2011-11-26

Sidestory "Power spot /Power people" 写真展



Hanohano and his daughter in front of his house in molokai


4月に汰久治さん、ショウタと一緒にモロカイに行ったときに会ったフィッシュポンドの番人(メンテナンス人?)のハノハノ。偶然会っていろいろと話していたら、フィッシュポンドの話や島の事をいろいろと聞かせてくれました。
家の前の海に流れる小川の中で娘をだっこして、日を浴びながら午後を過ごしてました。この写真は今回のNALUの展覧会には展示されていませんが、またどこかで展示できたらと思ってます。
「800年前に俺らの先祖が作ってくれたもの(フィッシュポンド)を俺がメンテナンスして、次世代にきちんと渡すんだ。いい仕事だろ」と誇らしげに語ります。その誇りの中には謙虚さと先人に対するリスペクトを感じる。どうやって島の反対側から祖先が岩を運んでフィッシュポンドを作ったかも説明してくれる。
「この島にいると、いくらお金もってるとか、大企業に勤めてるとか、まったく関係なくみんな平等。関係あるのはそいつの人としての中身。どれだけコミュニティーにきちんと貢献してるか。」とも続いて語ってくれた。
すごいなー。初めて会った人同士の立ち話の内容をはるかに超えたディープな話をずどーんとぶつけてくれた事にものすごい感謝です。「いやーいい天気ですねーそうですねー明日は寒くなるみたいですよーそうなんですかー」、、、
彼の話を聞いてもう一度、フィッシュポンドを見ると先人達の息づかいが聞こえてきそうでした。

そして9月にこの写真をプリントして持って行きましたが、残念ながらハノハノには会えず、彼の友人に渡してとお願いしてきました。いまごろこの写真が彼の家に飾ってあったりしたらいいな。