2012-03-31

The symbol of Uminchu-maru project 海人丸木版


"海人丸"   a symbol of Uminchu-maru project    wood print   2012  

彫って彫って、刷って刷って、また彫っての繰り返しで今日完成。
最近木版にはまっているので、ひたすら彫ってます。そして彫金でも彫ったり削ったりなので最近は鉛筆より彫刻刀を握っている時間のほうが多いです。ふと思ったんだけど彫刻刀ってもう少し進化してもよさそうなのに。エルゴノミクスにもとずいたグリップだとか、チタンで出来てるとか、カーボンファイバーのグリップで衝撃を吸収とか、、、


オーシャンアスリート荒木汰久治がアスリートとして毎年挑戦しているモロカイ島ーオアフ間を渡るカヌーの世界大会、モロカイレース。そして、そこで培ったものを海人丸という船をつかった航海で仲間と共有し、世の中に伝える。こんどは一人のウォーターマンとして。
彼にとってこの2つは、一本の軸の両脇についた車輪のようなもの。両方が廻って初めて進む。進むためにKeep paddling。

海で人を丸く繋げる「海人丸」というプロジェクト。
2005年、沖縄から愛知万博までの完全人力航海56日間を成し遂げた海人丸一号。
そして、中国への航海へむけて、今年から海人丸2号を建造予定。
地元の人や子供を巻き込んだ海とふれるスクール「海人丸道場」も開校。
すべては、海で人を丸く繋げ、失われつつある「人間力」を取り戻すため。

この木版は海人丸プロジェクトのシンボルとして制作しました。海人丸2号の建造費の寄付金集めのT−シャツやイベント、道場など、いろんなことに使用していく予定です。
心で見る島。スターナビゲーション。Keep paddlingの大きな輪。いろんな要素をすべて入れて彫りました。

海で丸くつながった人の輪がより大きく、より強いものになりますように。






2012-03-30

ZIMA " a little wild " era


Zima promotional vehicle 2006 designed by Ikuzo Fujimura with HUMMER Japan


Zima promotional vehicle 2006 " ZIMA HUMMER 3"
ちょっとした小箱のクラブ並みの音響設備を搭載してるジーマハマー3代目、動くパーティー会場。


65歳のロックスター

今週の月曜日、モルソン・クアーズ・ジャパン(旧クアーズ・ジャパン)の社長である竹崎さんの引退パーティーに行ってきました。15年間クアーズの社長を勤め上げ、僕もものすごいお世話になった人であり、すごい尊敬してます。

とにかく、パワーのみなぎる、65歳とは思えない竹崎さん。そんな竹崎さんの引退パーティーですから、六本木のハードロックカフェを貸し切って、日本中から(世界中かな)いろんな人があつまり、主役の竹崎さんはビートルズを歌いながらロックスターなみの登場。竹崎さんの引退を祝うため、今は辞めてしまった当時のクアーズの社員達も全員集合。懐かしい面々で同窓会みたいでした。

ジーマの仕事を通して、竹崎さんからは沢山のことを学びました。
その中でも特に印象深いのが、
「(感謝の)気持ちは、言葉で表して、行動して、結果をだす事で伝えろ」。
僕の中の竹崎さん名言集の第3位です。

ありがとう、だけじゃだめ。行動して、さらにその行動がきちんと相手の望むような形になることで完結する。
確かに、言葉だけではなく、相手の事をおもって行動して、それを相手が喜ぶ結果にする。
なかなか出来ませんが、いつもこころがけてます。

日々ハイテンションの竹崎さんの口から出る言葉はどれも、ハイテンション。しかも人生の役に立つ。
まさに僕にとってロックスターのような存在です。竹崎さんほんとうにありがとう!


クアーズの主力商品のジーマ(このウェブも弊社でデザインさせていただきました)のウェブ、広告、プロモーショングッズ、製品などなど,,ほぼ10年間に渡っていろいろと携わらせてもらってます。

特に2000年前半のa little wild時代、ジーマというブランドをクアーズの人たちと一緒に築き上げたという自負があります。そこでその時代に僕が作ったジーマ関連のものを竹崎さん引退を記念して、しばらくひたすら紹介していきます。
ジーマ強化月間!

これは04-06まで行ったジーマハマープロモーション。いろんな全国のフェス会場やイベント会場に登場。
もともと、クアーズから、バスラッピングをやりたいとの打診があり、バスじゃ面白くないからハマーでどう?って冗談半分で企画書を提出したら通っちゃいました。
運転してて、いつも思うけどバス広告は本当に邪魔。渋滞の元だし。だれも見てないし。うるさいし。あれは効果あるのでしょうか?
と日頃思ってたので、何台かバスを走らせるならオンリーワンのぶっ飛びハマーを走らせよう!これを見た人はインパクトあるから携帯で写真撮って友達におくると思うし、バイラル的にターゲットに刺さるのでは?という主旨。
で、いざ企画が反応よくて、実現しそうになってから、「さてどうやって実現しよう?」。ハマーとかどうするの?と当時の相棒の拓磨と途方にくれてネットでいろいろと探す。そしてアポをとって出会ったのがハマージャパンの社長の岩井さん。ハマージャパンとはそこからつきあいが始まりました。

こんなかんじでジーマの仕事を通していろんな人や会社と出会ってます。感謝。











2012-03-28

Gomi-Con 2012 key visual


GOMI-CON 2012 Key visual

今年のゴミコンのキービジュアル完成。ウェブのトップやフライヤーなどに使っていきます。
2011年の入賞者達に作品をお借りして物撮り後コラージュして作りました。ゴミコンで用意した廃材や応募してくれた方が見つけた廃材のよさが製品の特性とマッチしているものを選んで使用させていただきました。

今年のゴミコンのウェブサイトの構成やプロモーション素材の制作も来週より作り、4月中にはアップするつもりです。
日々沢山、沢山捨てられている、廃材。その中には新品の素材も多々入っています。年々性能がよくなるアパレルやスポーツ用品とくにウェットスーツの生地など一年経つともう使えないらしく、デッドストックはそのまま捨てられていることも。
他にも例をあげればきりがないほど、廃棄されているものが多々あります。ぼくも現状をいろいろと視察しに行くまでは知りませんでしたが、目の当たりにすると結構ショックです。
そして、見学などに行くとやはりまだ使える可能性のある廃材を捨てている会社や工場の人も「これなんとかならないか」と頭をひねっている状況。だれも好き好んで捨てているわけではないのです。
そこで全国からアイデアを今年も募集します。選ばれたら製品化への道がひらけ、いきなりプロダクトデザイナーデビューです。ロイヤリティーも入るし。あなたのアイデアがゴミを救う!

個人的な希望としては、大きなものを作るアイデアがウェルカムです。なるべく沢山の廃材を組み合わせて出来るような製品。いっきに沢山の廃材を消費できるような大きなアイデア。(むずかしいとはおもいますが)

たとえば毎月1万本のシートベルトが破棄されているとします。
1本のシートベルトを10個に切って、何かしらの製品を作っても、1万本のシートベルトが10万個の商品になってしまうので、絶対数が増えてしまいます。それよりかは、一個の製品を作るのにシートベルトを100本使う。とかのほうが一個売れたら100個のシートベルトを救える。そんなアイデアがいいなー。

家具とか大きいもの。「これゴミから作ったの?全然そう見えないくらいかっこいいー」っていう家具とかできたら最高です。そのテーブルとか椅子とかをカフェを開きたいオーナーとかに10個セットで安く売る。かっこいい家具が安く買えてオーナーはハッピー。廃材をお金払ってすてていた工場もただで引き取ってもらえてハッピー。家具をデザインした人もロイヤリティーが入ってハッピー。ゴミコンもハッピー。四面ハッピー歌。
つい癖でいい方へ、いい方へ考えてしまいました。
難しいだろうけど、可能性はあるはずです。








ゴミコン 公募ガイド2011年特別賞受賞


Special Award 2011 from "KOUBO GUIDE" 


僕たちがやっているゴミコンが公募ガイドに掲載された2011年のすべてのコンテストの中から特別賞に選ばれ、記念に盾を頂きました。

ゴミコンは「必要なものを不要なものでつくるコンテスト」

必要なものとは=売れる製品
不要なものとは企業などで「廃材」と呼ばれているまだまだ使える可能性のある素材。
それらの素材をリストアップし素材として、製品を作るアイデアを募るコンテスト。
審査員はショップのバイヤー。選ばれたアイデアが実際に製品になったら自分のところで実際に売るか、を基準に審査。

ゴミコンの目的は3つ。
知ってもらう、参加してもらう、よい製品を作る。
毎月、どれだけの可能性のある素材がどれだけ大量に捨てられているか、現状を知ってもらう。
そしてそれらをプラモデルのパーツのように組み合わせてなにかできないかを考えて参加してもらう。
そこから良い製品を作る。

良い製品とは?
結局、一つのものを長い間愛用して使用するのが結構エコだと思う。
ただ、残念ながらエコをうたった製品にはかっこいいものが少ない。エコを前面にだして機能性やデザイン性を犠牲にしてたり、「プロダクト」としては疑問が残るものがおおいと感じる。
実際に自分の愛用している物の愛用している理由を考えてほしい。
「デザインがいいから」「頑丈だから」「機能的だから」「好きなブランドだから」「おしゃれだから」などなど。
「資源を再利用してるから」とかという理由はなかなか上位にこないのでは。
なので、本コンテストもエコが前面にでるよりもプロダクトそのものの良さが前面にでてるものを評価し審査しました。
プロダクトとして優れている事がまず目に入り、よく見ると環境にもやさしいんだ。みたいな。

「環境にやさしい」「地球にやさしい」を前面にだしている商品はどこか貧乏臭いものがおおいい。
(個人的に貧乏は我慢できるけど貧乏臭いのはちょっといやです。)まず製品としての良さが目に入るべき。そういうスタンスのコンテスト。
フライタグのバッグなんていい例で、再利用がかっこいいのではなく、再利用の仕方がかっこいい、プロダクトの本質にもマッチしているからいいんです。そっから再利用がかっこいいというトレンドを作って行く。いいなー。
あれはかっこいいからみんな買うわけです。


そんな製品を、捨てられているものから作ろう!っていうのがゴミコンの原点。
廃材を提供する企業もいままで毎月金払って廃棄していたのが、ただで処分できるし、
材料費がほぼただで、製品開発費も格安なので、アイデア提供者(グランプリの人)にはいるロイヤリティーも大きい。
審査しているバイヤーもある程度すでにプロモーションされている利益率のいい製品が自分のショップに並ぶ。
と、材料提供者、参加者、審査員とすべてがウィンウィンウィンシチュエーション。
さらにいままでゴミとして処分してたものがまた生き返るわけだし。

というスキームを思いついたのがほぼ3年前。(こういうアイデアはしょっちゅう思いつき、その度に企画書にして
どこかにだして、、、っていつもやってます)
そして、日頃から廃材をリスト化したり廃材の使い道を模索しているニューズドの青山君と出会い、ゴミコン実現までいろんなところに企画書をだしたり、働きかけて実行にこぎつける。
特に青山君はいろんなところを回って協賛企業や廃材提供企業を集めてくれました。
そんなこんなで開催した第一回目が、こんな形で賞をもらって評価されるのは発案者としてすごい嬉しいです。

チームのみんな、参加してくれた皆さん、そして協賛していただいた企業の方々本当にありがとうございます。

今年、第二回目をさらにパワーアップして開催します。正しいと思う事を楽しくやる。
今日もそんな打ち合わせをしてきました。この写真はニューズドのオフィスで撮ったもの。もちろん全て廃材で作った超ポップでファンキーなオフィスでした。






























2012-03-26

Bella Bocca

sketch for Tazya entrance in Hankyu Umeda,Osaka 


こんど作る店の名前決定「Bella Bocca」。5月30日梅田にオープン予定。
「なんとか語で〜〜〜の意味で〜〜〜の願いをこめて」とか深い意味は全くなし。店のオーナーの達也と一緒に飯を食ってた飯田さんとで、アイデア出し合ってて、なんとなく語感がよくて音てきに心地いいのでノリで決定。
ベラボッカ。
週末大阪に行ってたのは、達也が出す3店目の店の現調とどんな店にするかの打ち合わせ。
日本の美味しい野菜をイタリアンなテイストでだす。しかもその野菜を作ってくれる農家をサポートする仕組みもしっかり作る。最近野菜が主食の僕にとっては最高な店。
僕の頭の中ではもう店はほぼイメージができあがった。後はそれを練りながら最後の瞬間まで吟味しながら作っていくのみ。楽しみだー。最高の店にしよう。

このスケッチはそんな達也の達屋2号店。
店の前面のドアの寸法とそのドアに開ける窓の寸法やテイクアウト用の出窓も含めたデザインスケッチなので、プロポーションなど結構正確に描く。
現調のあとの打ち合わせを達屋梅田阪急店で飯を食いながらする。
ちなみに、自分が作った店なのに僕がここでご飯をたべるのは初めて。オープンして2年もたつのに。
オープニングの時に日本にいなく、その後何度も大阪に来るたびにトライしてたのに、いつも「予約で一杯」で断られる。自分で作った店なのに。
そして土曜日こそ食べようとしたら、またしても予約で一杯。席があいたら電話をくれるっていうことで、とりあえずみんなで近くの居酒屋で待機。やっと電話がきて戻ったら1Fのカウンター席のみ空いてたのでそこで食べました。
2年越しにやっと食べれたので感動。それを抜きにしてもうまい。きちんと栽培した野菜の素材を最大限活かした料理。すべてが美味しかったです。自分が作った店だから言うわけですが、おすすめです。2号店料理長のたくちゃん、美味しかったですご馳走さま。いつも満席で予約がとれない理由もわかりました。


1号店2号店、そして今度の店もロゴや内装などデザイン的なプロデュースをすべて依頼してくれる達也、サンキュー。
これからも100号店くらいまでよろしく!

日曜日は東京に変える前にミョンと達也とランチ。ミョンは心斎橋のほうでネールサロンを経営したり自分のブランドの服を作ったりするビル一個運営してる元気いっぱい明るいスーパーウーマン。前からミョンと達也を紹介したかったのでみんなであえて良かった。そしたらなんとミョンも自分のビルの1Fにカフェバールみたいのを出すみたい。
元気のいいところは元気がいい。









2012-03-23

idea sketch for mural painting ,Kurobe Ginza

idea sketch for mural painting in Kurobe,Ginza  2010

銀座のKUROBEの壁画のアイデアスケッチ。はたから見ればただの落書きにみえるかもしれないけど僕にとってこれは立派な設計図みたいなもの。この時はあまり具象的な図柄にしないで、フォルムと色面で空間に流れをつくることを意識してたのでその地図。本番の壁画はこれをみながら壁に下書きなしで精神統一で一発でしあげる。木版もそうだし、ジュエリー作りとか、手作業で物を作るときの緊張感が好きです。

壁画のときにおすすめなのがBenjamin Moore(ベンジャミンムーア)のペイント。色がパントーン並みにものすごい沢山あって、その場で調色してくれるし、つやも3段階から選べ、発色が最高にいい。普通のペンキの色見本とか日ペの色見本でまず欲しい色があったためしがないのでものすごい重宝します。ただ唯一の難点が値段が異様に高い。お客さんに材料代の見積もり見せるとたいていびっくりされます。これはペンキというより画材ですね。
(ちなみにうちのNPO活動の協力をおねがいする企画書をBenjamin Moore さんにも持って行ったのですが、無視されました。断られる事はまったくかまわないので、いやなら一言いやだと言ってほしいですね。)
普通に室内をベタ塗りでも壁画の画材としてもいままで使った中で一番なのでおすすめです。

実はまた店舗を手掛けることになったので、店舗系のスケッチでした。
5月末に大阪にオープン予定のイタリアンバルの内装のデザインの依頼をいただき、今週、物件の契約もすんだようなので早速明日大阪に現調に行ってきます。出張の飛行機や新幹線の移動時間は結構好きで、ゆったりとアイデアをノートにまとめたり、スケッチしたり、映画見たり。。
夜はなんかうまいもの食べてゆっくり寝て。
日曜日の昼は大阪のクラヴマガにでもいきなり行ってまぎれて練習してこようかな。

いい店作るぞ!


Fish Hook with sleeping beauty eye


Fish Hook with sleeping-beauty eye 


Fish Hook with sleeping-beauty eye 

昔からアクセサリーや自分で使う小物を作るのがすきで、渋谷でカフェgallery PAXをやっていたときは、職権乱用気味に自分でつくったシルバーアクセサリーをそこで売ってたりしました。

アクセサリーという形をとった表現の方向性もなんとなく見えてきたので、近いうちに自分のつくったものをfishpondというブランド名でまとめて、だしてみようかとも最近たくらんでます。去年モロカイ島で訪れたフィッシュポンドから名前をとりました。物語を身につけるようなジュエリー。

そのfishpondの試作品として最近つくったこのFish Hook。自分のも含めて同じワックスから3つ作りました。
一つはゆうじさんの誕生日にあげて、そしてこの最後の一個は最近誕生日だった親友の齋藤君にプレゼントとして、今日あげました。2月29日という4年に一回の誕生日だったので、精魂こめて磨きまくり。キャスティング後のざらざらしたシルバーの表面からヤスリ、バフかけを何度も重ねてびっかびかに。紐あみからシルバー、留め具もオール手作り。
おめでとう!

Fish Hookはよくお守りとしてつかわれる有名なモチーフ。そこに去年ニューメキシコ、アルバカーキのちかくのターコイズトレイルで買ってきたスリーピングビューティーっていうターコイズを”目”のシンボルとして埋め込む。常に大きく見開いて、真実を見極め、前をむいている目。自分を見つめるinner eye。
僕は目をモチーフにしたりシンボライズしたりして作品のなかに登場させるのがすきです。デザインする模様のなかにも入れちゃったりしてます。やっぱり内と外をきちんと見極める目というのに憧れるからでしょうか。

そういえば昔、バックパッカーでヨーロッパを旅してたころ。
よくありがちなように、世界中いろんな場所から集まった一人旅してる者同士が夜、宿のテラスに何げなく集まってビール飲みながらわいわい話しあってる時。
子憎たらしい白人青年が僕に「まえから不思議に思ってたんだけど、東洋人って目が小さいから俺らより視野もせまいの?」と。「そんなわけないだろ、バカにしてるのかこの野郎」と一瞬カチンときて殺気だったのですが(まだ20代で若かったので)、そこでカナダ人の女の子が絶妙なタイミングで「東洋人の目がなんで小さいか知ってる?」。
その一言でそれまで笑っていたみんなも興味しんしんに。もちろん僕も。

「昔は東洋人も白人とおなじような大きな目をしていたのだが、外見に惑わされず物事の本質を心の目でみるように半分目を閉じてるうちに細い目になった。だから白人は外見にとらわれがちだけど、東洋人は内面をきちんと見極められる。」そんなことを話してくれました。ほんとかどうかはどうでもよく、えらく素敵な説なので秒殺で信じることにしました。あるていど説得力もあるし。









2012-03-21

woodprint ”海人丸”



a part of woodprint Uminchumaru 部分拡大図   


プロオーシャンアスリートの汰久治さんが毎年出ている、アウトリガーカヌーの世界選手権モロカイレース。そして、彼がライフワークとして取り組んでいる人力外洋航海「海人丸」プロジェクト。彼がなぜ、モロカイレースに14年間出続けていて、「海人丸」という船で何を伝えたいのかを、今年の5月に都内にて報告会というかたちで発表します。
彼のビジョンには共感できるところが多いので、僕は陸からそんな汰久治さんを応援してます。
そして、汰久治さんを通じて、いろんな面白い人たちに出会えます。今回報告会を一緒に企画しているこうへいくんや登子さんもそう。彼の口癖「海で人を丸く繋げる」がここ東京でも。きのうは、彼らと報告会をどこでどういうふうに行うかを打ち合わせしてきました。話すことはきちんと話しますが笑いが絶えないおもしろい打ち合わせでした。

そして、この木版は海人丸1号をシンボライズしたもの。(部分拡大です。全体像はできてからまた載せます)
これからおこなう汰久治さんのウェブサイトの一部コンテンツリニューアルやイベント、海人丸2号建造プロジェクトのキービジュアル用に制作してます。
最近は木版がマイブーム。木を彫刻刀でさくっさくっと彫って行く作業。消しゴムで消せる鉛筆で描く線やパソコンのコマンドZで一個前に戻ることができない作業。常に緊張感をもって彫刻刀の先に精神を集中。さくっさくっていう音一つ一つが気分を鎮静化させ、メディテーションです。すごい心が落ち着いて、落ち着いてるんだけど研ぎすまされる。

この海人丸1号の木版は3版を作りそれを合わせて刷ります。今は、とりあえず出来たところまでを一色で試し刷りしては調整している途中。版から紙をはがして絵を見る瞬間はそうとうアガりますね。昔写真をフィルムで撮っていた頃、現像液のなかで印画紙に画像がうかびあがってくるのを見るのと同じような気分の高揚の仕方です。
やっぱりアナログ製法は楽しい。
まあ、結局これが出来て刷り上がった物はデジタル化されて印刷原稿になるわけですが。0と1の中にも少しでも魂が残りますように。



2012-03-20

drawing for evolution & degeneration


drawing for "evolution & degeneration" 2010  ink on paper

きのうの夜は、僕の師匠の加藤先生と嚴、太郎さんとで、またまた焼肉ゆうじで食卓を囲む。
最高な肉を最高な仲間と楽しく食べる。まさに人を良くすること、食事。
最近は野菜中心の食生活をしてますが、一昔前は、ティラノサウルスなみの肉食でした。「朝昼晩、肉」というのも珍しくなく、肉を食べなければ飯を食った気がしないというほど。そんなんですから、肉には我ながらうるさいです。そして、いろんなところでいろんな肉を食べるなか、ずっと疑問だったことが。
それは、霜降り信仰。きれいな霜が降っていればいいとされる信仰。きれいな霜降りはたしかに油がのっていて美味しいですが、ちょっと油っこかったり、井がもられたりすることもあります。あとA3とかA4とかの格付規格もよくわかんなかったです。紙のサイズだったら瞬時に297x210とかでてきますが。
いつも焼肉ゆうじで食べる肉はきちんとゆうじさんが、そんな規格とか霜降りとかぬきに自分の経験と目で選んだもの。そしてその肉そのものの素材を最高に引き出すような食べ方で出してくれます。いろんな焼肉屋にいきましたが、僕個人的にはゆうじさんのところがベストです。どんなに食べても井もたれしない、油っぽくない。
なので、焼肉はもう最近ゆうじさんのところでしかほぼ食べてないです。あとはひたすら野菜中心。野菜中心の食生活になったのは、野菜をきちんと消化して野菜から筋肉を作れる強いしっかりした内蔵を作りたいから。馬なんて草しかたべないのにあんなに筋肉立派です。
この話をすると馬と人間はちがうじゃん。と言う人がかならずでてきますが、、

時間になりましたので、また明日。







2012-03-19

drawing " fling "

drawing "fly"  ink and collage on paper   2010  


土曜日はおっさんのお別れ会でした。
ごく親しい東京の友人が15人ほど集まりました。みなさん忙しいなかありがとうございました。
葬式も身内だけの密葬だっとことから現実味がすこしうすかったですが、お別れ会用の映像や写真を準備しているときに「ほんとにもういないんだ」と切実に実感しました。
おっさんは彼の独自の価値観とスタイルで自分の人生を生ききったと思う。たしかに短かったけど、短かった割には悔いはそんなにないんじゃないかな。おっさん独自の時間の流れや価値観の話でけっこう盛り上がって楽しい会だったと思う。
中重さんとか齋藤さんとかお世話になってるのにご無沙汰しちゃってる人たちや、昔うちのスタッフだった、日野やまさ、かなにもひさびさに会え、おっさんの昔からの友人にも出会えました。

なんかあればこうやって仲間が集まる。だけど、なんかないともう僕たちは集まんないのか?
なにもないと集まらないのも寂しいので、これからは何もなくてもたまには無意味に集まろう。そうマスターと話しました。たしかに皆、年々と家庭の用事や仕事がたくさんあって予定があいずらくなってくる。だけど、友達とすごす時間もそれと同じくらい大切なはず。「友達だからいつでも会える」と思いがちだけど、むかしのように「なんにも用事がないからこそ会う」のも貴重だな、と。用事がないのに会える友達。大切にしていきたいです。本来友達に会うのに理由とかいらないはずですから。超当たり前だけど、当たり前すぎて、たまに見えなくなることシリーズでした。

2012-03-16

drawing "Last laugh"


drawing "last laugh"   water color and pen on paper 2010


きのうにひきつづき、「ひとのふりみてなおせ企画書」シリーズ。

話はさかのぼりますが、昔、渋谷でsugar high というバーをやっていたころ。
Sugar Highは客もスタッフも多国籍で癖のある楽しい店。僕は店長だったので、経理、採用、運営、仕入れ、全部やってました。バイトがたりなかったので、アルバイト情報紙の友人にたのんで、巻頭カラーぺージで、「渋谷の個性的、国際色豊かなDJバーでバーテンを募集」みたいな記事をだしてもらいました。
2〜3人欲しかったのに、なんとびっくり300人くらいの応募がきました。ほぼ、履歴書で落としましたが、それでも面接は40〜50人したとおもいます。
そこでまたびっくり。ほぼ全員が「俺が俺が、、」「私が私が、、」状態。
どうしてうちで働きたいの?って聞くと
「将来、海外で働きたいので英語の勉強が働きながらできると思って、、」
「留学したとき学んだ英語を日本に帰ってきてからも忘れないように使えるから、、」
「外国人とふれあう機会がほしいから、、」
それらはたしかにとても大切なことです。友達とか仲間どうしだったらそれでいいです。
が、面接してる僕にしてみると、正直あなたが何をしたいかは結構どうでもよくて、うちの店のために何をしてくれるか、をアピールしてくれるとうれしかったです。
おなじことでも、「留学したときに身につけた英語力とコミュニケーション能力があなたの店に役立ちます」と、相手のメリットに焦点をあわせて言ってくれるとすごいうれしいです。内容はまったく同じでも言い方一つでその人が、相手の立場に立てる人かどうかがさくっとわかります。

とは言えやはり、自分の作った企画書を見直してみると、熱心につくってるあまり内容にのめり込んで、気がついたら「自分が自分が、、」が出てきます。そこで「なにが相手にささるのか」、相手の立場になって見直してみる。企画を提出する熱心なこちら側とうけとる相手側の温度差はもちろんあるので、いきなり熱い「僕が、僕が、、」的思いをぶつけてもびっくりされます。
情熱をもった主観と、相手の立場にたった客観性をいったり、きたり。その間のいいバランスをいつも心がけていますが、なかなか難しいですね。


















2012-03-15

Drawing "bounce"

drawing from sketchbook "bounce" 


今日は半日くらい企画書作りに費やしました。
面白いアイデアを形にしたり、やりたいことを仕事にするために、それがメリットになりそうな企業などに、とにかくいつも企画書を作って出してみます。
たいていそんなものは通りません、採用されるのは10〜20件に1つくらい。断られてもめげずに出す。断りの返事がくるのはよいほう。半分くらいが無視されます。それでもやり続けていれば、通る企画ももちろん出てきます。

いつも、企画書をだしてプレゼンする立場ですが、何年か前弊社クライアントのモルソンクアーズにアドバイザーとして雇われた時、企画をプレゼンされる側、メーカーの立場に1年ほど立つことができました。
プレゼンされる立場でものすごいいろんな事を学びました。
まず、たいていの企画書がつまんない。わくわくしない。プレゼンのときに企画書をもらっても「うわーこの企画書、ぶ厚い!これ説明されるのたまんないなー」って。失礼な話ですが、事実ですからしょうがないです。
やる気を企画書のページ数で表現するのも論外です。データとかグラフとか正直よくわかんないです。

と、ここで我が身を振り返ると、実は僕も似たようなことしてました。
なので、最近は企画書をつくるときは、相手の立場になって、なるべく簡潔に要点をまとめて、わくわく感があるビジュアルをつけて、見る人が退屈しない&いっしょにやりたくなるような表現を気をつけてます。
相手の時間をさくわけですから、ちょっとでも見てよかったと思われる物を、と。
まさに人のふりみて我がふり直せ系。そんな機会をあたえてくれたクアーズの竹崎社長に感謝。
相手の立場に立ってみる。=イコール視点を変える。この作業はアーティストとして物をつくるときも、スタンスの振り幅がおおきくなり、とても役立ちます。

で、今日書いてた企画書は、モロカイレース取材の機材協賛の企画。過酷なレースなので、撮影環境もシビア。
どうか通りますように。
跳ね返されても、また形をかえて挑戦しますが。


2012-03-14

Drawing from surf trip sketch book





drawing  from surf trip sketch book 2010 


最近スカイプデビューしました。
僕は携帯メールすらやらない、携帯メール時代の波にちょっと乗れない人。
PCメールと携帯で十分です。なんでやらないの?ときかれても、これまた、なんでやらなければいけないの?と答えるしかありません。
たぶん僕が携帯メールしだすと、運転中とかひたすらメールうちそうで危ないし、ひたすら携帯いじってるのもやなのでやりません。用事があったら電話をください。オールドスクールでいいです。
「電話するほどの用事じゃないときに便利だよ」と言われた事もありますが、電話するほどでもないんだったら知らせなくても大丈夫!
そんな僕でしたが、今日、海外の取引先に強引にスカイプにもちこまれました。リアルタイムで話ながら、データのやり取りも簡単ではやいとか言われて、ちょっといやいやでしたが、スカイプでしゃべりながらデータのやり取り。
やってみるとすごい便利でした。相手が香港だったので時差もないし。
だいぶ遅れましたが、みんなが乗っているスカイプ波にやっと乗れた感です。これからも、くる波全部に乗っていたら大変なので、僕は波を吟味して自分のスタイルにあったのに乗りたいな、と思います。

技術が発展してこうやってどんどんボーダーレスになっていくのでしょうね。
テレビ電話で話ながら仕事するなんて、僕の子供のときは、それはSFというジャンルでした。
どんなに通信技術がはってんしても結局は人と人の繋がり。発展すればするほど繋がりが大切になってくるかもしれません。仕事の発注も近所にいる知らない人よりも遠くにいる友達に発注なんてこともおこってくるわけですから。
なので、海を超えても連絡してくれたり、仕事を発注してくれる友人達に感謝です。ありがとう。







2012-03-12

Drawing "a stray dog"

"a stray dog" drawing 2010 pen on paper

昨日は僕の命の恩人であり、人生の師匠である加藤先生の誕生日。
嚴と一緒にささやかながらお祝いをさせてもらいました。白金にあるうずらで鯨を沢山食べる。最高に美味しかったです。初めて行ったのですが、店の女将さんも最高におもしろい人で、最後はみんなで楽しく盛り上がりました。


僕は以前左肩を痛めて脱臼癖があり、3〜4人の医者に診てもらいましたが、その医者達全員に「手術しないとスポーツはもう出来ない」と言われていました。が、「そんなわけない。手術しないでも治るはずだ」とあきらめずにいたところ、友人に紹介してもらった整体師が加藤先生。それが、7年ほど前の最初の出会いでした。

怪我というのは、書いて字のごとく、我を怪しめ。怪我の原因は自分にある。と説かれ、僕の肩の故障の原因は腰にあり、腰が悪い原因は生活習慣にある。ときちんと原因を説明していただき、その原因が結果をもたらすまでのプロセスも丁寧に教えてくれました。いままで、いろんな人に診てもらいましたが、根本的な原因をきちんと示して、その原因自体を解決する方法を言ってくれた人は初めてだったので目から鱗でした。たいていの医者は「あーもうこれは完全に癖になってますね、手術しましょうか」って。そんな気軽に手術って決めるなきちんと説明しろ!と心の中で叫んでました。

怪我をした原因、病気になった原因を探る。よく考えたらあたりまえですが、いまの世の中、なかなか原因を見極め根本からきちんと直そうという風潮がないので、加藤先生の教えはありがたいです。痛かったら痛み止め、熱がでたら、解熱剤、そうやって、痛い原因や熱がでた原因を問うまえに薬付けになり、自分の免疫力を弱めて行ってしまう。そしてまた熱がでて薬をのんで、と見事な弱くなるスパイラル。人間力の低下。もちろん薬のおかげで助かる人もいるので、薬を否定しているわけではなく、安易に頼りすぎるのはどうかと。そう思えるようになったのも先生のおかげです。ちなみに故障した肩は先生の教えにしたがい、生活習慣を根本から見直して手術なしで治りました。

そして、整体だけではなく、何かあるたびに相談に乗ってもらい、きちんと原因を探し、根本からなおしつつ、現代社会でバランスをとって行く考え方をおしえてもらいました。その他数えきれないくらい色々と体の故障を直してもらいました。先生のおかげでこうやって健康で、自分のやりたいことをやれています。
心から信頼できる指針をかならず示してくれる人がいる。すごい幸せなことです。先生ありがとうございます!






2012-03-10

Drawing "a bird in a imaginary cage"

" a bird in the open cage"  drawing  2010 pen on paper

これも、旅の途中で何気なくスケッチブックに描いたドローイングシリーズ。
旅スケッチブックを開くと、それを描いたときの空気感みたいのが一気によみがえって旅気分を追体験できます。
昔聞いてた音楽を聞くと当時の記憶が鮮明に思い出せるように。

バリ、クタ。真昼の強い日差しをさけるために風通しのいいカフェでのんびり過ごす。壁に掛かったおっきなテレビでなんかの海外ドラマをぼーっと見てると、「Don't tell me what I can not do」って怒りながら言っている車椅子にのったおじさんが、「自分はなんだって出来るんだぞ」と。
まさにその通りと思いました。
他人に自分が何をできるか決めてほしくないですね。自分で出来ると思ってやってることはたいてい出来るようになるわけですから。限界は他人に設定してもらうものではなく、自分で設定するもの。
これが限界と自分で思ってしまえばそうなってしまうし、まだまだ、って思えばまだまだです。
普通に生活していて、やりたいことを見つけたときに、障害となって自分の目の前に立ちはばかるもの。それはたいていは自分でかってに思い込んでしまっている「限界」。考え方一つでその障害は消えてなくなります。
鳥かごをかってに自分の目の前に想像して、あると思い込んでいる鳥みたいなものです。そんな鳥かごはさくっと捨てて飛び立てます。ただ飛び立つときは、自分より大きな動物に食べられないように注意することも忘れずに。
そんなリスクがあるから、飛び立つことはさらに面白い。
たしか、そんな事をとりとめもなく考えながらこれを描いたような気がします。



2012-03-09

Things you own end up owing you


drawing " Things you own end up owing you"   from Sketch book 2010
quotes from Fight Club

チャック・パラニュークの小説「ファイトクラブ」に出てくる台詞。主人公のオルターエゴというかもう一人の人格のタイラー・ダーデンが言ってました。(ブラットピッドの映画も結構好きです)
「自分の持ち物に支配されちゃう。」
本来自分が主人で持ち物は主人の為に働くもの、だけど逆転して、自分の持ち物のために、主人である自分が働く。
なんじゃそりゃ。と思いがちだけど、意外とおこりがちなこと。
ローンで買ったものの支払いを、毎月せっせとしてるのはもうこの状態。いいとか悪いとか別にして。
僕はローンとかお金を借りるのがすごく嫌い。なので、この台詞を読んだときは、「これだ。だからか。」と納得。
自慢ですが、ローンで物を買った事もないし、自分の会社も借り入れゼロ。
要は分割しなきゃ買えないようなものは、僕は持たない。分不相応ですから。自分の身の丈にあったもので十分。
いい洋服着たって、洋服に着られたらしょうがないわけだし、上下グレーのスエットでもかっこいい人はかっこいい。

そして、この台詞はこう続きます。
It's only after you lose everthing that you're free to do anything.
すべてを失って初めて自由になる。
これはむずかしいな〜。
まあ、物語のなかだと主人公の住んでた家が火事になっちゃって実現するわけですが。

旅先でよくスケッチブックに普段思ってる事やその場所で感じたことを何気なくドローイングしてます。好きな言葉からインスパイアーされたものとか、作品のアイデアとかを、ビーチとかカフェとか宿で紙に自由に描きとめる。
まあ平たくいうとただの落書き。不思議と時間がたっても、そのスケッチブックのドローイングを見ると描いているときに何を思っていたかを思い出せます。今朝大量にあるスケッチブックやノートを整理していたので、それらを見ていろいろと思い出してました。なので、これからしばらくスケッチブックシリーズでいきます。






2012-03-06

No TV Yes Life


Meiwok Village in Papua Newguinea 2012

じつは僕はテレビをまったく見ないです。年間総合テレビを見てる時間は30分以下だと思う。我が家のプラズマなんとかスクリーンは映画をDVDで見る専用。アンテナにも繋いでないので見ようにも見れない。

なぜか。嫌いだから。ただそれだけ。トマトを嫌いな人がトマトを食べないのと同じ。
なんで見ないのってよく聞かれますが、僕からするとなんで見るの?と思う。

かれこれ20年近くそんなテレビ嫌いなので、芸能人関連の話題はほぼ知ったかぶりです。聞いたことがあっても顔が一致しない。となりに芸能人がいても全く気がつきません。パーティーで芸能人に職業を訪ねたこともあります。

ニュースとかどうするの?ともよく聞かれますが、結構必要なことはテレビみなくても耳に入ってきます。どうせ、日本の場合はニュースとか報道とかマスコミによる弱いものいじめがほとんどですし、スポンサーに都合の悪い事は絶対にいいませんから、見なくても以外とそんなに不都合はないです。

テレビをつけない空間では会話を大切にするし、本をゆっくり読めるし、くつろげるし。いいです。
ということを初対面の人などに説明するのもおっくうなので、必殺「知ったかぶり」。
仕事の打ち合わせなどで、CMに起用する芸能人のはなしや、広告に使うタレントの固有名詞がでたときは、必殺iPhoneで机の下でこっそり調べる。そして、帰ってネットで調べる。そんなんでなんとかなるものです。
No Music No Life だけど、No TVはYes Life。

で、この写真は1月に行ったパプアニューギニアの村。電気がないので、もちろんTVもないです。広場の真ん中にたっている2本の杭は、最近このへんの村ではやってるバレーボールのネットを貼るためのもの。右のおっきな小屋は村人みんなのリビングルーム。もしここにテレビがあったら、みんなひたすら見ちゃうんだろうな〜。




Last day of Tom Freund Japan Tour



Tom Freund ,the last day of the tour at Goatee cafe ,Kamakura 

きのうの夜が、トムの今回のツアーの最後の日。けいじさんがやっている鎌倉の駅のすぐちかくのこだわりのカフェGoateeで最後の演奏。ちょうど一週間まえにトムと大阪の山奥で雪のふるなか餅つきを一緒にしてたのが、遠い昔のよう。たった1週間前なのに。
全部で10回の公演。そしてこのツアーを企画して実行していたけいじさんもお疲れさまです。
「地方の田舎にあるこだわりの小さい箱を回るツアー」最高です。とくに演奏場所と宿泊場所が一緒になってる綾部のログハウスカフェとか地域との一体感が絶大でした。
アリーナでたくさんの人に大きな音で聞かせるのもいいですが、今回のようにアコースティックセットのワンマンライブをこじんまりと囲んで、そのあとお客さんもいっしょに食事したりしてみんなで仲良くなるのもよかったです。
ドーンっと沢山のひとにいっぺんにっていうより、一人一人を大切に深く。そういう昔むかーしのコミュニケーションがこれからもっと見直されて大切になっていく時代なんだろうなと、このツアーに同行して感じました。
浅く広くより、狭くても深く、そしてすこしづつ地味に広げて行く。今回のツアーでトムの演奏を聞いた人は、ものすごい心に刺さったと思います。それは大きな会場ではできない刺し方。たぶんこれからずっとトムのファンになったと思います。トムも言ってました。「こうやって、オーディエンスと近い距離で親密な空気のなかで演奏してると自分がなんで音楽をやってるのかを思い出させてくれて原点にもどれる。そんな体験をできてうれしい」って。
そんな台詞を聞けた僕もうれしかった。そんな彼のあったかいスタンスがもろ曲にもあらわれてます。
おすすめなので是非一度聞いてみてください。
truly mellow , without her i'd be lost, 新しいアルバムからeverything, 
そして今回のツアーでも泣いた人が一番おおかった、cant cry hard enough
以上が僕のおすすめの曲です。







2012-03-03

Surf in PNG

 surf in PNG Sukura point   gopro camera

surf in PNG Tupira point   gopro camera


先日日本に雪をふらせた低気圧のうねりが、もうすこししたらハワイに入って、ノースにいるしんぺいプロがまたどチューブをメイクするのでしょう。2/28のバックドアでのしんぺいのナイスライドがここで見れます。いつもながらすごい。このsurfdaysというサイトはついつい見入ってしまいますね。あっという間に30分。

今日はこれから、今年パプアニューギニアに行った面子が集合(ノースにいるしんぺい以外)。藤沢のほうにいってご飯食べてきます。この写真はゴープロで撮った写真。スポーツって自分のフォームを写真とかビデオでみるのが一番客観的にわかっていいですね。自分では腰を落としてるつもりでも、全然おとしてなかったり。ガードあげてるつもりでも下がってたり、パンチ伸びてるつもりがちじこまってたり。とにかくそんなスポーツシーンでGoproは大活躍。防水で頑丈で小さい。このあいだ、頭につけてスパーリングしても大丈夫でした。

PNGにいる間、夜はずっとしんぺいのサーフィン教室。海でしんぺいがいろいろと見ててくれて、夜、宿でその日のだめなポイントを説明して、フォームや体重移動の修正してくれました。陸でできないことは海でできないといわれ、正しいフォームが身に付くまで動きを教えてもらう。それを毎日繰り返したおかげでバックサイドの苦手意識もだいぶとれて、ボトムからトップへあがるときも何とかなるようになりました。ありがとうしんぺい!トッププロにマンツーマンで教えてもらって、それをプロのサーフィンカメラマンに撮ってもらえる。だれもいない南国の最高の波で。ふつうだったらありえない状況。

いろんな人にPNGの写真ー波の写真や村人の写真や景色ーを見せると、みんな「いいなー行きたいなー」と言います。が、今回1ヶ月前に空きがでたので、行きたいなーと言ってた人を誘ってみたのですがだれも来ません。
時間が、仕事が、、、。一年前に誘うと「来年だからわかんない。」直前だと、「もっと早く知ったら行けたのに。」
残念ですね〜。ちなみに僕は政府系山田さんに初めてあって、PNGに誘われたときは、即決。出発の3週間前でした。
ボールを投げられたら、バットを振ります。たとえ当たらなくても。見送るよりは三振。フォアボールで一塁にでるくらいだったらおもいっきり振って三振。んっ?それは一塁にでたほうがいいか。

誘ったのに行かなかった人たちが逃したもの。(今度は一緒に行きましょう!今度があれば、、)
■誰もいないパーフェクトウェーブでのサーフィン。
■村人との楽しい時間。
■プロのサーファーのマンツーマンレッスンによる上達。
■それをプロに撮ってもらえる事。
■最高な大自然。
ざっとあげるとこんなものですか。
そして僕がパプアニューギニアに行った事によって逃したもの。
■東京ですごす楽しい時間。

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出かける前にアップしたと思ったらアップされてませんでした。
今、帰ってきました。今日も楽しい面子で食卓を囲めました。今年一緒にPNG行った面子+山田さん、あと今回キッズ用の板をシェイプしてくれたケウレクラフトの松山さん。松山さんは北海道出身の朴訥なかんじのすごく素敵な人。同じ北海道出身ということもあって今日会えるのを楽しみにしてました。彼にいろいろと話を聞いたのですが、今回PNGの子供用に作った板は、ご自身が一番最初に乗ってた板をクロスをはがして、フォームを削り直して作った思い入れの強い一本だとか。感動です。そんな人が削った板に絵を描くことができ嬉しく思います。感謝。


























2012-03-01

Dog portrait "KUMI"


 Portrait of Kumi from Mr.O'Donnel


 Portrait of Kumi from Mr.O'Donnel

O'Donnelさんちのクミ。先週のトムのツアーに同行する直前に撮ってやっと現像できました。
人間を撮るのと同じような気持ちで、犬のポートレートを撮る。その犬の性格や雰囲気がきちんと捉えられるように。コーギーのクミは鼻筋の通った美人さん。たぶん自分が美人でちやほやされてるのがわかってますね。撮影の時もすごく言うことを聞いてくれました。これからこの写真にあう、額縁を作って納品。額縁は木でつくって、クミのやわらかい感じが引き立つようにシンプルな直線的な模様を彫ろうかな。額縁つくりも楽しいです。

きのうは、4年に一度の2月29日。そして齋藤君の誕生日。4年に一度しか歳をとらないので、まだ8歳くらいかな。なので、今日は男二人で自由が丘のレストランでお祝いをしてきました。なぜかここ何日かは、男二人でおしゃれなレストランにいってます。スペアリブが美味しいと噂なので行ってみたら、洒落た女子率が高い店で男客は僕たちだけで浮いてるのにも関わらず、ゆっくりくつろぐ。やっぱり気のあう仲間と一緒に飯をたべてるといろんなアイデアがおもいついていいです。齋藤君にも、汰久治さんとの5月の報告会の話をして手伝ってもらうことに。