2013-05-23

"Real Adventure Trip" Recon trip Day 3 ---21st Tuesday

early in the morning at Tavlute village   

タブルテ村の夜明け。
早朝に鶏、犬、鳥の大合唱。
それが一段落すると朝学校に行く子供の準備で火をたく煙と音がいいかんじに村を包む。



「おはよう、きのうの夜はすごい寒かったね」と村人達。
すずしくて寝やすかったけど彼らには寒いのでしょう、村のあちこちでこうやって火に当たってます。





人口190人の村の村長ジョンの息子、リチャード。右はリチャードの娘のメアリー。
きのうの夜はリチャードの家に泊めてもらいました。




なにやら村人がざわざわしてるので行ってみると、ワニを釣って来たダン。ワニ釣り。ワニって釣るんだ。
けっこう大きいです。興味しんしんで近づいて、写真撮ったり、持たせてもらったり(重い)触ったり見てたりすると、
「食べたいか?」と。
何かに興味を持つと結構なわりあいでそれを食べさせられます。もちろん純粋な歓迎の好意から。
もしかしたらこれは村人にとって、滅多にとれないせっかくのご馳走かもしれないので遠慮して「じゃあちょっとだけもらうね」。
「オッケー!皮をはぐのに時間かかるから後でテュピラに持って行ってあげるよ」
(皮は奇麗にはいでタウンのほうに売りに行くらしい。)





あられのない姿になったワニ君。
ん、ちょっとまて、それってどこで捕まえたの?
「そこの川だよ」ドミニクが応えてくれる。
「きのう俺らがちょっとだけ下ったところ。」

やっぱいるんじゃんワニ。
でも昼間は活動してないから大丈夫!だそう。





誇らしげにワニを担いで歩きさるダン。

いろいろとワニの釣り方を聞いてると、今度一緒に行くか!っていうことになり、
オプショナルツアーの選択肢も増えました。
「ワニ釣り」すごいな。
リアルアドベンチャーツアーの現地オプションツアー
「川下り」
「極楽鳥ウォッチング&ブッシュウォーク」
「ワイルドピッグハンティング」
「ワニ釣り」
ユニークですね。他では体験できないことばかり。





ジョンの家の上にきれいな虹が。
朝雨が一瞬ふり、ワニが釣れて、虹が表れる。なんていい朝。



朝のPNGコーヒー。
ここにスタバがあったら最高だなーって都会に毒された考えが頭をよぎったそのとき。
またサムが親切にテュピラからコーヒーセットを持って来てくれました。
アドベンチャートリップっていうより、いたれりつくせりトリップで超快適。
テュピラ村とタブルテ村の両方からの暖かいホスピタリティーに包まれてよい時間を過ごせてます。
テュピラサーフクラブのドライバーのサムはじつはこのタブルテ村の出身。
そしてドミニクの奥さんもこの村の出身。なのでいろいろと安心して過ごせます。



 リチャードが見せてくれた極楽鳥。
タブルテ村からちょっと行ったところにバードウォッチング用の小屋をたてたらしく
朝6時ごろいくと極楽鳥がみれるらしい。
これも10月のツアーのときに魅力的なオプショナルツアーになりそう。
でも、この人たちの「ちょっと行ったところ」とか「すぐだよ10分くらい」とかは
あんまり信用できないので注意。
聞いても適当なので近いか遠い、のどっちか。
どのくらいかかるっていう質問の帰ってくる答えも必ず10分とか1時間とか、適当。だいたい時計だれももってないし。
「歩いてすぐだよ」は2時間くらいかかる事も結構ある。
村人はひたすら歩いても全く苦にならないので、ちょっとそこまで歩くが2時間だったり、
学校に片道1時間あるいたり、そんなんです。

この極楽鳥の羽は祭りのときの衣装の頭飾りにつかったりするらしい。
あまり興味をもって見てると「食うか?」って言われそうだからさらっと流す。




リチャードの奥さん、ローズ。
前回来たときに僕がもらったビルムは彼女が作ったようです。
今回は首飾りをいただきました。なにも持たずに手ぶらで今回はいってしまったので
次回はなにかお土産を持って行こう。ほんとにここの人たちはすごくギビング。





リチャードの家。この部屋に泊らせてもらいました。寝袋も蚊帳も持って行ったのに、彼が親切にすべてセッティングしてくれました。感謝。10月にみんなを連れていくときはこうやって村人の家に2人づつくらい分散して一緒に泊らせてもらいます。
天気がよい夜だったら、ビーチでたき火して野宿。




ホテルリチャード's。彼自身がこの家を立てたそうです。ものすごいオシャレなつくりになっていてテラスとかもいいかんじ。
朝このテラスからコーヒーを飲みながら村を眺めてました。




お世話になったタブルテ村の人々。ほんとうにみな暖かい人たちで一晩とはいえ最高な時間をすごせました。ありがとう!
テュピラ村へ帰ります。



村に帰ると、ウミガメが、、だれかが捕まえてきたみたい。ハワイだと触ったら違法でものすごい罰金でそんな感覚が身についてしまってるので、こっちの人が普通に持って抱えてるのをみると斬新です。

どうか食べるとか言いませんように、言いませんように。
こわごわと聞いてみるとあっさり「食べるよ!」って。

いつも旅先では現地の人の流儀やスタイルを尊重し、自分の勝手な価値観で意見したりしませんが、カメはちょっと、、。「食べる物がいっぱいあるんだから何もウミガメ食べなくても」とか「かわいそう」っていうのもやっぱりよそ者が勝手にもちこんだ価値観。彼らは太古の時から食べ続けてるんだから。「食べるな、かわいそうだから」って言うと
自分の価値観を世界中で押し付けてる白人と同じになってしまします。
竜宮城とか地獄でクモの糸に助けられるとか信じてるわけではないけど、その影響で昔から亀とかクモは殺してはいけないものだと個人的に思ってます。

そこで、もういっかい「本当に食べるのこのカメ?」「縁起がいい生き物だから殺さないほうがいいよ」って聞いたら「いやカメは食べるけど、このカメはしばらく飼ってみるだけだよ。」って。一安心。
しばらくしたら海にもどしてあげてねって頼んだら「オッケ~!」と快諾。
口を出してしまった自分にはがっかりだけど、やっぱりホッとする。





ドライバーのサム。いかつい体といかつい顔ですが性格もいかついです。
テュピラサーフクラブのアシスタントマネージャー。

このあと、川下りしたいから、きのうちょっと下った川(ワニがいないほう)の上流に連れて行ってくれとサムにお願いして連れて行ってもらいます。が、、、

5分くらいしたら「道がきのうの雨でぬかるんでるから、こっから車は無理」
こっからはそんなに遠くないから歩いていったほうがいいよって。
「歩いてどれくらいかかる?」
「すぐだよ」


 っていう言葉はまったく信じません。
歩いて
 歩いて

 虫に刺されまくりながら歩いて

さらに歩いて
途中ウェルカカワ村という奇麗な村を通りすぎて 



スタートポイントに到着。
いくら軽いiSUPとはいえ10kgくらいはあるのでそれをずっと頭の上に載せて担いだせいで
ちょっと頭がいたい。次の日にきいたら歩いた距離は約10kmくらいだそうです。(これまたキリのいい数字)
なので道がわるくて車が入れない日のクミル川、川下りオプションツアーの参加条件はiSUPを担いで10km歩ける体力の人限定。
(灼熱の太陽の下)でも汗だくになって歩く価値はあります。
道が大丈夫なときはブーンって車でもっと上のほうまで行けます。

歩いている途中、ものすごい鳴き声のみたことのない鳥(鷲と極楽鳥のハーフみたいなの)やアゲハチョウのサイケデリック版とかいろんなものを見れるので歩くのも悪くないかも。




ここが川下り出発ポイント。
村を出る前テレンスも「面白そうだから俺もついていく」って一緒にきました。


 見送ってくれるウェルカカワ村の子供たち。
どこを通ってもいろんな村の人たちが声援を送ってくれます。(罵声だったりして)
歩いていても、パドルしていても気がつくと近所の子供達がついてくる。みんなシャイなのでくっついてくるけど話しかけると恥ずかしがってちょっと離れる。そんなかんじ。


 SUP川下りのスタート!



 ショートボードでパドルしながら一緒に下るテレンス。

 超楽しんでます。



 今日も伴走してくれるドミニク。
鏡のようにまったいらに、おだやかに流れる川をどんぶらこどんぶらこって流れます。
パドルしなくても進むのですごい気持ちいい。しかも急な流れもなく安全です。
ほんとにこれはだれもが楽しめるアクティビティー。


楽しくてしょうがないです。
SUPをかついで10kmくらい歩いてのぼって川下り。ゆっくり下って来たので
スタート地点まで歩くのも、スタートしてから海につくまでも同じ約1時間半。
合計3時間、ほどよい距離ではないかと思います。


 クミル川が海に流れ着く直前。



まさにジャングルクルーズ



最高な一日をテュピラのサーフロッジで夕日を見ながら取り締まる。
ドミニクと二人でぼーっと沈んで行く太陽を眺める。
ポリーンが作ってくれたドーナッツを食べながら。
「夕日とコーヒーとドーナッツ」もう最高すぎるひととき。
今日一日で百回くらい最高って言ってるかも。



朝釣ったばかりのワニ定食。
ポリーンが美味しく料理してくれました。