"海人丸" a symbol of Uminchu-maru project wood print 2012
彫って彫って、刷って刷って、また彫っての繰り返しで今日完成。
最近木版にはまっているので、ひたすら彫ってます。そして彫金でも彫ったり削ったりなので最近は鉛筆より彫刻刀を握っている時間のほうが多いです。ふと思ったんだけど彫刻刀ってもう少し進化してもよさそうなのに。エルゴノミクスにもとずいたグリップだとか、チタンで出来てるとか、カーボンファイバーのグリップで衝撃を吸収とか、、、
オーシャンアスリート荒木汰久治がアスリートとして毎年挑戦しているモロカイ島ーオアフ間を渡るカヌーの世界大会、モロカイレース。そして、そこで培ったものを海人丸という船をつかった航海で仲間と共有し、世の中に伝える。こんどは一人のウォーターマンとして。
彼にとってこの2つは、一本の軸の両脇についた車輪のようなもの。両方が廻って初めて進む。進むためにKeep paddling。
海で人を丸く繋げる「海人丸」というプロジェクト。
2005年、沖縄から愛知万博までの完全人力航海56日間を成し遂げた海人丸一号。
そして、中国への航海へむけて、今年から海人丸2号を建造予定。
地元の人や子供を巻き込んだ海とふれるスクール「海人丸道場」も開校。
すべては、海で人を丸く繋げ、失われつつある「人間力」を取り戻すため。
この木版は海人丸プロジェクトのシンボルとして制作しました。海人丸2号の建造費の寄付金集めのT−シャツやイベント、道場など、いろんなことに使用していく予定です。
心で見る島。スターナビゲーション。Keep paddlingの大きな輪。いろんな要素をすべて入れて彫りました。
海で丸くつながった人の輪がより大きく、より強いものになりますように。