オプショナルツアーの選択肢も増えました。
「ワニ釣り」すごいな。
リアルアドベンチャーツアーの現地オプションツアー
「川下り」
「極楽鳥ウォッチング&ブッシュウォーク」
「ワイルドピッグハンティング」
「ワニ釣り」
ユニークですね。他では体験できないことばかり。





ジョンの家の上にきれいな虹が。
朝雨が一瞬ふり、ワニが釣れて、虹が表れる。なんていい朝。



朝のPNGコーヒー。
ここにスタバがあったら最高だなーって都会に毒された考えが頭をよぎったそのとき。
またサムが親切にテュピラからコーヒーセットを持って来てくれました。
アドベンチャートリップっていうより、いたれりつくせりトリップで超快適。
テュピラ村とタブルテ村の両方からの暖かいホスピタリティーに包まれてよい時間を過ごせてます。
テュピラサーフクラブのドライバーのサムはじつはこのタブルテ村の出身。
そしてドミニクの奥さんもこの村の出身。なのでいろいろと安心して過ごせます。



 リチャードが見せてくれた極楽鳥。
タブルテ村からちょっと行ったところにバードウォッチング用の小屋をたてたらしく
朝6時ごろいくと極楽鳥がみれるらしい。
これも10月のツアーのときに魅力的なオプショナルツアーになりそう。
でも、この人たちの「ちょっと行ったところ」とか「すぐだよ10分くらい」とかは
あんまり信用できないので注意。
聞いても適当なので近いか遠い、のどっちか。
どのくらいかかるっていう質問の帰ってくる答えも必ず10分とか1時間とか、適当。だいたい時計だれももってないし。
「歩いてすぐだよ」は2時間くらいかかる事も結構ある。
村人はひたすら歩いても全く苦にならないので、ちょっとそこまで歩くが2時間だったり、
学校に片道1時間あるいたり、そんなんです。

この極楽鳥の羽は祭りのときの衣装の頭飾りにつかったりするらしい。
あまり興味をもって見てると「食うか?」って言われそうだからさらっと流す。




リチャードの奥さん、ローズ。
前回来たときに僕がもらったビルムは彼女が作ったようです。
今回は首飾りをいただきました。なにも持たずに手ぶらで今回はいってしまったので
次回はなにかお土産を持って行こう。ほんとにここの人たちはすごくギビング。





リチャードの家。この部屋に泊らせてもらいました。寝袋も蚊帳も持って行ったのに、彼が親切にすべてセッティングしてくれました。感謝。10月にみんなを連れていくときはこうやって村人の家に2人づつくらい分散して一緒に泊らせてもらいます。
天気がよい夜だったら、ビーチでたき火して野宿。




ホテルリチャード's。彼自身がこの家を立てたそうです。ものすごいオシャレなつくりになっていてテラスとかもいいかんじ。
朝このテラスからコーヒーを飲みながら村を眺めてました。




お世話になったタブルテ村の人々。ほんとうにみな暖かい人たちで一晩とはいえ最高な時間をすごせました。ありがとう!
テュピラ村へ帰ります。



村に帰ると、ウミガメが、、だれかが捕まえてきたみたい。ハワイだと触ったら違法でものすごい罰金でそんな感覚が身についてしまってるので、こっちの人が普通に持って抱えてるのをみると斬新です。

どうか食べるとか言いませんように、言いませんように。
こわごわと聞いてみるとあっさり「食べるよ!」って。

いつも旅先では現地の人の流儀やスタイルを尊重し、自分の勝手な価値観で意見したりしませんが、カメはちょっと、、。「食べる物がいっぱいあるんだから何もウミガメ食べなくても」とか「かわいそう」っていうのもやっぱりよそ者が勝手にもちこんだ価値観。彼らは太古の時から食べ続けてるんだから。「食べるな、かわいそうだから」って言うと
自分の価値観を世界中で押し付けてる白人と同じになってしまします。
竜宮城とか地獄でクモの糸に助けられるとか信じてるわけではないけど、その影響で昔から亀とかクモは殺してはいけないものだと個人的に思ってます。

そこで、もういっかい「本当に食べるのこのカメ?」「縁起がいい生き物だから殺さないほうがいいよ」って聞いたら「いやカメは食べるけど、このカメはしばらく飼ってみるだけだよ。」って。一安心。
しばらくしたら海にもどしてあげてねって頼んだら「オッケ~!」と快諾。
口を出してしまった自分にはがっかりだけど、やっぱりホッとする。





ドライバーのサム。いかつい体といかつい顔ですが性格もいかついです。
テュピラサーフクラブのアシスタントマネージャー。

このあと、川下りしたいから、きのうちょっと下った川(ワニがいないほう)の上流に連れて行ってくれとサムにお願いして連れて行ってもらいます。が、、、

5分くらいしたら「道がきのうの雨でぬかるんでるから、こっから車は無理」
こっからはそんなに遠くないから歩いていったほうがいいよって。
「歩いてどれくらいかかる?」
「すぐだよ」


 っていう言葉はまったく信じません。
歩いて
 歩いて

 虫に刺されまくりながら歩いて

さらに歩いて
途中ウェルカカワ村という奇麗な村を通りすぎて 



スタートポイントに到着。
いくら軽いiSUPとはいえ10kgくらいはあるのでそれをずっと頭の上に載せて担いだせいで
ちょっと頭がいたい。次の日にきいたら歩いた距離は約10kmくらいだそうです。(これまたキリのいい数字)
なので道がわるくて車が入れない日のクミル川、川下りオプションツアーの参加条件はiSUPを担いで10km歩ける体力の人限定。
(灼熱の太陽の下)でも汗だくになって歩く価値はあります。
道が大丈夫なときはブーンって車でもっと上のほうまで行けます。

歩いている途中、ものすごい鳴き声のみたことのない鳥(鷲と極楽鳥のハーフみたいなの)やアゲハチョウのサイケデリック版とかいろんなものを見れるので歩くのも悪くないかも。




ここが川下り出発ポイント。
村を出る前テレンスも「面白そうだから俺もついていく」って一緒にきました。


 見送ってくれるウェルカカワ村の子供たち。
どこを通ってもいろんな村の人たちが声援を送ってくれます。(罵声だったりして)
歩いていても、パドルしていても気がつくと近所の子供達がついてくる。みんなシャイなのでくっついてくるけど話しかけると恥ずかしがってちょっと離れる。そんなかんじ。


 SUP川下りのスタート!



 ショートボードでパドルしながら一緒に下るテレンス。

 超楽しんでます。



 今日も伴走してくれるドミニク。
鏡のようにまったいらに、おだやかに流れる川をどんぶらこどんぶらこって流れます。
パドルしなくても進むのですごい気持ちいい。しかも急な流れもなく安全です。
ほんとにこれはだれもが楽しめるアクティビティー。


楽しくてしょうがないです。
SUPをかついで10kmくらい歩いてのぼって川下り。ゆっくり下って来たので
スタート地点まで歩くのも、スタートしてから海につくまでも同じ約1時間半。
合計3時間、ほどよい距離ではないかと思います。


 クミル川が海に流れ着く直前。



まさにジャングルクルーズ



最高な一日をテュピラのサーフロッジで夕日を見ながら取り締まる。
ドミニクと二人でぼーっと沈んで行く太陽を眺める。
ポリーンが作ってくれたドーナッツを食べながら。
「夕日とコーヒーとドーナッツ」もう最高すぎるひととき。
今日一日で百回くらい最高って言ってるかも。



朝釣ったばかりのワニ定食。
ポリーンが美味しく料理してくれました。