Special Award 2011 from "KOUBO GUIDE"
僕たちがやっている
ゴミコンが公募ガイドに掲載された2011年のすべてのコンテストの中から
特別賞に選ばれ、記念に盾を頂きました。
ゴミコンは「必要なものを不要なものでつくるコンテスト」
必要なものとは=売れる製品
不要なものとは企業などで「廃材」と呼ばれているまだまだ使える可能性のある素材。
それらの素材をリストアップし素材として、製品を作るアイデアを募るコンテスト。
審査員はショップのバイヤー。選ばれたアイデアが実際に製品になったら自分のところで実際に売るか、を基準に審査。
ゴミコンの目的は3つ。
知ってもらう、参加してもらう、よい製品を作る。
毎月、どれだけの可能性のある素材がどれだけ大量に捨てられているか、現状を知ってもらう。
そしてそれらをプラモデルのパーツのように組み合わせてなにかできないかを考えて参加してもらう。
そこから良い製品を作る。
良い製品とは?
結局、一つのものを長い間愛用して使用するのが結構エコだと思う。
ただ、残念ながらエコをうたった製品にはかっこいいものが少ない。エコを前面にだして機能性やデザイン性を犠牲にしてたり、「プロダクト」としては疑問が残るものがおおいと感じる。
実際に自分の愛用している物の愛用している理由を考えてほしい。
「デザインがいいから」「頑丈だから」「機能的だから」「好きなブランドだから」「おしゃれだから」などなど。
「資源を再利用してるから」とかという理由はなかなか上位にこないのでは。
なので、本コンテストもエコが前面にでるよりもプロダクトそのものの良さが前面にでてるものを評価し審査しました。
プロダクトとして優れている事がまず目に入り、よく見ると環境にもやさしいんだ。みたいな。
「環境にやさしい」「地球にやさしい」を前面にだしている商品はどこか貧乏臭いものがおおいい。
(個人的に貧乏は我慢できるけど貧乏臭いのはちょっといやです。)まず製品としての良さが目に入るべき。そういうスタンスのコンテスト。
フライタグのバッグなんていい例で、再利用がかっこいいのではなく、再利用の仕方がかっこいい、プロダクトの本質にもマッチしているからいいんです。そっから再利用がかっこいいというトレンドを作って行く。いいなー。
あれはかっこいいからみんな買うわけです。
そんな製品を、捨てられているものから作ろう!っていうのがゴミコンの原点。
廃材を提供する企業もいままで毎月金払って廃棄していたのが、ただで処分できるし、
材料費がほぼただで、製品開発費も格安なので、アイデア提供者(グランプリの人)にはいるロイヤリティーも大きい。
審査しているバイヤーもある程度すでにプロモーションされている利益率のいい製品が自分のショップに並ぶ。
と、材料提供者、参加者、審査員とすべてがウィンウィンウィンシチュエーション。
さらにいままでゴミとして処分してたものがまた生き返るわけだし。
というスキームを思いついたのがほぼ3年前。(こういうアイデアはしょっちゅう思いつき、その度に企画書にして
どこかにだして、、、っていつもやってます)
そして、日頃から廃材をリスト化したり廃材の使い道を模索しているニューズドの青山君と出会い、ゴミコン実現までいろんなところに企画書をだしたり、働きかけて実行にこぎつける。
特に青山君はいろんなところを回って協賛企業や廃材提供企業を集めてくれました。
そんなこんなで開催した第一回目が、こんな形で賞をもらって評価されるのは発案者としてすごい嬉しいです。
チームのみんな、参加してくれた皆さん、そして協賛していただいた企業の方々本当にありがとうございます。
今年、第二回目をさらにパワーアップして開催します。正しいと思う事を楽しくやる。
今日もそんな打ち合わせをしてきました。この写真はニューズドのオフィスで撮ったもの。もちろん全て廃材で作った超ポップでファンキーなオフィスでした。